
- 1 はじめに|仕事中なのにMSNが「ぴょこっ」と開くストレス…
- 2 まずは「急いで止めたい人」向けチェックリスト
- 3 原因① タスクバーの「天気・ニュース」から MSN が開いている
- 4 原因② Edge の「新しいタブ/起動ページ」が MSN ニュースになっている
- 5 原因③ Edge の「サイドバー/Discover/ポップアップ通知」が邪魔している
- 6 原因④ Windows 起動時に Edge が自動実行されている
- 7 原因⑤ 通知(トースト)から MSN ページに飛ばされている
- 8 企業PC・共有PCの場合の注意点
- 9 どうして「一時期おさまってたのに、また出てくる」のか?
- 10 まとめ|MSNニュースを黙らせて、作業に集中できる環境へ
はじめに|仕事中なのにMSNが「ぴょこっ」と開くストレス…
「作業しているだけなのに、いつの間にか Edge が立ち上がって MSN のニュースがドーンと表示される」
「一時期おさまっていたのに、最近またちょろちょろ出てきてイラッとする」
――ここ数年、Windows 10 / 11 でよく聞くトラブルです。
しかもやっかいなのは、
- 自分でニュースやMSNを“開いたつもりがない”のに出てくる
- 一度止めたはずなのに、アップデート後になぜか復活している
という点です。
ですが、安心してください。
原因はパターン化されていて、設定をきちんと押さえれば再発もかなり抑えられます。
この記事では、2025年時点の Windows 10 / 11 を対象に、
- MSNニュースや Edge が勝手に開く「よくある5つの原因」
- それぞれの具体的な止め方
- 再発しにくくするためのコツ
を、順番にわかりやすく解説します。
まずは「急いで止めたい人」向けチェックリスト
細かい説明はあとで読みたい…という方のために、
“とりあえずうるさい MSN を黙らせる”ための即効チェック項目を先にまとめておきます。
ざっくりチェック項目
タスクバーの天気・ニュースウィジェットをオフにする
【 Windows 11 】
「タスクバーを右クリック → タスクバーの設定 → ウィジェットをオフ」
【 Windows 10 】
「タスクバーを右クリック → ニュースと関心事項 → 無効にする」
Edge の「新しいタブ/スタートページ」でニュースを非表示にする
Edge を開く → 右上「…」→ 設定 →
「スタート、ホーム、および新しいタブ」で MSNページを開かない設定にする
新しいタブを開き、右上の歯車マークから「コンテンツを非表示」にする
Edge のサイドバーや「発見(Discover)」の自動ポップアップを止める
Edge → 設定 → サイドバー → 不要なボタン/通知をオフ
「自動的に開く」「Web コンテンツの通知」などをオフ
Windows 起動時に Edge が勝手に起動しないようにする
設定 → アプリ → スタートアップ → Microsoft Edge をオフ
もしくはタスクマネージャー → スタートアップで Edge を無効
通知バナーでニュースを出しているアプリをオフにする
設定 → システム → 通知 → MSN / Edge / ニュース系アプリの通知をオフ
上から順に試していくと、
「よくわからないけど MSN が出てくる」パターンの多くは止められます。
ここからは、「なぜ出てくるのか?」を原因別にしっかり見ていきましょう。
原因① タスクバーの「天気・ニュース」から MSN が開いている
一番多いのがこのパターンです。
- 天気やニュースのミニカードを「うっかりクリック」
- マウスが触れただけでニュースパネルが開く
- パネル内のニュースをクリック → Edge で MSN が開く
という流れで、「いつの間にか MSN を開いた」ことになってしまいます。
● Windows 11 の場合:ウィジェットをオフにする
- タスクバーの何もない場所を右クリック
- 「タスクバーの設定」をクリック
- 「タスクバー項目」の中にある
「ウィジェット」 のスイッチを オフ
これで、タスクバー左端(または中央近く)の
天気やニュースのアイコンごと非表示になります。
※タスクバーの天気だけを消したい場合や、
ウィジェット機能の詳しいカスタマイズ方法は、
既存の記事「タスクバーの天気予報を消したい!」側でしっかり解説しておくと内部リンクも繋がりやすいです。
● Windows 10 の場合:「ニュースと関心事項」を無効化
- タスクバーの何もないところを右クリック
- 「ニュースと関心事項」にカーソルを合わせる
- 「無効にする」をクリック
これで、天気+ニュースのパネルが表示されなくなり、
うっかりクリック経由の MSN 起動も防げます。
原因② Edge の「新しいタブ/起動ページ」が MSN ニュースになっている
次によくあるのが、
- Edge を起動すると必ず MSN のニュースページ
- 新しいタブを開くたびにニュースがどーんと出る
というパターンです。
これは Edge 側の「スタートページ」と「新しいタブ」の設定が原因です。
Edge 起動時のページを変更する
- Edge を起動
- 右上の「…」 → 設定 を開く
- 左側メニューから「スタート、ホーム、および新しいタブ」を選択
ここで、
- 「Microsoft Edge を開く」
→ 「新しいタブページ」 または 「特定のページ」 を選びます。
MSN ホーム(https://www.msn.com/...)が指定されている場合は、
空白ページや、よく使うサイト(自分のホームページなど)に変更しておきましょう。
新しいタブの「ニュースフィード」を消す
Edge は、新しいタブページの下にニュースフィード(MSN)が出ることがあります。
これを非表示にするには:
- Edge で「新しいタブ」を開く(Ctrl + T でもOK)
- 右上あたりにある**歯車マーク(ページ設定)**をクリック
- 「ページレイアウト」または「コンテンツ」の選択肢から
「コンテンツを非表示」 または 「空白ページ」 に近い設定を選ぶ
◎ ポイント
「ニュース(ニュースフィード)」や「ニュースと天気」などがオンになっていると、
