
Windows Hello の顔認証が突然反応しない、または暗い場所で失敗すると焦りますよね。
でも大丈夫。多くのケースは「照明(環境)」「Windows Hello Face(機能)」「カメラ/生体認証ドライバー」のどれかで直ります。
なお最近は、セキュリティ強化の影響で暗所やカメラが覆われた状態だと通りにくい(通らない)ケースが増えました。Windows Hello の顔認証は、更新後に「可視光(カラー)カメラで“見える顔”」が必要になる場合があります。これは不具合というより安全性を上げるための設計変更です。
先に結論:最短で直す「3分チェック」
- カメラ周りを確認:レンズを拭く/シャッター(カバー)を開ける/画面角度を正す
- 照明をつける:暗い部屋はNG。顔の正面〜斜め上からライトが当たるように
- 一度PINでサインイン → もう一度ロックして再テスト(状態が戻ることがあります)
ポイント:暗所で通らない=故障とは限りません。最近はセキュリティ強化で、顔が「見える」ことを求める挙動が増えています。
よくある症状
- 顔認証の枠が出ない/反応がない
- 「認識できませんでした」が続く(明るい場所でも)
- 暗い部屋・夜だけ必ず失敗する
- アップデート後から急に失敗するようになった
- 「セットアップ」ボタン自体が出ない
原因の代表例(ここを押さえると早い)
- 暗所・逆光・影:照明条件が悪く、顔が十分に写らない
- 仕様/セキュリティ強化:更新後に「カラーで顔が見える」条件が厳しくなる場合がある(暗所で失敗しやすい)
- Windows Hello Face(オプション機能)の欠落/破損
- IR/カメラ/生体認証ドライバーの不整合(更新・メーカー更新で入れ替わった等)
- 生体認証データベースの不整合(登録し直しで直ることが多い)
- 企業/学校PCの制限:ポリシーでカメラや生体認証が制御されている
直し方(やさしい順)
Step 1:顔認証の状態を確認(まずここ)
- 設定 → アカウント → サインイン オプション
- 顔認証(Windows Hello) を開く
- 「セットアップ」「削除」「改善」などが出るか確認
ここに顔認証の項目が出ない場合は、次の Step 2 が本命です。
Step 2:Windows Hello Face(オプション機能)を入れ直す
- 設定 → アプリ → オプション機能
- 検索で Windows Hello Face(または Facial Recognition / Windows Hello)を探す
- なければ インストール/あれば アンインストール → 再インストール
- 再起動してから、顔認証を再テスト
「アップデート後に急に出なくなった」「セットアップが消えた」系は、これで直ることが多いです。
Step 3:カメラ/生体認証ドライバーを再セット(安全な範囲で)
ドライバーの不整合は、顔認証トラブルの定番です。まずは安全な範囲で再セットします。
- デバイス マネージャーを開く
- カメラ(IR/Depth/Hello対応の表記があることも)を展開
- 該当カメラを右クリック → デバイスのアンインストール
※ここで「ドライバーを削除」は基本オフ推奨(メーカー配布ドライバーが消えるのを避ける) - 再起動 → 自動で戻るか確認(戻らない場合はメーカーサイトのカメラ/チップセット/生体認証を適用)
注意:「Windows Hello Software Device」をむやみに削除するのは避けてください。機種によっては初期化や再構築が必要になることがあります。
Step 4:顔データを削除して「再登録」(成功率が上がるやり方)
- 設定 → アカウント → サインイン オプション → 顔認証 → 削除
- 続けて セットアップ(または「改善」)で再登録
- コツ:明るい場所で、顔の影が出ない角度にして登録。メガネの有無があるなら両方の状態で「改善」を回すと安定します
暗所に弱くなった環境では、登録時の照明条件がそのまま成功率に直結します。「登録をやり直したら急に安定した」という例は多いです。
Step 5:Windows Biometric Service を再起動(中級)
Win+R→services.msc- Windows Biometric Service を探す
- 右クリック → 再起動
サービスが固まっているだけのケースは、これで戻ります。
Step 6:生体データベースを再生成(上級・自己責任)
「何をしてもダメ」「登録が保存されない」「成功率が極端に低い」場合、テンプレート(登録情報)の不整合が起きていることがあります。最終手段としてデータベースを作り直す方法があります。
