
Wi-Fiではインターネットを使えるのに、LANケーブルを接続するとWebサイトが開けない――。このような場合は、LANケーブルやルーターのLANポート、Windowsのネットワーク設定などを順番に確認しましょう。
まず、同じLANケーブルを別のパソコンにつないでも接続できないか確認すると、原因がパソコン側か、ケーブル・ルーター側かを切り分けやすくなります。
なお、「Chromeでは開けるのにEdgeだけ開けない」など、特定のブラウザーだけで起きる場合は、有線LAN全体ではなくブラウザーの設定や拡張機能が関係している可能性があります。この記事では、有線LAN接続時にインターネット全体を使えない場合の確認方法を紹介します。
有線LANだけつながらないときに確認すること
- LANケーブルがパソコンとルーターにしっかり差し込まれているか
- 別のLANケーブルや、ルーターの別のLANポートでも同じ症状が出るか
- 同じケーブルとルーターに別のパソコンをつないだ場合、インターネットを使えるか
- Wi-Fiでは、同じパソコンからインターネットを使えるか
- 一部のサイトだけでなく、複数のサイトやアプリで接続できないか
別のパソコンでも有線LANにつながらない場合は、LANケーブルやルーター、回線側に原因があるかもしれません。このパソコンだけで起きる場合は、Windowsの設定やネットワークアダプターを確認しましょう。
有線LANだけインターネットにつながらないときの対処法
1. LANケーブルとルーターの接続を確認する
- LANケーブルをパソコンとルーターからいったん抜き、差し直します。
- 別のLANケーブルがあれば交換して、接続できるか確認します。
- ルーターに複数のLANポートがある場合は、別のポートに差し替えて確認します。
- 可能であれば、別のパソコンを同じケーブルにつないで接続できるか確認します。
ケーブルを交換したらつながる場合は、元のケーブルに問題がある可能性があります。別のパソコンでもつながらない場合は、ルーターや回線の状態も確認してください。
2. Windowsのイーサネット接続状態を確認する
- 設定を開き、ネットワークとインターネットを選びます。
- イーサネットを選び、接続状態を確認します。
- 「未接続」や「操作が必要です」と表示される場合は、画面に表示される案内も確認してください。
Windows 11では、「ヘルプの表示」アプリからネットワークのトラブルシューティングを実行できます。スタートメニューで「ヘルプの表示」と検索してアプリを開き、ネットワークの問題を診断してください。
3. パソコンとルーターを再起動する
ケーブルを差し直しても改善しない場合は、作業中のファイルを保存してからパソコンを再起動します。
ルーターの再起動は、ほかの機器でも接続できない場合や、ルーター側の問題が疑われる場合に試してください。電源を入れ直す手順は機器によって異なるため、ルーターの説明書やメーカーの案内を確認しましょう。
4. IPアドレスやDNSの設定を確認する
自宅のルーターからIPアドレスやDNSを自動取得している環境では、イーサネットの設定が自動取得になっているか確認します。ただし、会社や学校のネットワークでは固定のIPアドレスやDNSが必要な場合があります。自分で設定した覚えがないときや、設定内容が分からないときは変更せず、管理者に確認してください。
- 設定を開き、ネットワークとインターネットからイーサネットを選びます。
- IP割り当ての項目を確認します。
- 自宅のネットワークで自動取得を使っている場合は、設定が自動(DHCP)になっているか確認します。
- 手動設定になっていて、自分で変更した覚えがある場合は、変更前の内容を控えてから必要に応じて自動取得に戻します。
Windowsの「IP割り当て」を「自動(DHCP)」にすると、IPアドレスとDNSサーバーアドレスの両方が自動で設定されます。自宅のルーターから自動取得している場合は、この設定になっているか確認しましょう。
DNSに「8.8.8.8」などが設定されていることだけで、問題があるとは限りません。DNSを自動取得に戻すのは、自宅のルーターから自動取得する設定を使っている場合に限り、会社や学校の設定を一律に変更しないようにしましょう。
5. プロキシの設定を確認する
プロキシを自分で設定したことがある場合は、Windowsのプロキシ設定を確認します。会社や学校で指定されたプロキシや自動構成スクリプトを使っている場合は、オフにせず管理者に相談してください。
