もう「開いて確認」は卒業!Windowsフォルダ操作が爆速になる快適テクニック集

日々のパソコン作業、お疲れ様です。フォルダの中身を確認するたびにウィンドウを開いて、また閉じて…という作業、実は結構な手間ですよね。特にファイル数が多いフォルダだと、うんざりしてしまうこともあるのではないでしょうか。
しかし、ご安心ください!Windowsには、フォルダを開かずに中身を把握したり、目的のファイルに素早くアクセスしたりするための便利な機能がたくさん隠されています。
今回は、そんな「もう一回一回開けて確認するのは面倒!」とお感じのあなたに、ぜひ試していただきたい快適テクニックを厳選してご紹介いたします。これらのテクニックをマスターすれば、フォルダ操作の効率が劇的に向上し、日々の作業がよりスムーズになること間違いなしです。

プレビューウィンドウを活用する

PC作業が快適になって喜ぶ女性

エクスプローラーの「表示」タブにある「プレビューウィンドウ」機能を有効にすると、選択したファイルの内容を右側のウィンドウでプレビュー表示できます。画像、テキストファイル、PDF、Officeファイルなど、様々な形式のファイルに対応しており、わざわざファイルを開かなくても内容を素早く確認できるため、非常に便利です。

設定方法

エクスプローラーを開き、「表示」タブをクリックします。「プレビューウィンドウ」をクリックしてオンにするだけです。

✔️エクスプローラーとは?
エクスプローラーをWindows 11でチェックするには
①タスク バーまたはスタート メニューで選択
②キーボードの Windows ロゴ キー + キーを押す
のいずれかで選択できます。

詳細表示で情報を見やすくする

エクスプローラーの表示形式を「詳細」に切り替えることで、ファイル名だけでなく、更新日時、種類、サイズなどの情報を一覧で確認できます。これにより、ファイルを開かなくても、目的のファイルを特定しやすくなります。

設定方法

①エクスプローラーを開き、「表示」タブの「レイアウト」グループにある「詳細」をクリックします。

②「詳細」表示では、各項目のヘッダーをクリックすることで、並べ替えも可能です。ファイル名順、更新日時順、サイズ順など、目的に合わせて並べ替えることで、より効率的にファイルを探せます。

クイックアクセスを活用する

よく使うフォルダやファイルを「クイックアクセス」に登録しておくと、エクスプローラーを開いた際にすぐにアクセスできます。頻繁にアクセスするフォルダを登録しておけば、深い階層にあるフォルダを開く手間が省けます。

登録方法

エクスプローラーで登録したいフォルダを右クリックし、「クイックアクセスにピン留め」を選択します。

💡エクスプローラーの左側のナビゲーションウィンドウにある「クイックアクセス」から、登録したフォルダにワンクリックでアクセスできます。

フォルダオプションで表示設定をカスタマイズする

フォルダオプションをカスタマイズすることで、さらに快適なフォルダ操作環境を構築できます。例えば、以下のような設定が可能です。

常にアイコンを表示し、縮小版は表示しない

ファイルの内容ではなく、アイコンで表示することで、フォルダの表示速度が向上する場合があります。

設定方法

①エクスプローラーを開きます。

画面下のタスクバーにあるフォルダのアイコンをクリックするか、Windowsキー + Eキーを押すと、エクスプローラーが開きます。

②「オプション」を開きます。

エクスプローラーの上部にあるリボンメニューの「表示」タブをクリックします。

③右端にある「オプション」ボタン(または「オプション」と表示されたメニュー)をクリックします。これにより、「フォルダーオプション」ダイアログボックスが開きます。

④「表示」タブを選択します。

⑤「フォルダーオプション」ダイアログボックスの上部にある「表示」タブをクリックします。

⑥「常にアイコンを表示し、縮小版は表示しない」にチェックを入れます。

⑦「詳細設定」と書かれたリストの中に、「常にアイコンを表示し、縮小版は表示しない」という項目があります。この項目の左にあるチェックボックスをクリックして、チェックマークを入れます。

