D-U-N-Sナンバーとは?

D-U-N-Sナンバー(ダンズナンバー)は、アメリカのDun & Bradstreet社(D&B)が管理する、世界共通の企業識別番号(9桁)です。日本では、東京商工リサーチ(TSR)がD&Bの公式パートナーとして発番・管理を行っています。
この番号は、Appleの開発者登録や、米国FDAなどの国際的な申請時に必要になることが多く、特に海外と取引のある法人・個人事業主にとっては非常に重要です。
D-U-N-Sナンバーが必要・重要になる具体的な場面
個人事業主でも、次のような「海外との関わり」がある人にとっては、D-U-N-Sナンバーが非常に重要です。
1. Appleのデベロッパープログラム登録(法人扱い)
• App Storeで自作アプリを「ビジネスアカウント」で公開したい時に必要です。
• Appleは、D-U-N-Sナンバーを元に「実在する事業者か」を審査します。
※個人開発者アカウント(個人名で登録)なら不要ですが、「屋号や法人名で出したい」場合は必要になります。
2. Amazonで海外販売(Amazon.comなど)
• 海外アカウント登録時、信頼できる事業者かを証明するためにD-U-N-Sナンバーを求められる場合があります。
3. 海外企業との取引やB2B契約
• 海外の企業とのビジネス契約時に「企業情報を確認したい」と言われることがあります。
• D-U-N-Sナンバーがあれば、取引相手がD&Bで企業信用情報を確認できます。
4. 米国FDAへの食品・化粧品等の申請
• 海外輸出や製造販売時、D-U-N-Sナンバーが必要になるケースがあります。
5. 海外マーケットプレイス・SaaS登録など
• 海外のSaaSサービス(B2B系)やマーケットプレイスなどで、アカウント開設時に提出を求められることがあります。
つまり、個人事業主“全員”が必要なものではありません
以下のようなケースでは、取得しなくても大丈夫です。
• 国内のみで活動している
• 海外との取引や申請予定はない
• ネット販売も国内向け(メルカリ・BASEなど)中心
必要性 | 状況 |
必要になる | 海外企業との取引、Appleビジネス開発者登録、FDA申請、Amazon.com販売など |
任意(不要) | 国内のみの活動、一般的なブログ・物販、副業レベルの事業 |
「今は使わないけど、将来的に海外展開するかも…」という方は、早めに取得しておいて損はありません。(取得費用は数千円と比較的安価で、更新も不要です。)
すでにD-U-N-Sナンバーを持っているか確認する方法
実は、多くの企業にはすでにD-U-N-Sナンバーが自動的に付与されています。まずは自社に番号があるかどうか、以下の手順で無料で確認してみましょう。
【確認手順】
- 東京商工リサーチ「D-U-N-Sナンバー検索サービス」にアクセス
- 企業名(法人名または屋号)や所在地を入力して検索
- 自社が検索結果に表示されたら、左の「DUNS」マークをクリック
- 照会フォームに必要事項を入力して申請(無料)
- 通常、1営業日以内にメールで番号が通知されます
D-U-N-Sナンバーが見つからなかった場合の取得方法
検索しても自社名が見つからなかった場合は、新たに番号を取得する必要があります。以下の手順で申請できます。
【新規取得の流れ】
- 東京商工リサーチのD-U-N-S申請ページにアクセス
- 申請フォームに自社情報(企業名、所在地、担当者情報など)を入力し送信
- 受付確認メールが届く
- 必要書類を提出(法人は登記簿謄本、個人事業主は開業届や確定申告書など)
- 所定の発行手数料を銀行振込(通常:3,300円税込)
- 申請完了から約7営業日で番号が発行・通知されます
【個人事業主が提出できる書類例】
- 開業届の控え
- 確定申告書の写し(屋号あり)
- 営業許可証
- 屋号名義の通帳表紙
- 屋号が記載された公共料金の領収書など
費用と発行期間の目安
内容 | 費用(税込) | 納期 |
---|---|---|
自社の番号照会 | 無料 | 1営業日以内 |
D-U-N-Sナンバー新規発番 | 3,300円 | 約7営業日 |
エクスプレスサービス | +14,300円 | 約3営業日 |
証明書発行(希望者のみ) | 11,000円 | 3~7営業日 |
まとめ
D-U-N-Sナンバーは、国際的な取引や登録手続きで必要となる重要な識別番号です。まずは東京商工リサーチの検索サービスで自社の番号がすでに発番されているかを確認し、必要に応じて新規取得を進めましょう。
個人事業主でも取得は可能で、費用も比較的安価です。海外取引や信頼性の証明として、取得しておいて損はありませんね。
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