はじめに:在宅ワーク時代の「Windowsセキュリティ」見直しませんか?
近年、在宅ワークや副業が当たり前になり、個人でも機密性の高いデータを扱う場面が増えてきました。ところが、Windowsパソコンを“買ったままの設定”で使い続けている人も、まだまだ多いのが現実です。
- いつの間にかよくわからないアプリが増えている
- ブラウザにパスワードやカード情報を保存しっぱなし
- セキュリティソフトを入れたつもりが、かえってややこしくなっている
こうした状態を放置すると、知らないうちに 情報漏洩や不正アクセスのリスク を抱えてしまいます。
そこで今日は、初心者でもすぐに見直せる
「Windowsパソコンのセキュリティ基本チェックリスト」 をまとめました。
大切な仕事やプライベートの情報を守るためにも、ぜひ一つひとつ確認してみてください。
※Windows 10 はすでにサポート終了済みです。
まだ使っている場合は、Windows 11 などサポート中の環境への移行 も、あわせて検討してみてください。
1. 【基本中の基本】Windows Update が最新か確認する
まず最初にチェックしてほしいのが Windows Update です。
OSやドライバの脆弱性(セキュリティの穴)は、ここから修正されます。
- 画面左下のスタート → 「設定」 を開く
- Windows 11 の場合
「Windows Update」をクリック - Windows 10 の場合
「更新とセキュリティ」→「Windows Update」をクリック - 「更新プログラムのチェック」 を押して、最新の状態にしておく
大型アップデートでは、セキュリティ機能の強化や保護レベルの改善も行われます。
「調子が悪くなりそうで怖い…」という理由で何年も止めてしまうと、かえって危険が増えてしまいます。
2. Microsoft Defender の保護を有効にする
Microsoft Defender は、Windows に標準搭載されている無料のウイルス・セキュリティ対策ソフトです。
- ウイルスやマルウェア(悪意あるソフト)を自動で検出・削除
- 危険なWebサイトへのアクセスをブロック
- ダウンロードしたファイルを自動でチェック
- 外部からの攻撃(ハッキング)を防止
- 不正なソフトが勝手に動かないよう監視
といったことを、追加料金なし でやってくれます。
(Windows 10 / Windows 11 なら、最初からPCの中に入っています)
【有効になっていれば、特別な操作は不要】です。
バックグラウンドで自動的に監視してくれます。
■ 有効になっているか確認する方法(Windows 11)
- スタート → 「設定」
- 「プライバシーとセキュリティ」 → 「Windows セキュリティ」
- 「Windows セキュリティを開く」 → 「ウイルスと脅威の防止」
→ ここで 「現在の脅威はありません」「保護されています」 と表示されていればOKです。
※ Windows 10 でも、基本の流れは同じです(「更新とセキュリティ」から「Windows セキュリティ」へ)。無効になっている場合 は、「今すぐ有効にする」をクリックしてオンにしましょう。
⚠ 注意:他社製ウイルスソフトとの“二重起動”に気をつける
基本的に、Defender と他社のウイルスソフトは併用できません。
▶ 別のセキュリティソフト(例:ウイルスバスター、ノートンなど)をインストールすると、
Defender 側は自動的に無効化されます。
「知らないうちに他社製ソフトを入れていた」「体験版のまま放置していた」
というケースも多く、
「Defender で守られていると思ったら、実は無効だった!」
という質問もよくあります。
実はこの Microsoft Defender は、
「何もしていない人でも、最低限ちゃんと守ってくれる」
Windowsユーザーの強い味方です。
特にフリーランスや在宅ワーカーにとっては、コストゼロで導入できるセキュリティ対策 として、とても心強い存在です。
※「Defender だけで大丈夫?」と不安な方は、より詳しく解説したこちらの記事も参考にしてください。
関連記事👉ウイルス対策はDefenderだけで大丈夫?おすすめ設定
■ Microsoft Defender と有料セキュリティソフトの比較
Microsoft Defender と他社製ウイルスソフトを、ざっくり比較するとこんなイメージです。
| 項目 | Microsoft Defender | 有料セキュリティソフト(例:ウイルスバスター、ノートンなど) |
|---|---|---|
| 料金 | 無料 | 年額 5,000〜9,000円前後 |
| ウイルス検出力 | 年々向上しており、一般的な脅威には十分対応 | 新種のウイルスや標的型攻撃にも強いものが多い |
| パフォーマンス(重さ) | 軽い(Windows に最適化) | 環境によっては重く感じることも |
| 迷惑メール・詐欺対策 | 基本的な保護 | フィッシング・詐欺サイトの検出精度が高いものが多い |
| サポート体制 | マイクロソフト公式ヘルプ中心 | チャット・電話などサポートが手厚い製品も多い |
| 設定のしやすさ | ほぼ自動で初心者向き | 機能が多く、やや複雑な場合も |
| ビジネス向け機能 | 個人利用が中心 | 端末一括管理など、企業向け機能も豊富 |
■ どちらを選ぶべき?