- 設定を開き、ネットワークとインターネットを選びます。
- プロキシを選びます。
- 手動で設定したプロキシがある場合は、設定内容を確認します。不要な設定か判断できない場合は変更せず、設定した人や管理者に確認してください。
「設定を自動的に検出する」や「セットアップ スクリプト」は、ネットワークによって必要な場合があります。意味が分からない項目を一律にオン・オフしないようにしましょう。
6. ネットワークコマンドを試す
ここまでの方法で改善しない場合は、管理者として開いたコマンドプロンプトでネットワーク設定をリセットする方法があります。会社や学校のパソコン、固定IPアドレスを使っているパソコンでは、実行前に管理者へ相談してください。
コマンドプロンプトを管理者として開き、次のコマンドを1行ずつ入力してEnterキーを押します。
netsh winsock resetnetsh int ip resetipconfig /releaseipconfig /renewipconfig /flushdnsコマンドの実行中は、インターネット接続が一時的に切れる場合があります。すべて実行したあとに再起動して、接続を確認してください。
すべて実行したあと、パソコンを再起動して接続を確認します。ネットワーク設定によっては、再接続や設定のやり直しが必要になる場合があります。
7. ネットワークアダプターのドライバーを確認する
Windowsの更新やドライバーの更新後に症状が始まった場合は、パソコンメーカーのサポートページで、使用中の機種に対応したネットワークドライバーを確認してください。ドライバーを削除する場合は、先に再インストール用のドライバーを用意しておきましょう。
デバイス マネージャーで「ネットワーク アダプター」を開き、イーサネットのアダプターに警告マークが表示されていないか確認する方法もあります。会社や学校のパソコンでは、ドライバーの更新や削除を行う前に管理者へ相談してください。
8. ネットワークをリセットする
ほかの方法を試しても接続できない場合は、ネットワークのリセットを検討します。ネットワークアダプターとその設定が初期状態に戻るため、VPNソフトなどの再設定が必要になる場合があります。最後の手段として実行してください。
- 設定を開き、ネットワークとインターネットを選びます。
- ネットワークの詳細設定を選びます。
- ネットワークのリセットを選び、画面の案内に従います。
ネットワークリセット後は、VPNクライアントや仮想ネットワークなどの再設定が必要になることがあります。会社や学校のパソコンでは、実行前に管理者へ確認してください。
よくある質問
Q. Wi-Fiは使えるのに、有線LANだけつながらないのはなぜですか?
LANケーブルやルーターのLANポート、パソコンのネットワークアダプター、IPアドレスやDNSの設定など、複数の原因が考えられます。別のケーブルや別のパソコンでも試すと、原因を切り分けやすくなります。
Q. Wi-Fiでは開けるサイトが、有線LANでは開けません。
複数のブラウザーやアプリでも同じサイトが開けない場合は、DNSやネットワーク設定を確認します。特定のブラウザーだけで起きる場合は、ブラウザーの設定や拡張機能が関係している可能性があります。
Q. DNSを自動取得に戻しても大丈夫ですか?
自宅のルーターからDNSを自動取得している場合は、設定を自動取得に戻して確認できます。会社や学校のネットワークでは固定のDNSが必要な場合があるため、分からないときは変更せず管理者に確認してください。
Q. それでも改善しない場合はどうすればいいですか?
別のLANケーブルやパソコンでも同じ症状が出るか確認してください。複数の機器で有線LANにつながらない場合は、ルーターや回線事業者のサポートに相談しましょう。このパソコンだけで起きる場合は、パソコンメーカーのサポートに相談する方法もあります。
まとめ|有線LANの接続状況を順番に確認しよう
Wi-Fiでは使えるのに有線LANだけつながらない場合でも、原因がWindowsの設定とは限りません。まずはLANケーブルやルーターのLANポートを確認し、別の機器でも同じ症状が出るかを調べましょう。
パソコンだけで起きている場合は、Windowsの接続状態やIPアドレスの設定、プロキシ、ネットワークアダプターのドライバーを順に確認します。ネットワークコマンドやネットワークのリセットは、影響を確認してから試してください。

