ストレージセンサーのすごい機能を使いこなそう!Windowsを自動でお掃除してくれる便利機能の使い方講座

気づいたらCドライブがパンパンになってる!」

「パソコンの動きが最近なんだか重い…」

そんなとき、知らないうちにパソコンの中に不要なファイルがたまっていることがあります。

でも、ファイル整理ってめんどうですよね。

そこで活躍するのが、Windowsに最初から入っている

「ストレージセンサー(Storage Sense)」

という自動お掃除機能です!

ストレージセンサーって何?

ストレージセンサーイメージのイラスト

ストレージセンサーとは、Windowsが定期的に不要なファイルを自動で削除してくれる機能のことです。

たとえば以下のようなものを、自動で整理してくれます。

  • 一時ファイル(使い終わったインストールデータなど)
  • ゴミ箱に入れて30日以上経ったファイル
  • ダウンロードフォルダ内の古いファイル
  • アップデート時に残る一時的なファイル

どうして必要なの?

パソコンは使っているうちに、目に見えないゴミがどんどんたまっていきます。このゴミがたまると、以下のような問題が起きがちです。

  • 空き容量が足りず、アプリやアップデートができなくなる
  • 動作が重くなる
  • エラーやトラブルの原因になることも…

そんなときに、自動でお掃除してくれるストレージセンサーがあると、自分で整理しなくても、いつでも快適な状態が保てるんです。

こんな方におすすめです

ストレージセンサーは、「パソコンの容量が足りない」「動きが遅くて困っている」と感じている方に特におすすめです。

以下のようなことでお困りの場合、ストレージセンサーを使うことでパソコンの動作が軽くなり、快適に使えるようになるかもしれません。

  • 最近、パソコンの動きが遅いと感じている方
  • 容量不足のエラーメッセージがよく出てくる方
  • ゴミ箱の整理をつい後回しにしてしまう方
  • 自動で掃除してほしいけれど、設定が難しそうで不安な方

このような悩みがひとつでも当てはまった方は、ぜひストレージセンサーを試してみてください。

次の項目では、初心者でも迷わずできる設定方法をわかりやすくご紹介します。

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ストレージセンサーの設定方法

※バージョン24H2以降では『ストレージセンサー』が『一時ファイルの管理』という名前に変わっていることがあります。

ストレージセンサーはとても便利な機能ですが、初期状態ではオフになっていることもあります。

そこで、まずは一度ご自身のパソコンで「オンになっているかどうか」確認してみてください。

【ステップ1】設定を開く

  1. スタートメニュー → 「設定(歯車マーク)」をクリック
  2. 「システム」→「記憶域」を選びます

【ステップ2】ストレージセンサーをオンにする

  • 「ストレージセンサーを自動的に実行する」が「オン」になっているか確認
    (オフの場合はスイッチをクリックしてオンにしましょう)

【ステップ3】実行タイミングを選ぶ

  • 「ストレージセンサーの設定を構成するか、今すぐ実行する」をクリック

※ご利用のPC環境によっては「今すぐクリーンアップを実行」ボタンが表示されないことがあります。その場合は設定項目で「定期実行」の間隔だけ設定しておきましょう。

  • 次のような項目を設定できます
    • 一時ファイルを削除する頻度(毎日・毎週・毎月)
    • ゴミ箱のファイルをいつ削除するか(30日後など)
    • ダウンロードフォルダの整理タイミング

【補足】今すぐお掃除したいときは?

設定画面の中にある「今すぐクリーンアップを実行」というボタンを押せば、すぐにストレージセンサーが動き始めます。終了後には「〇GB削除しました」と結果が表示されるので、はじめての方はまずここから試すのもおすすめです。

どれくらい安全なの?

「勝手に消されちゃったら困る!」と思う方もいるかもしれませんが、安心してください。

  • 削除されるのは基本的に“不要と判断された一時ファイル”です
  • ダウンロードフォルダやゴミ箱は、自分で消してもいいファイルだけを対象にしています
  • 設定を自分で変更できるので、「ダウンロードフォルダは消したくない」など細かく調整も可能です

実際にどれくらい効果あるの?

ストレージセンサーを使うことで、数百MB〜数GBの空き容量が確保できることも珍しくありません。

とくに、古いPCや容量の少ないノートパソコンでは、効果を実感しやすいです。

※補足(2025年7月時点)

Windows 11 バージョン24H2では、「記憶域」→「ストレージセンサー」の表記が「一時ファイルの管理」などに変わっていることがあります。
同じ機能ですが、バージョンによって表示名が多少異なるため、見当たらない場合は検索ボックスで「ストレージセンサー」や「一時ファイル」と入力してみてください。

※Windows 11の一部バージョンでは、使用状況に応じて自動で実行タイミングが調整される「スマート実行」が導入されています。これにより、「毎週」などと設定していても、状況に応じてタイミングが前後する場合があります。

💡豆知識

これは、昔からある「ディスククリーンアップ(cleanmgr)」とは別物です。ストレージセンサーはWindows 10以降の“自動お掃除機能”で、設定さえすれば毎回実行しなくてもOKです。

とくにSSD搭載パソコンでは、空き容量が不足すると動作に与える影響が大きくなります。
ストレージセンサーで定期的に不要ファイルを削除することで、寿命の延命にもつながります。

もっと容量が欲しいなら「外付けSSD」も検討しませんか?

ストレージセンサーで空きを増やしても足りない場合は、外付けSSDの活用が効果的です。写真や動画、大容量ファイルをSSDに保存すれば、Cドライブを圧迫せずに作業環境を快適に保てます。

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まとめ表・ストレージセンサーの基本情報

ここまでの内容をふり返ると、「ストレージセンサーって、思ったより簡単で便利かも」と感じていただけたのではないでしょうか。

最後に、ストレージセンサーの特徴やポイントをサッと確認できるまとめ表を用意しました。

「これだけ押さえておけば大丈夫!」という内容をギュッと詰め込んでいます。

項目内容
機能名ストレージセンサー(Storage Sense)
対象OSWindows 10以降
役割不要なファイルを自動で削除して、容量を確保する
初期設定通常はオフ。手動でオンにする必要あり
設定内容削除タイミング・対象フォルダなどを細かく調整可能

最後に

ストレージセンサーは、「パソコンが遅い」「容量が足りない」と感じている人にこそ、知ってほしい“目立たないけど超便利な機能”です。

設定しておくだけで、自動的に快適な状態をキープしてくれる頼もしい存在。

「パソコンの掃除は面倒だけど、ちょっとでも快適に使いたい」

そんな方は、ぜひ今日からストレージセンサーをオンにしてみてください!

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