ありもしない、起こりもしない出来事を心配して、悩んだり落ち込んだりしてしまう人を見かけます。酷くなると鬱状態にまで発展してしまう「マイナス思考」ですが、毎日、少しづつ考え方をかえる事で改善できる可能性の高い思考という事をご存知ですか?
そもそもマイナス思考とは?
マイナス思考になるきっかけ
マイナス思考になるきっかけはあったはずです。
・失敗を咎められた。
・人格まで否定されたことがある。
など、否定的な言葉を投げられたり、自分の行動を抑圧された事もあったでしょう。そうした中で
『どうせ僕(私)なんて・・』
『失敗するかもしれない・・』
など、マイナスな思考で、心の全てを支配してしまいそうになります。
マイナス感情の自分に向き合った事はありますか?
マイナス感情の方の話をきいていると
『よくもまぁ、そこまで考えられましたね』
と驚くほどのマイナスっぷりを披露してくれる人もいます。これはもう、脚本家か作家にでもなれそうな程です。
しかし、当の本人は至って真面目に悩んでいるのです。
『どうしてそう思った?』と聞いてみると、
『みんな、そういう風に自分を見てるでしょ』という様な事を言います。
果たして、そうでしょうか?
第三者に置き換えて考えてみて
もし自分の1番大切な人が「どうせ僕(私)なんて・・」言っていたらどう思いますか?『そうだね』なんて思わないと思うんです。
『そんな事、思ってないよ』『みんな君のことを、そういう目で見てないよ』と言うはずです。
マイナス思考の人は、自分を客観的に見て
同じように、マイナス思考の方の周りにいる人は
『どうやったら、わかってくれるだろう』
と思っているでしょう。マイナス思考の方も、今は自分のことしか考えられないかもしれません。しかし、一度自分を客観的に見て下さい。
あなたの行動を自分で見て、どう思いますか?
気づくところから始まる第一歩
第三者的な目で自分を見て気づくことがあったなら、マイナス思考は改善できます。人は
①自分のことは許せても、他人は許せない人
②他人は許せても、自分は許せない人
がいます。マイナス思考の人は②の自分が許せない人なのです。
人間はもともと、ありのままに生きていました。楽しければ笑い、悲しければ泣いていました。しかし、泣いてはいけない時、笑ってはいけない事など、親から教えられたり、学校で先生から注意され、同級生にバカにされ・・・そんな数々の事から、心は自分を責める様になったのかもしれません。
しかし、怒った親も友人も学校の先生も、怒ったことすら忘れているでしょう。だから、あなたも負の感情を持った事を忘れていいのです。
これからは、自分のために
マイナス思考も考え方のひとつです。癖の様な物ですから、徐々に考え方を変えていきませんか?
もう少し自分を客観的に見て、本当に悩まなければいけない事か?という判断を、冷静にできる様にしていきましょう。
きっと、たくさん『この悩みは不要だった』と言うことが出てくるはずです。他人が大丈夫なら、自分も大丈夫。そのくらいの感覚で、自分のものさしを持ち替えてみて下さい。
きっとあなたなら出来るはずです。