
2025年7月9日(日本時間)、MicrosoftはWindowsの月例アップデート(Patch Tuesday)を公開しました。
今回の更新は セキュリティ強化 を軸に、5月に配信された Windows 11 バージョン 24H2 の不具合修正も含まれています。
この記事では、7月アップデートの内容・不具合情報・更新前の注意点をわかりやすくまとめます。
「まだ更新していないけど大丈夫?」「エラーが出たらどうする?」という方はぜひ参考にしてください。
アップデートの主な内容(2025年7月)
🔒 セキュリティ更新プログラム
今回の更新では、複数の脆弱性が修正されました。中には ゼロデイ脆弱性(攻撃に悪用されている可能性があるもの)も含まれるため、早めの適用が推奨されます。
特に法人利用のPCでは、未適用による情報漏えいリスクが大きいため注意が必要です。
⚙ Windows 11 24H2 の安定化対応
5月に配信が始まった「24H2」で多く報告されていたトラブルに改善が入りました。
- Wi-Fi接続が不安定になる問題の修正
- 日本語入力(IME)が切り替わらない不具合への暫定対応
- エクスプローラーがフリーズする現象の改善
「24H2は不安定」と感じていた方にとって、今回の更新は安定性向上につながります。
🤖 Copilot 機能の強化
一部環境では、Copilotがスタートメニューに常駐する仕様が確認されています。
AIによる操作提案や設定アシストが追加されつつあり、今後さらにWindowsに統合されていく兆しです。
※不要な場合は「設定」から無効化できます。
アップデート後によく見られる不具合(7月時点)
ユーザーからの報告では、以下の不具合が確認されています。
- IMEが切り替わらない/日本語入力できない
👉ctfmon.exe
を手動で実行すると改善する場合があります。 - タスクバーが崩れる/動作が重い
👉 特定のテーマやUIカスタマイズとの相性が原因とされています。 - 更新中に「0x8007000d」エラーで失敗
👉 一時ファイル破損が影響している可能性があり、キャッシュ削除で解決することも。
※これらの個別不具合は、別記事で詳しく解説予定です。内部リンクを追加するとSEO効果が高まります。
更新前に確認しておきたい4つのポイント
- データのバックアップ
外付けSSDやクラウドに保存しておくと安心。 - 互換性の確認
業務用アプリや古いプリンタなどは事前にテストを。 - 重要作業の直前は避ける
更新中に作業が止まると大きな支障になります。 - 必要に応じて一時停止
「設定 → Windows Update → 更新を一時停止」から操作可能。
アップデートが表示されないときのチェック項目
- Windows 11 のバージョンが 22H2 または 23H2 であるか
- TPM 2.0 とセキュアブートが有効になっているか
- インターネット接続が安定しているか
- 「更新の一時停止」がオフになっているか
それでも表示されない場合は、以下の公式ツールを利用できます。
- Windows 11 インストールアシスタント:そのPCを手軽に最新版へ更新
- メディア作成ツール:USBメディアを作成し、他PCやトラブル時の復旧にも使える
企業利用者向けの注意点
業務PCを多数運用している企業では、アプリやVPNクライアントとの互換性に注意が必要です。
- テスト用PCで事前検証を実施
- 段階的に更新を配布
- WSUSやIntuneで配布タイミングを調整
- 不具合発生時のロールバック手順を周知
補足:知っておきたいアップデートの裏情報
Windows Updateは全ユーザーに一斉配信されるのではなく、「段階的配信(グレースフルロールアウト)」という仕組みで順次展開されています。そのため、「うちのPCにはまだ来ない」というのは珍しくなく、互換性や安定性を見ながら少しずつ範囲が広がっていきます。
また、Microsoft公式の「Windows リリース健全性ダッシュボード」では、既知の不具合や回避策がリアルタイムで公開されています。更新後に不具合が起きた場合、まずはここを確認すると「自分の環境だけの問題かどうか」が判断しやすく安心です。
さらに、アップデートが進まない原因としてよくあるのが、TPM 2.0やセキュアブートの無効化です。公式の「PC 正常性チェックツール」に加え、非公式の「WhyNotWin11」を使うと、より詳細に互換性を確認できます。
最後に、バックアップはクラウドだけでなく外付けSSDやUSBメモリに「フルコピー」しておくのが安心です。クラウド同期中にファイルが破損するケースもあるため、物理的な保存先を用意することがリスク回避につながります。
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Clarityを導入してサイトを改善する際は、テーマ変更や設定作業で思わぬトラブルが起こることもあります。
万一に備えて、外付けSSDやUSBメモリで大切なデータをバックアップしておくと安心です。
まとめ|7月の更新は「慎重に、でも早めに」
2025年7月のWindowsアップデートは、 セキュリティ修正と24H2の安定化 が中心です。
不具合報告もありますが、基本的には適用しておくのが望ましい更新です。
- 個人利用:データをバックアップし、余裕のある時間に更新
- 法人利用:必ずテスト環境で検証してから本番導入
👉 最新の不具合情報や追加パッチについては、【最新記事リンク】もチェックしてください。
「備えあれば憂いなし」。アップデート前の準備を整えて、安全に7月の更新を適用しましょう。
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