Microsoft Edgeアップデート情報と「Copilotボタンを消す」完全ガイド【2025年10月最新版】

Microsoft EdgeのCopilotボタンを非表示にする設定手順(…→ 設定 → 外観 → Copilotとサイドバー → アプリ固有の設定 → Copilot → ツール バーの[Copilot]ボタンを表示する をOFF)を表すイメージ。2025/10/02のアップデート情報付き、Windows 11 風の画面イラスト。

はじめに

米国時間 2025年10月2日 に Microsoft Edge の更新プログラム(Stable系 141系ビルド)が配信されました。今回もセキュリティ修正と安定性向上が中心で、バックグラウンドで自動適用されます。法人端末などで自動更新のタイミングを制御している場合は、手動での更新チェックとバージョン確認をおすすめします。配信トラックの記録として、Beta 141.0.3537.57(10/2公開) のリリースノートおよび Stable 141 Update(10/2公開) のカタログ掲載が確認できます。

加えて、最近とくにお問い合わせが多いのが 「Edgeのツールバーに常時出ている Copilot ボタンを消したい」 というもの。結論から言うと、設定で非表示にできます。 本記事では以下をまとめます。

  • 10/2配信のEdge最新情報と確認ポイント
  • Edgeの Copilotボタンを消す(再表示も可)
  • 更新が来ない/該当版か分からない時のチェック手順
  • 管理者・上級者向けの補足(ポリシー/レジストリの話は最小限)

1. 10/2配信:今回のEdge更新の要点

  • 配信チャネル:Stable(自動配信)。法人ではWSUS/Intuneで段階展開されることあり。
  • 位置づけ:Chromiumベースの定例更新。脆弱性修正と安定化 が主目的。
  • 参照:Edge Beta 141.0.3537.57 の公式リリースノートに 10/2 の記載、Stable 141 UpdateMicrosoft Updateカタログに 10/2 付で掲載。運用観点では「141系での最新化」を目安に判断してください。

※個別のCVEや機能差分は公開タイミングが前後することがあります。最新情報は公式→Microsoft


2. いますぐできる更新チェック&バージョン確認

  1. Edge右上の「…」>[設定] を開く
  2. 左側で [Microsoft Edgeについて] を選択
  3. 「更新プログラムの確認」が自動で走り、再起動が促されたら [再起動]
  4. 表示される バージョン番号が 141.x.xxxx.xx 付近 になっていれば、今回系統の最新にいます(細かなビルドは環境差あり)

補足(配信が来ないとき)

  • 企業管理端末:WSUS/Intuneの承認/リング設定を確認
  • 回線不安定時:数分待って再試行、またはVPNを外す
  • どうしても入らない:Microsoft Update カタログ経由のモジュール配布を検討(管理者向け)。

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3. ツールバーの Copilot ボタンを消す(再表示もOK)

「常に表示されて気が散る」「誤クリックする」という声に対して、UI設定で非表示にできます。日本語UIでの手順は下記です。

手順(日本語UI)

  1. Edge右上の 「…」 をクリック
  2. [設定] を開く
  3. 左メニューから [外観] を選択
  4. セクション 「Copilot とサイドバー」 を開く
  5. 「アプリ固有の設定」>[Copilot] をクリック
  6. 「ツール バーの[Copilot]ボタンを表示する」OFF にする

これでツールバーのCopilotアイコンが非表示になります。再度使いたくなったら、同じ場所でONに戻すだけです。
(※Windows全体のCopilotボタンやショートカットの無効化は別物。必要ならタスクバー設定やポリシーで制御します。)


4. よくあるつまずきと対処

  • 「設定に同じ項目が見当たらない」
    → Edgeが古い可能性があります。2章の更新チェックを先に実施。プロファイルや管理ポリシーでUIが変わる場合もあります。
  • 「OFFにしたのにボタンが復活する」
    → 会社端末で 管理ポリシー が配布されているかも。IT管理者のEdgeテンプレート/MDM設定を確認。
  • 「そもそもCopilotを使わない」
    → 端末全体での非表示は Windowsのタスクバー設定 や(Pro/Enterprise 等)グループポリシー/レジストリでも可能。運用とサポート性を考え、まずは Edge内の非表示 から始めるのがおすすめです。一般向け手順としては、タスクバーの [個人用設定>タスクバー>CopilotをOFF] が手軽です。