注意:この操作をすると、顔/指紋などの生体情報は再登録が必要になります。企業PCなどは管理者に相談してください。
- Windows Biometric Service を停止(services.msc)
C:\Windows\System32\WinBioDatabaseの中身を削除- サービスを開始 → 顔認証を再登録
Step 7:カメラ権限・プライバシー設定を確認
- 設定 → プライバシーとセキュリティ → カメラ
- カメラへのアクセスがオフになっていないか確認
- 企業/学校PCは、管理ポリシーで制限されている場合があります
Step 8:メーカーのBIOS/ファーム/カメラ更新(効くときは一撃)
IRカメラやセンサー周りは、Windows更新だけでなくメーカー側の更新で安定することがあります。機種のサポートページでBIOS/UEFI、カメラ、チップセットを重点的に確認してください。
症状別:原因と対処の対応表
| 症状 | ありがちな原因 | 最優先の対処 |
|---|---|---|
| 暗い場所だと必ず失敗 | 照明条件/セキュリティ強化で「可視光で顔が見える」必要が増えた | ライトをつける(正面〜斜め上)/逆光を避ける |
| 顔認証の項目が出ない | Windows Hello Face(オプション機能)の欠落/破損 | Step 2:Hello Face を再インストール |
| アップデート後から急にNG | ドライバー不整合/仕様変更の影響 | Step 3:カメラ再セット → Step 4:再登録 |
| たまに通る/たまに失敗 | 角度・影・メガネ/髪型/マスクなど条件ブレ | 照明固定+登録やり直し(改善を複数回) |
| 「PINが使えない」なども出る | 更新後の一時的不整合(特定条件で報告) | Windows Updateを最新まで適用/再セットアップ(PIN/顔) |
裏ワザ/応急策(安全第一)
- 現実解:PIN/指紋を併用
顔認証が不安定な間は、PIN(または指紋)を主にして復旧作業を進めるのが安全です。 - 暗所を乗り切るコツ
小さなデスクライトを「顔の正面〜斜め上」から当てると成功率が上がります。天井照明だけだと影が出やすいので注意。 - (上級)一時的な切り分け
外付けカメラや会議アプリの仮想カメラが干渉していることがあります。不要なカメラ機器/アプリを外してテストすると原因が絞れます。
それでも直らないときのチェックリスト
▢ レンズの汚れ/カバー/角度を確認した
▢ 照明(暗所・逆光・影)を改善した
▢ Windows Hello Face(オプション機能)を入れ直した
▢ カメラ/生体認証ドライバーを再セットした
▢ 顔データを削除して再登録した
▢ Windows Biometric Service を再起動した
▢ 企業/学校の管理ポリシーが関係していないか確認した
ここまでやってもダメなら、IRカメラ/センサーの故障やメーカー固有の不具合の可能性があります。メーカーの診断・サポートで「カメラ(IR)デバイスが正常に見えているか」を確認するのが近道です。
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対応PCを探すときの参考:メーカー公式 on Amazon
※購入の推奨ではありません。Windows 11 要件(第8世代以降CPU / TPM 2.0 / セキュアブート対応 など)を必ずご確認のうえご判断ください。 価格・在庫・キャンペーンは随時変動します。
よくある質問(FAQ)
Q. 以前は真っ暗でも通っていたのに、今は失敗します。
A. 最近は安全性のため、更新後に「カラー(可視光)カメラで顔が見えること」を求める挙動が広がっています。暗所ではライトを使うのが確実です。
Q. 「セットアップ」ボタン自体が出ません。
A. Windows Hello Face(オプション機能)が外れている/壊れている可能性が高いです。設定 → アプリ → オプション機能で入れ直して再起動してください。
Q. ドライバーを削除しまくったら悪化しました…
A. 「Windows Hello Software Device」など、機種依存で重要な部品があります。むやみに削除せず、まずはカメラ側の再セット+メーカー配布の更新で整えるのが安全です。
まとめ:いまの“正しい期待値”
- 暗所で通りにくいのは「故障」とは限らず、安全性強化(設計変更)の影響がありえます。
- まずは照明 → Hello Face確認 → ドライバー再セット → 再登録の順でOK。
- 不安定な間はPIN/指紋の併用が現実的。最終的にダメならメーカー更新・故障診断へ。
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