【2025年最新】Windowsユーザー向けパソコンのセキュリティ設定で個人情報を守る基本チェックリスト

近年、在宅ワークや副業が一般的になる中で、個人情報の取り扱いにはより一層の注意が求められています。特にWindowsパソコンを使用している方にとっては、初期設定のまま放置していると知らず知らずのうちにリスクを抱えてしまうこともあります。

そこで今日は、初心者でもすぐにできる「パソコンのセキュリティ基本チェックリスト」をまとめました。大切な仕事やプライベートの情報を守るために、ぜひ一つひとつ確認してみてください。

1. 【基本】Windows Updateが最新か確認

セキュリティの基本はアップデートから

①まず設定 を開き、 Windows Updateを選んでください

② 更新プログラムのチェック をクリックして、常に最新の状態に保ちましょう。

※特に2025年の24H2アップデートでは、セキュリティ機能の強化が含まれています。

2. Microsoft Defenderの保護を有効に

Microsoft Defenderは、Windowsに標準で搭載されている無料のウイルス・セキュリティ対策ソフトです。
✔️ウイルスやマルウェア(悪意あるソフト)を自動で検出・削除

✔️危険なWebサイトをブロック

✔️ダウンロードしたファイルを自動チェック

✔️外部からの攻撃(ハッキング)を防止

✔️不正なソフトが勝手に動くのを監視

という全てを、完全無料で対策してくれます。

(Windows10・Windows11には最初からPCに入っています)


【有効】になっていれば特別な操作は不要です。自動で常に監視しています。

▪️確認するには

  1. 画面左下の「スタート」→「設定(歯車アイコン)」を開く
  2. 「プライバシーとセキュリティ」→「Windows セキュリティ」へ
  3. 「ウイルスと脅威の防止」をクリック

→「保護されています」と表示されていれば安心!

*無効の場合は「今すぐ有効にする」をクリックしてください。


⚠️注意事項

 基本的に他のウイルスソフトとは併用できません。

▶︎別のセキュリティソフト(例:ウイルスバスターやノートン)を入れると、Defenderは自動で無効になります。

Microsoft Defenderは、標準装備されているので、基本的には『有効設定』になっているはずですが、上記にも書いた『知らずに他のウイルスソフトを入れると無功になっていた』

ということが多々発生し「有効じゃなかった!」と、質問されたりします。

しかし実は、このMicrosoft Defenderは

「何もしていない人でもちゃんと守ってくれる」

Windowsユーザーの強いの味方なのです。特にフリーランスや在宅ワーカーにはありがたい、コストゼロの強力なセキュリティ対策です!

ノートパソコンを操作する女性のイラスト。背景に鍵アイコン、チェックリスト、セキュリティシールドのアイコンが浮かび、Windowsパソコンのセキュリティ意識を表現した構図。
ノートパソコンを操作する女性のイラスト。背景に鍵アイコン、チェックリスト、セキュリティシールドのアイコンが浮かび、Windowsパソコンのセキュリティ意識を表現した構図。

■ Microsoft Defenderと他社セキュリティソフトの比較表

Microsoft Defenderと他のウイルスソフトの比較表を作ってみました。参考にしてみてください。

項目Microsoft Defender有料セキュリティソフト
(例:ウイルスバスター、ノートンなど)
料金無料年額5,000〜9,000円前後
ウイルス検出力年々向上し、基本的な検出は可能新種のウイルスや標的型攻撃にも強い
パフォーマンス(重さ)軽い(Windowsに最適化)重くなりがち(設定による)
迷惑メール・詐欺対策基本機能のみフィッシング・詐欺サイトの検出精度が高い
サポート体制マイクロソフト公式ヘルプチャット・電話などサポートが手厚い
設定のしやすさ初心者でも簡単(自動)やや複雑なものもある
ビジネス向け機能限定的複数端末管理や企業向け機能あり

■ 補足:どちらを選ぶべき?