- 普段のネット利用・副業レベル
→ Microsoft Defender で十分なことが多い - 機密性の高いデータを扱う/仕事用PCで万全を期したい
→ 有料セキュリティソフトの導入も検討
→「セキュリティソフトはよくわからない」という方には、初心者にも使いやすく、世界的に利用されている ノートン 360 も選択肢のひとつです。
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3. ファイアウォールがオンになっているか確認する
Defender と並んで重要なのが ファイアウォール です。
外部からの不正アクセスをブロックしてくれます。
- 設定 → 「プライバシーとセキュリティ」 → 「Windows セキュリティ」
- 「ファイアウォールとネットワーク保護」 を開く
- 「プライベートネットワーク」「パブリックネットワーク」などが 「オン」 になっているか確認
フリーWi-Fiや共有のネットワークを使うことが多い人ほど、ファイアウォールは重要です。
「オン」になっていない場合は、早めに設定を見直しておきましょう。
4. ログインパスワード・PIN・顔認証を設定する
他人が勝手にPCを触れないように、ログイン時の認証は必須 です。
- パスワードだけでなく、PIN や顔認証(Windows Hello)も設定する
- 他サービスと同じパスワードは絶対に使わない
- Microsoftアカウントには 2段階認証 を設定しておく
特に、家族とPCを共有している場合や、カフェ・コワーキングスペースなど外出先でよく作業する人は、顔認証+PIN の組み合わせがおすすめです。
起動後すぐにログインできるので、セキュリティと利便性の両方を確保できます。
5. 不要なアプリ・ブラウザ拡張機能を整理する
よくわからないアプリや拡張機能は、情報漏洩の原因 になることもあります。
- 設定 → 「アプリ」 から、使っていないアプリをアンインストール
- ブラウザの「拡張機能」を開き、心当たりのないものは無効化 or 削除
特に、
- いつの間にかインストールされていたソフト
- ブラウザに勝手に追加されたツールバーや拡張機能の中には、広告表示だけでなく、入力した情報を外部に送信するような 悪質なもの も存在します。インストール日時や使用頻度をチェックし、「これは何だっけ?」と思うものは一度疑ってみる くらいでちょうど良いです。
6. ブラウザに保存されている個人情報を定期的に見直す
Windows では、ブラウザが
- クレジットカード情報
- 住所
- ログインID・パスワード
などを自動保存していることがあります。
- Edge:設定 → 「プライバシー、検索、サービス」 → 「自動入力」
- Chrome:設定 → 「自動入力」→「パスワード」「お支払い方法」「住所」など
ここから、不要な情報や古い情報は削除 しておきましょう。共用PCや外出先で使うPCで「自動入力」をオンにしていると、その場にいた人にカード番号や住所が丸見え…というリスクもあります。
- 信頼できる端末だけで自動入力を許可する
- 不安な場合は、自動入力機能そのものをオフにする
といった対策も検討してみてください。
7. 「デジタルアドレス」と組み合わせて、住所情報を守る
日本郵政の新サービス 「デジタルアドレス」 を使えば、
自宅住所を公開せずに郵送物を受け取ることもできます。
- 仕事用の住所を公開したくないフリーランス
- 自宅兼オフィスで活動している在宅ワーカー
など、「プライバシーを守りたい Windows ユーザー」との相性がとても良いサービスです。
▶ 詳しくはこちら👉日本郵政「デジタルアドレス」の使い方まとめ
まとめ:基本設定を見直すだけで、情報漏洩リスクは大きく下げられる
セキュリティは、「難しい知識」よりも
『ちゃんと基本をやっているかどうか』 で大きく差がつきます。
今回ご紹介したチェックポイントは、どれも特別なスキルがなくても今日から実践できるものばかりです。
- Windows Update を最新にする
- Defender とファイアウォールを正しく有効にする
- ログイン認証・2段階認証を設定する
- 不要なアプリや拡張機能を整理する
- ブラウザに保存された個人情報を定期的に見直す
- 場合によっては「デジタルアドレス」など新しい仕組みも活用する
あなたのパソコンには、仕事・家族・自分自身の大切な情報がたくさん詰まっています。
この機会にぜひ一度、セキュリティの“健康診断” をしてみてください。
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