5. 企業・管理者向けメモ

更新は一度に全社へ適用せず、リング(段階)を分けて進めます。
Ring 0:IT/代表業務(5〜10%)で2週間程度テストし

Ring 1:早期利用部門(20〜30%)へ拡大、問題がなければ

Ring 2:全社展開とします。

各リングで、業務Webアプリ・拡張機能・SSO・印刷などの相性をチェックリスト化し、

合格基準(例:主要ワークフロー100%通過、重大インシデント0件)

ロールバック条件(例:業務停止レベルの不具合1件以上)

を事前に定義しておきます。メンテナンス時間帯に適用し、対象外PCには一時停止を設定して保護します。

サイドバー/Copilot の表示制御

ユーザー体験の混乱を避けるため、管理ポリシー(ADMX/Intune 設定カタログ)でサイドバーと Copilot の表示・固定を制御します。基本方針は

「既定:OFF、ユーザーによる任意ONは許可」

とし、部門やOU単位で適用範囲を分けます。適用結果は edge://policy で確認し、設定の同期(プロファイル間)で意図せず復活しないかも検証します。なお、Windows タスクバーの Copilot は Edge とは別設定のため、必要に応じて「設定 > 個人用設定 > タスクバー > Copilot」をオフにします。

トラブル発生時の運用フロー

不具合が疑われる場合は、次の順で切り分けます。

  1. 最新安定版(Stable)で事象を再現確認し、発生条件(バージョン・拡張・サイト・手順)を記録。
  2. Microsoft の「Release health」や Edge リリースノート/既知の問題を確認して、既出かどうかを判定。
  3. Beta/Canary で再現性を比較し、上位チャネルで改善しているビルド番号を控える(暫定回避の可否を判断)。
  4. 影響範囲と回避策(機能の一時無効化、特定ポリシー適用、更新の一時停止、ロールバック等)を周知・実施
  5. 恒久修正が公開されたらパイロットで再検証 → 段階展開

ログは イベント ビューア、edge://crashesedge://components、ネットワークトレース などで採取・添付し、再現手順とセットでナレッジ化します


補足メモ

ユーザー側でOFFにしても、プロファイルの再作成やサインインし直し、設定の同期で復活することがあります。外観の同期を切るか、仕事用アカウントは管理側で配布しましょう。

企業利用では ADMX/Intuneの設定カタログで「Sidebar」「Copilot」を検索し、該当ポリシーを無効化。反映は gpupdate /force、確認は edge://policy が早いです。

バージョン確認は edge://version、更新の手動チェックは edge://settings/help を開くのが確実。来ない場合は時間差配信です。

メジャー更新直後は実験設定が初期化され、ボタンが一時的に戻ることがあります。設定のリセットは最終手段(拡張・検索エンジンも初期化されます)。

不調の切り分けに edge://crashes / components / sync-internals が有用。

なお WindowsのタスクバーCopilotは別物。非表示は「設定 > 個人用設定 > タスクバー > Copilot」をオフにします。

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6. ミニFAQ

Q1. CopilotをOFFにしても検索ボックスにサジェストが出ます。
A. それはBing検索側のUIです。既定の検索エンジンアドレスバーの候補表示を調整してください。

Q2. ツールバーから消したCopilotを一時的に使いたい。
A. 設定でいつでもONに戻せます。ショートカットやサイドバーからの呼び出しも可(組織ポリシーで禁止されていない前提)。

Q3. 更新後に社内Webアプリの動作が不安定。
A. まず 拡張機能の一時無効化プロファイルのテスト起動(–inprivate など) で切り分け。既知の問題は公式リリースノート/カタログで追跡を。


7. まとめ

  • 10/2(米国時間)にEdgeの更新 が到来。141系ビルドの配信が確認でき、安定性/セキュリティ改善が中心。「Edgeについて」で更新→再起動 が基本。
  • Copilotボタンは設定で非表示 にできます:[…]→設定→外観→Copilotとサイドバー→アプリ固有の設定→Copilot→「ツール バーの[Copilot]ボタンを表示する」をOFF
  • 法人は段階展開とポリシー整備を。個人はUIの最適化から始めて、必要に応じてWindows側のCopilot無効化も検討しましょう。

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