Windows 11を搭載したパソコンを購入しようとしたとき、「Home」と「Pro」の違いに迷う人も多いのではないでしょうか?
この記事では、Windows 11 HomeとProの違いを詳しく解説し、自分に合ったパソコンの選び方を紹介します。
Windows 11 HomeとProの主な違い
Windows 11には、「Home」と「Pro」の2つのエディションがあります。主な違いを表にまとめました。
Windows 11 HomeとProの比較表
機能 | Windows 11 Home | Windows 11 Pro |
価格 | 安い | 高い |
BitLocker(暗号化) | なし | あり |
リモートデスクトップ(ホスト) | なし | あり |
Windows Updateの管理 | 制限あり | 柔軟に設定可能 |
グループポリシー | なし | あり |
Hyper-V(仮想マシン) | なし | あり |
Windows Information Protection | なし | あり |
最大メモリサポート | 128GB | 2TB |
Windows Hello(指紋・顔認証) | あり | あり |
HomeとProの違いを詳しく解説
① BitLockerによる暗号化(Proのみ)
Windows 11 Proには「BitLocker」という機能が搭載されており、パソコンのデータを暗号化できます。
特に、仕事で機密データを扱う人や、外出先でパソコンを使用する人には重要な機能です。
② リモートデスクトップ(Proのみ)
Windows 11 Proでは、リモートデスクトップの「ホスト」として動作できます。
つまり、自宅のパソコンに外出先から接続して作業が可能。
Homeでは「クライアント」としての接続はできますが、ホストとして動作しません。
③ グループポリシーとWindows Updateの管理(Proのみ)
Windows 11 Homeでは、Windows Updateの自動更新を止めることができません。
一方、Proでは「グループポリシー」を使って詳細な設定が可能になり、企業や上級者向けのカスタマイズができます。
④ Hyper-V(仮想マシン)機能(Proのみ)
仮想環境を作る「Hyper-V」という機能がProにはあります。
たとえば、別のOS(Linuxなど)を試したい場合に便利。
ただし、一般ユーザーにはあまり必要のない機能です。-V仮想マシン環境・メニュー下の11個のアイコン機能の意味と説明
⑤ 最大メモリサポート
Windows 11 Homeは最大128GB、Proは最大2TBのメモリをサポートしています。
ほとんどの人には128GBで十分ですが、ハイスペックPCを使うならProが適しています。
自分に合ったWindows 11の選び方
Windows 11 HomeとProのどちらを選べばよいか、以下のポイントを参考にしてください。
Windows 11 Homeがおすすめの人
• 一般的なパソコン用途(ネット・動画・Office・ゲームなど)
• 価格を抑えたい
• リモートデスクトップやBitLockerを使う予定がない
→ ほとんどの一般ユーザーはWindows 11 Homeで十分です!
Windows 11 Proがおすすめの人
• 仕事でパソコンを使う(リモートワーク・ビジネス用途)
• リモートデスクトップを利用したい
• データを暗号化してセキュリティを高めたい
• 仮想環境(Hyper-V)を使いたい
• Windows Updateの管理を自由に設定したい
→ 企業向け・ビジネスパーソン・上級者向け!
Windows 11搭載パソコンの選び方
Windows 11を搭載したパソコンを選ぶ際、以下のポイントをチェックしましょう。
① 用途に応じたスペックを選ぶ
用途 | おすすめスペック |
ネット・動画視聴 | CPU:Intel Core i3 / Ryzen 3, メモリ8GB, SSD 256GB |
Office・軽作業 | CPU:Intel Core i5 / Ryzen 5, メモリ16GB, SSD 512GB |
クリエイター向け | CPU:Intel Core i7 / Ryzen 7, メモリ32GB以上, SSD 1TB |
ゲーム用 | CPU:Intel Core i7 / Ryzen 7以上, メモリ16GB以上, 高性能GPU |
→ 用途に合ったスペックを選ぶことで、コストを抑えつつ快適に使えます。
② ノートPC vs デスクトップPC
種類 | 特徴 |
ノートPC | 持ち運びに便利、バッテリー駆動、場所を取らない |
デスクトップPC | 高性能なモデルが多い、拡張性が高い |
• 持ち運びが多いなら「ノートPC」
• 高性能が必要なら「デスクトップPC」

③ Windows 11 Home搭載のおすすめパソコン
【ノートPC】
1. Lenovo IdeaPad Slim 5(約8万円)
• Core i5 / 16GBメモリ / 512GB SSD
• コスパの良い人気モデル
2. ASUS Vivobook 15(約7万円)
• Core i3 / 8GBメモリ / 256GB SSD
• 初心者向けで価格も安い
【デスクトップPC】
1. HP Pavilion Desktop TP01(約10万円)
• Core i5 / 16GBメモリ / 512GB SSD
• 一般用途におすすめのデスクトップ
④ Windows 11 Pro搭載のおすすめパソコン
【ノートPC】
1. Dell Latitude 7420(約15万円)
• Core i7 / 16GBメモリ / 512GB SSD
• ビジネス向け高性能モデル
2. ThinkPad X1 Carbon Gen 11(約20万円)
• Core i7 / 32GBメモリ / 1TB SSD
• 軽量で持ち運びしやすいビジネスモデル
【デスクトップPC】
1. ThinkCentre M90t Gen 3(約18万円)
• Core i7 / 32GBメモリ / 1TB SSD
• 企業向けのハイスペックデスクトップ
Windows11HomeとProの違い・まとめ
Windows 11 HomeとProの違いを理解し、自分に合ったパソコンを選ぶことが重要です!
• 一般ユーザーならHomeでOK
• ビジネス・セキュリティ重視ならPro
パソコンの選び方に迷ったら、用途に合ったスペックと価格のバランスを考えて選びましょう!