⑧「適用」または「OK」をクリックします。

▶︎設定を適用するには、「適用」ボタンをクリックします。

▶︎設定を保存してダイアログボックスを閉じるには、「OK」ボタンをクリックします。

これで設定は完了です。エクスプローラーでフォルダやファイルを表示した際に、内容の縮小版ではなく、アイコンが表示されるようになります。

隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する

必要に応じて、通常は表示されない隠しファイルやフォルダを表示できます。


設定方法

①エクスプローラーを開きます。

②画面下のタスクバーにあるフォルダのアイコンをクリックするか、Windowsキー + Eキーを押してエクスプローラーを開きます。

③「オプション」を開きます。

④エクスプローラーの上部にあるリボンメニューの「表示」タブをクリックします。

⑤右端にある「オプション」ボタン(または「オプション」と表示されたメニュー)をクリックします。これにより、「フォルダーオプション」ダイアログボックスが開きます。

⑥「表示」タブを選択します。

⑦「フォルダーオプション」ダイアログボックスの上部にある「表示」タブをクリックします。

⑧「詳細設定」を確認します。

⑨「詳細設定」と書かれたリストを下にスクロールします。

⑩「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」を選択します。

⑪リストの中に「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」という項目があります。

この項目の左にあるラジオボタンをクリックして選択します。(選択すると黒丸がつきます)

⑫「適用」または「OK」をクリックします。

設定を適用するには、「適用」ボタンをクリックします。

▶︎設定を保存してダイアログボックスを閉じるには、「OK」ボタンをクリックします。

これで、通常は非表示になっているファイル、フォルダ、ドライブがエクスプローラーに表示されるようになります。
注意点

隠しファイルやフォルダには、オペレーティングシステムやアプリケーションの設定ファイルなど、重要なファイルが含まれている場合があります。誤って削除や変更を行うと、システムが不安定になる可能性がありますので、通常は非表示のままにしておくことを推奨します。

必要な作業が完了したら、セキュリティの観点からも、再度「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示しない」の設定に戻すことをお勧めします。


もし、上記の手順で「フォルダーオプション」が見当たらない場合は、エクスプローラーのアドレスバーに control folders と入力してEnterキーを押すと、直接「フォルダーオプション」を開くことができます。是非、お試しください。

登録されているファイルの拡張子を表示する

ファイルの種類を拡張子で確認できるようになり、誤ってファイルを開くことを防ぎます。

①エクスプローラーを開きます。

②画面下のタスクバーにあるフォルダのアイコンをクリックするか、Windowsキー + Eキーを押してエクスプローラーを開きます。

③「オプション」を開きます。

④エクスプローラーの上部にあるリボンメニューの「表示」タブをクリックします。

⑤右端にある「オプション」ボタン(または「オプション」と表示されたメニュー)をクリックします。これにより、「フォルダーオプション」ダイアログボックスが開きます。

⑥「表示」タブを選択します。

⑦「フォルダーオプション」ダイアログボックスの上部にある「表示」タブをクリックします。

⑧「登録されているファイルの拡張子は表示しない」のチェックを外します。

⑨「詳細設定」と書かれたリストの中に、「登録されているファイルの拡張子は表示しない」という項目があります。

⑩この項目の左にあるチェックボックスに入っているチェックマークをクリックして外します。

⑪「適用」または「OK」をクリックします。

▶︎設定を適用するには、「適用」ボタンをクリックします。

▶︎設定を保存してダイアログボックスを閉じるには、「OK」ボタンをクリックします。


これで設定は完了です。エクスプローラーでファイルを表示した際に、ファイル名の末尾に拡張子が表示されるようになります。
*この設定を有効にしておくと、同じ名前のファイルでも、拡張子を見ることで種類を判別できるため、誤ってファイルを開いたり、間違ったアプリケーションで開こうとしたりするのを防ぐことができます。
💡もし、上記の手順で「フォルダーオプション」が見当たらない場合は、エクスプローラーのアドレスバーに control folders と入力してEnterキーを押すと、直接「フォルダーオプション」を開くことができます。お試しください。

検索機能を活用する

目的のファイル名やファイルに含まれるキーワードが分かっている場合は、エクスプローラーの右上にある検索ボックスを活用しましょう。キーワードを入力するだけで、瞬時に該当するファイルやフォルダを絞り込むことができます。

✔️さらに便利に

検索オプションを利用することで、更新日時やファイルサイズなど、より詳細な条件で検索することも可能です。

まとめ

今回ご紹介したテクニックを活用することで、Windows PCでのフォルダ操作は格段に快適になります。プレビューウィンドウで内容を素早く確認したり、詳細表示で情報を一覧で見たり、クイックアクセスで頻繁に使うフォルダにすぐにアクセスしたり。これらの機能を使いこなせば、「開けて確認」の手間から解放され、より効率的に作業を進めることができるでしょう。
ぜひこれらのテクニックを試して、快適なWindowsライフを送ってくださいね!