Windows 11へのアップデート中に 「0xc1900101」 というエラーコードが表示され、インストールが失敗してしまうことがあります。
このエラーは ドライバーの互換性 に関係することが多く、適切な対処をすれば解決できる場合がほとんどです。今日は、「0xc1900101」エラーの原因と、確実に解決するための方法を 初心者でも分かりやすく解説 していきたいと思います。
🔹 エラー「0xc1900101」とは?
「0xc1900101」は、Windowsのアップデート中に発生するドライバー関連のエラー です。
このエラーは、以下のようなバリエーションで表示されることがあります。
• 0xc1900101 – 0x20004
• 0xc1900101 – 0x20017
• 0xc1900101 – 0x30018
• 0xc1900101 – 0x4000D
• 0xc1900101 – 0x40017
いずれも ドライバーの問題やストレージ、システム設定 に起因するもので、基本的な解決策は共通しています。
🔹 「0xc1900101」エラーの主な原因
1. 古いまたは互換性のないドライバー
• Windows 11のインストール時に、古いドライバーが原因で失敗することがあります。
2. ストレージの空き容量不足
• Cドライブに十分な空き容量(少なくとも20GB以上)がないと、インストールが正常に進まない場合があります。
3. ウイルス対策ソフトの影響
• 一部のウイルス対策ソフトがWindowsのアップデートを妨げることがあります。
4. 周辺機器(USBデバイスなど)の干渉
• 外付けHDDやUSBデバイスが影響してエラーが発生することがあります。
5. BIOSの設定
• セキュアブートやUEFIの設定 に問題があると、インストールが正常に行われないことがあります。
🔹 「0xc1900101」エラーの解決策
ここからは、具体的な解決方法をステップごとに 解説します。
順番に試すことで、エラーを解決しやすくなります。
ステップ1:PCを再起動して、もう一度アップデートを試してみる。
意外と見落としがちですが、PCを一度シャットダウンし、再起動するだけで解決することがあります。
試しに PCを再起動してから、もう一度Windows Updateを実行 してみましょう。
ステップ2:周辺機器をすべて取り外す
不要なUSB機器がアップデートを妨げることがあります。
手順
1. USBメモリ、外付けHDD、プリンターなど、不要なデバイスをすべて取り外す。
2. PCを再起動 し、もう一度アップデートを試す。
✅ 影響を与える可能性がある機器
• 外付けHDD / SSD
• USBメモリ
• プリンター
• ゲーミングマウス / キーボード
• 外部モニター
ステップ3:ストレージの空き容量を確保する
Cドライブの空き容量が足りないと、アップデートが正常に進みません。
最低でも20GBの空き容量を確保した方が良いと言われています。
手順
1. 「設定」 → 「システム」 → 「ストレージ」 を開く
2. 「一時ファイル」 を選択し、不要なファイルを削除
3. 「ディスククリーンアップ」 を実行
• Windowsキー + R を押し、cleanmgr と入力
• 「Cドライブ」を選択し、「不要なファイル」を削除
*削除する時は、本当に削除して良いものだけを確認してから削除して下さいね。
私は最初のころ、あやふやな知識のまま必要なファイルを削除してしまい、修復にかなりの時間を要しました。(反省)削除するときは、本当に気をつけて下さいね。
ステップ4:ドライバーを最新バージョンに更新
古いドライバーが原因でアップデートが失敗することが多いです。
特に グラフィック・ネットワーク関連のドライバー を最新に更新しましょう。
手順
1. Windowsキー + X を押し、「デバイスマネージャー」を開く。
2. 「ディスプレイアダプター」→ グラフィックカードを右クリック
3. 「ドライバーの更新」→ 「最新のドライバーを検索」
✅ 特に更新が必要なドライバー
• グラフィックドライバー(NVIDIA / AMD / Intel)
• ネットワークアダプター(Wi-Fi / LAN)
• ストレージドライバー(SSD / HDD)
上記のものは特に更新が必要であると言われています。
ステップ5:ウイルス対策ソフトを一時的に無効化
一部のウイルス対策ソフトが、Windows Updateを妨害することがあります。
手順
1. セキュリティソフト(Norton、McAfee、Avast など)を無効化
2. Windows Updateを再実行。
ステップ6:BIOS設定を確認する
古いBIOSバージョンや設定ミスが影響することがあります。
手順
1. PCを再起動し、「F2」または「DEL」キーを押してBIOSを開く
2. セキュアブート(Secure Boot)を無効化
3. UEFIブートモードを有効化
4. 変更を保存し、再起動
ステップ7:クリーンインストールを試す
どうしても解決しない場合は、Windows 11をクリーンインストール するのが最も確実な方法です。
*クリーンインストール とは、Windowsをまっさらな状態から新しくインストールする方法 です。
通常のアップデートとは異なり、古いデータや設定をすべて削除して、新しくWindowsを入れ直す ため、エラーが起こりにくくなります。
手順
1. Microsoft公式サイトから「Windows 11 インストールメディア」を作成
2. USBメディアからPCを起動し、クリーンインストールする。
🔹 まとめ
「0xc1900101」エラーは、ドライバーやストレージ、周辺機器が原因 となることが多いです。
上記の手順を順番に試すことで、多くのケースで解決できます。
対策 | 解決できる可能性 |
---|---|
PCを再起動する | 一時的なエラーを解消 |
USB機器を外す | 周辺機器の干渉を防ぐ |
ストレージの空き容量を確保 | 容量不足によるアップデート失敗を防ぐ |
ドライバーを更新 | 古いドライバーが原因のエラーを修正 |
ウイルス対策ソフトを無効化 | セキュリティソフトの干渉を回避 |
BIOS設定を確認 | UEFI・セキュアブートの影響を排除 |
クリーンインストール | すべての問題を完全リセット(最終手段) |
まずは 簡単な対策から順番に試していきましょう!
問題が解決しない場合は、Microsoftのサポートページも参考にしてください。