
はじめに
Windowsを使っていて突然表示される 「エラー 0x80070424:指定されたサービスがインストールされていません」
主に Windows Update 実行時や Microsoft Store のインストール時、さらには Windows セキュリティを開いた際などに発生します。
「一体どのサービスが見つからないの?」
「どうすれば復旧できるの?」
と戸惑う方も多いでしょう。
このエラーは、本来起動しているはずの Windows サービスが無効化・消失している場合に発生します。この記事では、その原因と2025年最新版の解決方法を分かりやすく解説します。
エラー 0x80070424 が発生する主な場面
- Windows Update のチェックや更新実行時
- Microsoft Store からアプリをインストールするとき
- Windows セキュリティやファイアウォールを開いたとき
- サービス(Windows Update / BITS など)が停止または消失しているとき
つまり「サービスが存在しない・停止している」状態で起きるのがこのエラーです。
主な原因
原因1:Windows Updateサービスの無効化・消失
最も多いのが Windows Updateサービス自体が無効になっている、あるいは削除されてしまっている ケースです。
特に、レジストリの改変やサードパーティ製の最適化ツールを使用した場合に起こりやすいです。
確認方法
- 「スタート」を右クリック →「ファイル名を指定して実行」
- services.msc と入力し、サービス一覧を開く
- 「Windows Update」が存在するか確認
- あれば「手動」または「自動(遅延開始)」に設定されているか確認
存在しない場合は、後述の DISM で修復を試みましょう。
原因2:BITSやセキュリティ関連サービスの破損
- BITS(バックグラウンド インテリジェント転送サービス)
- Windows Defender / ファイアウォール
これらが無効化されていると、更新だけでなく通知や保護機能まで停止することがあります。特にマルウェア感染やレジストリ改変が原因の場合は注意が必要です。
解決策(2025年最新版)
解決策1:Windows Updateサービスを手動で再登録
- 「Windowsターミナル(管理者)」を開く(Win + X → 上から2つ目)
- 以下のコマンドを順番に入力
sc config bits start= demand
sc config cryptsvc start= demand
sc config usosvc start= demand
sc config installservice start= demand
sc config mpssvc start= auto
sc start wuauserv
sc start bits
sc start cryptsvc
sc start usosvc
sc start installservice
sc start mpssvc
その後、Windows Updateを再実行してください。
解決策2:DISMとSFCでシステム修復
サービスそのものが消えている場合は、システムファイル破損が疑われます。
- 管理者権限で「ターミナル」を起動
- 以下を実行
処理完了後、続けて実行します。
👉 ネット環境が必要、処理に時間がかかる点に注意してください。
【更新コンポーネントのリセット】net stop wuauserv
net stop bits
net stop cryptsvc
ren %systemroot%\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
ren %systemroot%\System32\catroot2 catroot2.old
net start cryptsvc
net start bits
net start wuauserv
これで更新キャッシュの破損が原因のケースを除去できます。
解決策3:Windows Updateトラブルシューティングを実行
初心者向けの最も簡単な方法です。
- 設定 →「システム」
- 「トラブルシューティング」
- 「その他のトラブルシューティングツール」
- 「Windows Update」→「実行」
軽度のエラーなら自動修復されることがあります。
解決策4:Windowsセキュリティアプリを再登録(PowerShell)
Defenderやファイアウォールが壊れている場合は再登録が有効です。
※Windows セキュリティが開かない/真っ白時の対処として有効です。
実行後、PCを再起動して確認しましょう。
他のエラーとの違い
エラー 0x80070424 は、よくある Windows Update エラー(例:0x80072ee2 や 0x800f0954)と混同されやすいですが、最大の特徴は 「サービスそのものが存在しない」 状態で発生する点です。他のエラーが通信や更新プログラムの不具合に起因するのに対し、0x80070424 はより深刻で、システム内部のサービス破損が原因であるケースが多くなります。
レジストリでの確認方法
上級者向けですが、レジストリからサービスの存在を確認することもできます。
手順
1. 「スタート」→「ファイル名を指定して実行」で regedit
を入力
2. 以下のキーに移動
3. 「Start」値が 2
(自動)または 3
(手動)になっているか確認
もしキー自体が存在しない場合は、サービスが削除されているため、DISMによる修復が必須です。
マルウェアや不要ソフトの影響
サービスが消える原因の一部には、マルウェア感染や不要な最適化ソフトによる強制無効化もあります。特に「ブースター系」「レジストリクリーナー」といったフリーソフトが影響しているケースが多いため、心当たりがある場合はアンインストールを検討してください。また、セキュリティソフトでのフルスキャンも有効です。
安心して使えるおすすめアイテムをピックアップしましたので、参考にしてみてください。
再発防止のための予防策
- 定期的に Windows Update を実行する
- 不明な最適化ソフトやレジストリクリーナーを使わない
- 「サービス一覧」を定期的に確認して異常がないかチェック
- トラブル発生時に備えて復元ポイントを作成しておく
FAQ:よくある質問
Q1. エラー 0x80070424 は Windows 10 でも出ますか?
→ はい。Windows 10/11 共通で発生する可能性があります。
Q2. Windows Update が完全に使えない場合は?
→ Microsoft公式サイトから「更新プログラム(MSUファイル)」を直接ダウンロードしてインストールする方法もあります。
Q3. 修復しても直らなければ?
→ システム修復で改善しない場合、リセットや再インストールが必要になることもあります。
まとめ:サービスの存在確認から始めよう
- サービス一覧で「Windows Update」が存在するか確認
- なければ sc config コマンドで再登録
- 解決しなければ DISM と SFC で修復
- セキュリティ関連が壊れていれば PowerShellで再登録
「指定されたサービスが存在しません」というエラーは焦りますが、順番に試せば多くのケースで解決可能です。復旧後は必ず Windows Update を手動実行し、正常動作を確認しましょう。
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