Windowsのアップデートデータは、不要になってもシステムに残り続け、ストレージを圧迫することがあります。
『これが消せたら容量が増えるのに・・』
『でも消せないよね』
と、悩んでいませんか?
実は Windowsアップデートのデータを自動削除する方法があるんです。
特に、Cドライブの空き容量が少なくなっている場合は、自動的に削除する設定をしておくと便利です。
自分で消すとなると、不安もありますが、自動削除を使えば安心です!
そこで今日は、Windowsのアップデートファイルを自動で削除する方法を詳しく解説します。
Windowsのアップデートデータとは?
Windows Updateを適用すると、一時的なダウンロードファイルや以前のバージョンのアップデートデータがPC内に保存されます。
これらのデータには以下のようなものが含まれます。
• Windows Updateの一時ファイル
• ダウンロードされたアップデートデータ
• 古いWindowsバージョンのバックアップ(Windows.oldフォルダ)
ストレージの節約のために、不要なアップデートデータを定期的に削除することが推奨されている事をご存知ですか?つい、そのままにしてしまうと、アップデートのデータだけで容量がいっぱいになってしまいます。
Windowsのアップデートデータを自動で削除する方法
Windowsには、ストレージを自動的に管理する「ストレージセンサー」や「タスクスケジューラ」を活用して、定期的にアップデートデータを削除する方法があります。
方法1:ストレージセンサーを使用して自動削除する
Windows 10 / 11 には「ストレージセンサー」という機能があり、一定の期間が経過した不要なファイルを自動削除できます。
ストレージセンサーを使用する手順
1. [設定] を開く
• 「Windows + I」キーを押して、設定画面を開く。
2. [システム] をクリック
• 左メニューから [記憶域](ストレージ) を選択。
3. [ストレージセンサー] を有効にする
• 「ストレージセンサーを構成するか、今すぐ実行する」をクリック。
4. [Windows Updateのクリーンアップ] を有効にする
• 「一時ファイルの削除」オプションで、「Windows Updateのクリーンアップ」 にチェックを入れる。
5. 削除の頻度を設定
• 「PCの空き容量が少なくなったとき」にするか、「毎日」「毎週」「毎月」などを選択。
6. [今すぐクリーンアップ] を実行
• すぐに削除したい場合は、「今すぐクリーンアップ」をクリック。
これだけで、解決します。
方法2:タスクスケジューラで自動削除を設定する
「タスクスケジューラ」を使って、定期的にアップデートデータを削除するスクリプトを実行することも可能です。
タスクスケジューラーを使う手順
1. [タスクスケジューラ] を開く
• 「Windows + S」キーを押し、検索バーに 「タスクスケジューラ」 と入力して開く。
2. 新しいタスクを作成
• 左ペインで [タスク スケジューラ ライブラリ] を右クリックし、「基本タスクの作成」 を選択。
3. タスクの名前を設定
• 例:「Windows Update Cleanup」
4. トリガー(実行タイミング)を設定
• 「毎週」または「毎月」を選択。
5. 操作を「プログラムの開始」に設定
• プログラム名に 「cleanmgr.exe」 を入力。
6. 引数を設定
• 「/sagerun:1」と入力。
7. 完了
• タスクを保存し、スケジュールされた時間に自動実行されるようになる。
方法3:ディスククリーンアップを自動化する(スクリプトを使う)
「ディスククリーンアップ(cleanmgr.exe)」をバッチファイル化し、定期的に削除する方法もあります。
ディスククリーンアップの手順
1. メモ帳を開く
• 「Windows + R」キーを押し、notepad と入力してメモ帳を開く。
2. 以下のスクリプトを記述
cleanmgr /sagerun:1
3.拡張子を .bat にして保存
•例: cleanup.bat
4.タスクスケジューラでこの .bat ファイルを登録
•方法2と同様に、タスクスケジューラで「プログラムの開始」としてこの .bat ファイルを指定する。

手動でアップデートデータを削除する方法
もしストレージをすぐに開放したい場合は、手動で削除することも可能です。
ディスククリーンアップを使う方法
1.エクスプローラーを開く
2.「Cドライブ」を右クリック → 「プロパティ」 → 「ディスクのクリーンアップ」
3.「システムファイルのクリーンアップ」をクリック
4.「Windows Updateのクリーンアップ」にチェックを入れて実行
まとめ
Windowsのアップデートデータを自動で削除する方法は以下の3つがあります。
①ストレージセンサーを使う(初心者向け)
② タスクスケジューラで定期的にクリーンアップ(中級者向け)
③バッチファイルを作成して自動実行(上級者向け)
これらを活用すれば、Cドライブの空き容量を確保し、PCのパフォーマンスを維持できます。
定期的なクリーンアップを設定して、快適なPC環境を保ちましょう!