重要!Windowsの「復元ポイントが無い」問題を防ぐ!普段からやっておくべき4つの設定方法

Windowsでエラーが発生した際、システムの復元を試みようとして

「復元ポイントがありません」

という表示に遭遇することがあります。
これは

・復元ポイントが作成されていない

・または古いものが自動削除されてしまった

ためです。

そこで今日は、エラーが出る前に 普段からやっておくべき「復元ポイントの設定」 を解説します。
初心者でも簡単にできるように 画像付き で詳しく説明していきます。

復元ポイントの何が大事なのか?

復元ポイントとは、Windowsの システム設定や重要なファイルを保存するバックアップ です。
PCに不具合が発生した際、この復元ポイントを使って 過去の正常な状態に戻す ための大切なものです。

ただし、以下の条件で復元ポイントが無いことがあります。
• 自動作成が無効になっている
0• Windowsのアップデートで削除された
• 保存できる容量が不足している
• 長期間作成されておらず、古いものが削除された

そのため、普段から 復元ポイントを手動で作成&自動作成を有効 にしておくことが重要です。

この復元ポイントが無いと、エラーが出た際に簡単に元の状態に戻せません。
また、設定を手動で直し必要が出たり(期間がかかる)
深刻なエラーの時は、起動しないこともあります!

Windowsの復元ポイントを有効にする方法

まず、復元ポイントが作成されるように システムの保護を有効 にしましょう。

(1) システムの保護を有効にする

<手順>
1. [スタート] メニューを開く → 「このPC」を右クリック → 「プロパティ」を開く
2. 左側のメニューから「システムの保護」をクリック

 Windowsシステムの保護画面


3. 「保護設定」にある Cドライブ (システムドライブ) を選択 → 「構成」ボタンをクリック
4. 「システムの保護を有効にする」を選択
5. ディスク領域の使用量を設定(推奨5GB以上)
6. 「OK」をクリックし設定を完了

この設定を行うことで、Windowsが自動的に復元ポイントを作成するようになります。

自動復元ポイントの作成間隔を変更する

Windowsは通常、アップデート時やシステム変更時 に自動で復元ポイントを作成します。
しかし、これが 不定期で作成されない ことがあるため、手動で 定期的に作成する のがオススメです。

(1) タスクスケジューラを使って自動作成

Windowsの 「タスクスケジューラ」 を使えば、定期的に復元ポイントを作成できます。

<手順>
1. スタートメニューで「タスクスケジューラ」を検索して開く
2. 右側の「基本タスクの作成」をクリック

基本のタスクの作成画面


3. 名前に「定期的な復元ポイント作成」と入力 → 「次へ」
4. トリガー(実行のタイミング)を「毎日」に設定 → 「次へ」
5. 時刻を設定(例えば夜中の3時など) → 「次へ」
6. 「プログラムの開始」を選択 → 「次へ」
7. 「プログラム/スクリプト」に以下を入力

wmic.exe /Namespace:\root\default Path SystemRestore Call CreateRestorePoint “AutoRestore”, 100,

8.完了をクリック

これで、毎日自動的に復元ポイントが作成される ようになります。

手動で復元ポイントを作成する方法

Windowsの調子が良いときに、手動で復元ポイントを作成 しておくのも有効です。

<手順>
1. スタートメニューで「復元ポイントの作成」を検索して開く
2. 「作成」ボタンをクリック

復元ポイント画面


3. 名前を入力(例:「〇〇の前の状態」など)
4. 「作成」をクリック
5. 完了するまで待つ

これで 手動で復元ポイントが作成されます!

復元ポイントの削除を防ぐ方法

復元ポイントの保存領域が不足すると、古い復元ポイントが削除されてしまう ことがあります。
この問題を防ぐために ディスク領域の割り当て を増やしましょう。

<手順>
1. 「復元ポイントの作成」を開く
2. Cドライブを選択 → 「構成」ボタンをクリック

システムのプロパティ画面


3. 「最大使用量」を5GB以上に設定
4. 「OK」をクリック

これで、より多くの復元ポイントを保存 できるようになります。

*補足・復元ポイントを使ってPCを復元する方法

もしエラーが発生してしまった場合、復元ポイントを使ってPCを以前の状態に戻す ことができます。

<手順>
1. スタートメニューで「回復」を検索 → 「回復オプション」を開く
2. 「システムの復元を開く」をクリック
3. 「別の復元ポイントを選択」を選び、「次へ」をクリック
4. 使用可能な復元ポイントの一覧から選ぶ
5. 「次へ」→「完了」

これで エラー発生前の状態に戻す ことができます!

まとめ

「復元ポイントが無い!」とならないために、普段から以下の設定をしておきましょう。

✅ システムの保護を有効にする(Cドライブを対象)
✅ タスクスケジューラで自動作成を設定する
✅ 手動で定期的に復元ポイントを作成する
✅ ディスク領域を増やし、削除を防ぐ

これらを設定しておけば、PCにトラブルが発生したときも安心です。
「復元ポイントが無い!」と困る前に、今すぐ設定しておきましょう!

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