・普段のネット利用・副業程度なら → Microsoft Defenderで十分でしょう。

・多くの機密情報を扱う、仕事用PCで万全を期したい → 有料ソフトも検討を視野に入れると良いかもしれません。


自分がWindows PCで「何をするか?」など用途によっておすすめするウイルス対策が変わってきます。

色々比較していただいて、自分に合ったセキュリティソフトを選ぶことをおすすめします。

3. ファイアウォールがオンになっていますか?

Defenderと並んで重要なのがファイアウォール。外部からの不正アクセスを防ぎます。

  • 設定 > Windows セキュリティ > ファイアウォールとネットワーク保護
  • プライベート・パブリック両方とも「オン」になっているか確認

ファイアウォールは、外部からの不正アクセスやウイルスがパソコンに侵入するのをブロックする役割を持っています。特にフリーWi-Fiを使う機会が多い方は、ファイアウォールがしっかり機能していることで、ネットワーク経由のリスクを大きく減らすことができます。

「オン」になっていない場合は、Windowsが自動で警告を表示することもありますが、手動で設定を確認する習慣をつけておくと安心です。

4. ログインパスワード・PIN・顔認証を設定する

他人が勝手にパソコンを操作できないように、必ずログイン時の認証を設定しましょう。

  • 顔認証(Windows Hello)やPINコードの設定が特におすすめ
  • パスワードは他サービスと同じものは使わない

実際に、家族や同居人とパソコンを共有している場合や、カフェやコワーキングスペースなど外出先で作業することが多い方には、パスワードやPINの設定は必須です。特に顔認証(Windows Hello)は、起動後すぐにログインできるのでセキュリティと利便性を両立できます。

また、ログイン情報が漏れた場合に備えて、Microsoftアカウントには2段階認証を設定しておくと、より安心です。

5. 不要なアプリ・拡張機能を削除する

知らない間にインストールされているアプリや拡張機能は、情報漏洩の原因になることも。

  • 設定 > アプリ から使用していないアプリを削除
  • ブラウザの拡張機能も見直して、信頼できないものは無効化

特に注意したいのは、「いつの間にかインストールされていたアプリ」や「ブラウザに追加された謎の拡張機能」です。これらの中には、広告を表示するだけでなく、入力した情報を外部に送信するような悪質なものも存在します。

インストール日時や使用頻度をチェックし、心当たりのないものは思い切って削除しましょう。また、パソコン購入時に入っていたメーカー製のソフト(いわゆる「プレインストールソフト」)も、必要なければ削除して構いません。

6. 保存されている個人情報の管理

Windowsでは、クレジットカード情報や住所、ID・パスワードなどがブラウザに自動保存されていることがあります。

  • Edgeの場合:設定 > プライバシー、検索、サービス > 自動入力の確認
  • 必要ない情報は削除し、パスワード保存もなるべく控える

⚠️ブラウザの「自動入力」機能は便利ですが、共用のパソコンや外出先で使用する場合には注意が必要です。ログイン情報やクレジットカード番号、住所などが自動的に表示されてしまうことで、他人に見られるリスクがあります。

▶︎対策として、信頼できる端末だけで保存を許可することや、ブラウザの「自動入力」機能をオフにする設定を行うと安心です。また、保存されている情報は定期的に見直して、使っていないアカウントや古い情報は削除しておきましょう。

7. デジタルアドレスとの組み合わせでさらに安全に

日本郵政の新サービス「デジタルアドレス」を使えば、自宅住所を公開せずに郵送物を受け取ることができます。セキュリティ意識が高い方には特におすすめです。

▶ 詳しくはこちら:【Windowsユーザー必見】日本郵政の「デジタルアドレス」を仕事に活かそう!

まとめ:基本設定を見直すだけで情報漏洩リスクは激減!

セキュリティは「意識して使う」だけで大きく差が出ます。今回紹介したチェックリストは、特別な知識がなくても誰でもすぐに実践できる内容ばかり。

あなたのパソコンに、大切な仕事や家族の情報が詰まっているなら、今すぐこのチェックを行ってください。そして、余裕があれば「デジタルアドレス」など新しいツールも取り入れて、さらに安心できる環境を整えましょう。

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