ページ下部に MSN がずらっと表示されます。
邪魔な場合は「コンテンツなし」「見出しのみ」など、最小限に抑えるのがおすすめです。
原因③ Edge の「サイドバー/Discover/ポップアップ通知」が邪魔している
最近増えているのが、Edge の右側や画面端に
- 何か小さなパネルがぴょこんと出る
- ニュースカードがにゅっと現れる
- AI やニュースの案内が勝手に表示される
という、サイドバー系の通知です。
これが MSN のニュースカードと連携していることがあり、
「勝手に出てくる MSN」の正体になっているパターンもあります。
Edge サイドバーをスッキリさせる
- Edge を起動
- 右上の「…」→ 設定
- 左メニューから「サイドバー」を選択
ここで、
- 「サイドバーを自動的に開く」
- 「特定のサイトでサイドバーを表示する」
- ニュースや MSN に関連するウィジェット
といった項目があれば、すべてオフ or 削除しておきます。
「Discover(発見)」の自動ポップアップを止める
最近の Edge では、右側に「発見(Discover)」パネルが出ることがあります。
ニュースや提案が勝手に表示される場合は、こちらも確認しましょう。
- Edge を開く
- 右上「…」→ 設定
- 「サイドバー」または「Discover」に関連する項目から、
「自動的に開く」「おすすめを表示する」 といったスイッチをオフ
※バージョンによって表記が変わることがありますが、「自動」「おすすめ」「Discover」「Webコンテンツ」などのキーワードがあれば、片っ端からオフにしてOKです。
原因④ Windows 起動時に Edge が自動実行されている
「PC を起動したら、何もしていないのに Edge が立ち上がって MSN が表示される」
という場合は、スタートアップに Edge が登録されている可能性があります。
スタートアップから Edge を外す(Windows 設定)
- 設定 を開く(Windowsキー + I)
- 「アプリ」 → 「スタートアップ」をクリック
- 一覧の中から 「Microsoft Edge」 を探し、スイッチを オフ
タスクマネージャーから無効化する方法
- キーボードで Ctrl + Shift + Esc を押し、タスクマネージャーを開く
- 上部タブから「スタートアップ」を選択
- 「Microsoft Edge」を右クリック → 「無効化」
これで、Windows 起動時に自動的に Edge が立ち上がることを防げます。
原因⑤ 通知(トースト)から MSN ページに飛ばされている
通知(右下に出る小さなバナー)から MSN のニュースページに飛んでしまうこともあります。
- 「ニュース速報」のような通知をクリック
- Edge が開き、結果として MSN に連れていかれる
という流れですね。
ニュース通知をオフにする(Windows)
- 設定 → 「システム」 → 「通知」
- 一覧の中から
- Microsoft Edge
- 「ニュース」
- 「MSN」
- その他ニュース系アプリ
を探して、通知をオフ
企業PC・共有PCの場合の注意点
会社から支給されているPCや、学校・組織のPCの場合、
- グループポリシー
- レジストリ設定
- 管理者用スクリプト
などによって、ウィジェットやニュースが強制的に有効化されていることがあります。
この場合、自分でレジストリをいじったり、ポリシーを無理に変更しようとすると、
- 規約違反
- サポート対象外
- 情報システム部門から怒られる
といったリスクもあります。
🔔 企業PC・学校PCの場合
「自分では設定を変えられないかもしれない」と感じたら、
無理にレジストリを変更せず、社内のシステム管理者に相談するのが安全です。
どうして「一時期おさまってたのに、また出てくる」のか?
あなたも感じている通り、一時期は MSN が出てこなくなっていたのに、最近また勝手に出てくるようになった…
これは、あなたが悪いのではなく、Windows / Edge 側のアップデートが原因であることが多いです。
- Windows Update(機能更新・品質更新)
- Microsoft Edge の自動アップデート
- 「Windows Web Experience Pack」の更新
これらが行われると、
- 一部のニュース/ウィジェット設定が初期化される
- おすすめ機能(ニュース・AI・ウィジェット)が再び ON になる
といったことがしれっと起きます。
再発を防ぐためのポイント
- タスクバーのウィジェット/ニュース表示を根本的にオフにする
- Edge では「ニュースを一切表示しない」レイアウトにしておく
- 不要なサイドバー・Discover・通知をまとめてオフにする
- Windows Update 後に、一度設定を見直す習慣をつける
アップデートのたびに、「また勝手に MSN を押し売りしてないかな?」くらいの気持ちで設定を確認してあげると安心です。
「急にMSNが勝手に開く」「Edgeが暴走する」など不安定な状態が続くときは、 データのバックアップや回復USBを作成しておくと安心です。
▶ USBメモリ(回復ドライブ用)
▶ 外付けSSD(高速バックアップ)
まとめ|MSNニュースを黙らせて、作業に集中できる環境へ
MSNニュースや Edge が勝手に立ち上がる原因は、主に次の5つでした。
- タスクバーの天気・ニュースウィジェットから MSN が開いている
- Edge のスタートページ/新しいタブが MSN ニュースになっている
- Edge のサイドバー/Discover が自動ポップアップしている
- Windows 起動と同時に Edge が自動起動する設定になっている
- ニュース系の通知から MSN ページに飛ばされている
どれも「ちょっとした設定」の問題ですが、仕事中に何度もポンポン開かれると、本当にストレスです。いちど設定を見直しておけば、かなり静かになります。
「ニュースはスマホで見るから、PCでは出てこないでほしい」
「タスクバーやブラウザは、仕事に必要な情報だけにしたい」
そんな方は、この記事の手順を順番に試して、MSNニュースを“静かに”させてしまいましょう。

