
「最近、パソコンの動きが遅くてイライラする…」
そんなお悩みを抱えている方は少なくありません。
でも、諦めないでください。
この記事では、初心者の方でも簡単にできる、Windowsパソコンを軽くして快適に使うための方法をステップごとにわかりやすく解説していきます。
なぜパソコンは遅くなるのか?
まず、原因を知っておくことが重要です。原因がわかれば、対策も取りやすくなります。
パソコンが重くなる主な理由
- ① 起動時に立ち上がるアプリが多すぎる
- ② 不要なファイルやキャッシュが溜まっている
- ③ メモリ不足(RAMが少ない)
- ④ 常駐ソフトやウイルスによる負荷
- ⑤ 古いHDDやOSの不具合、更新不足
これらの原因は、単独で発生することもあれば、複数が重なってパソコンの動作を著しく遅くしている場合もあります。
たとえば、「メモリ不足」だけでなく、「起動時に不要なソフトが複数動いている」ことで、さらに負荷が高まり、操作が遅延する…といった悪循環が起きているケースもよく見られます。
でもご安心ください。
これらの問題は設定や使い方を少し見直すだけで、かなり改善できることが多いのです。
次の章では、誰でもすぐに実践できる改善方法を、順を追ってわかりやすくご紹介していきます。
今すぐ試せる!動作改善のための7つの基本対策
① 起動時のアプリを減らす
やり方
- タスクマネージャーを開く(Ctrl + Shift + Esc)
- 「スタートアップ」タブを選択
- 不要なアプリを右クリック→「無効化」
不明なアプリは無効にする前に検索して確認することをお勧めします。
② タスクトレイの常駐ソフトを停止する
タスクトレイ(画面右下の時計の横にある「^」マーク)には、起動中の常駐ソフトが並んでいます。
やり方
- 「^」をクリック
- 不要なアイコンを右クリック→「終了」や「設定」で停止
セキュリティソフトは1つでOK。他は基本停止しても大丈夫です。
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③ 一時ファイル・キャッシュを削除
【方法A】ディスクのクリーンアップ
①「エクスプローラー」を選択
②「このPC」→Cドライブ右クリック
③「プロパティ」→「ディスクのクリーンアップ」を選択し実行
ディスクのクリーンアップは、パソコンの動作を軽くするための基本的なメンテナンスです。
とくに、Windowsアップデート後に動作が重いと感じる方には効果的なので、定期的に実施しておくと安心です。
【方法B】Tempフォルダの削除
①Windowsキー + R を同時にクリック
② “%temp%” と入力し、 表示されたファイルを全削除
Tempフォルダには、一時的に使われたファイルが自動的に保存されており、放っておくとどんどん溜まっていきます。削除しても問題ないファイルがほとんどですが、現在使用中のファイルが含まれていることもあるため、実行前にはすべてのアプリを終了しておくのがおすすめです。
安全に作業するためにも、できればパソコンの再起動後など、何も作業していない状態で行いましょう。
手動で削除しておくことで、ムダなデータが減り、ストレージの空き容量を確保しやすくなります。
④ ウイルスチェックを行う
①Windows標準の「Windows セキュリティ」を選択
②→「ウイルスと脅威の防止」→「クイックスキャン」
ウイルスが潜んでいるとPCは確実に重くな流ので、定期的にウイルスチェックを行いましょう。
⑤ メモリ(RAM)を増設する
- 目安:4GB → 最低8GB以上に
特にChromeやZoom、Excelなど複数アプリを同時に使う人に効果絶大です。
⑥ 不要なソフトをアンインストール
①「設定」を選択
②→「アプリ」を選び、不要アプリを削除
ただし、以下のソフトは削除しないでください。
アプリ・ソフト名 | 削除してはいけない理由 |
---|---|
Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージ | 多くのゲームやアプリの動作に必要。削除すると起動エラーが出る可能性があります。 |
Microsoft .NET Framework | Windowsアプリの土台。削除するとアプリが動作しなくなることがあります。 |
Windows セキュリティ / Windows Defender | 標準のウイルス対策機能。他にセキュリティソフトがない場合は絶対に必要です。 |
Intel / Realtek / NVIDIA などのドライバ関連 | 音が出ない・画面が映らないなど深刻なトラブルの原因になります。 |
PCメーカーのユーティリティ(例:VAIO Control Centerなど) | 電源管理やファンクションキーの制御など、PCの基本動作に関わっています。 |
Windows Update 関連コンポーネント | セキュリティ更新に不可欠。削除するとシステムが不安定になります。 |
⑦ パソコンを再起動する
意外にも「再起動」は、動作の改善に効果があります。
PCを長時間つけっぱなしの方は特に試してください。
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仮想メモリの設定を見直す
物理メモリが足りない場合にHDDやSSDの一部を使って補う仕組みですが、設定が不適切だと逆効果です。
やり方
- コントロールパネル →「システムとセキュリティ」→「システム」を選択
- 「システムの詳細設定」→「パフォーマンス」→「設定」
- 「詳細設定」タブ→「仮想メモリ」→「変更」
- 自動管理のチェックを外し、物理メモリの1.5~2倍を手動で設定
仮想メモリは、実際のメモリ(RAM)が不足したときに、一時的にハードディスクやSSDの空き領域を使って補う仕組みです。
手動で設定を見直すことで、重たいアプリの動作が改善されたり、フリーズしにくくなったりすることがあります。
ストレージセンサーの活用
Windows 10以降に搭載された便利機能です。
やり方
①「設定」→「システム」を選択
②システムの中の「ストレージ」をクリック
③「ストレージセンサー」をONにする
設定や手動実行も可能です。
Windows Updateを常に最新に
やり方
①「設定」→「更新とセキュリティ」を選択
②「Windows Update」をクリックし「更新プログラムのチェック」
未更新のアップデートがあれば、更新しておきましょう。
不具合修正・パフォーマンス改善・セキュリティ強化のために重要です。
グラフィックドライバを更新する
特に動画編集・ゲーム用途の方には効果大。
やり方
- NVIDIA/Intel/AMDなどの公式サイトからドライバをダウンロード
- または「デバイスマネージャー」→「ディスプレイアダプター」を選択
- →右クリック→「ドライバーの更新」で更新します
それでも改善しないなら…
SSD換装(HDDからの切り替え)
SSD換装は、一番効果のある対策です。
最近は1TB SSDも1万円以下で手に入ります。
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Windowsの初期化
「設定」→「システム」→「回復」→「このPCを初期状態に戻す」
※バックアップは必須です!
まとめ|今日からできるPC高速化習慣
- スタートアップの見直し
- 一時ファイル削除
- メモリ増設やSSD換装
- 仮想メモリやストレージセンサーの調整
- Windows Updateやドライバの更新
ちょっとした工夫で、パソコンは生まれ変わります。
「最近重いな」と感じたら、ぜひ本記事を参考に実践してみてくださいね。
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