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Windows 11「KB5129195」が緊急配信|KB5124008の不具合を修正、USBオーディオは一部未解決

Windows更新後のUSBヘッドセット無音

2026年9月、Windows 11向けに帯域外更新プログラム「KB5129195」が公開されました。

この更新プログラムは、2026年9月のWindows更新後に確認されたリモートデスクトップサービスや、Linux仮想環境での共有フォルダーの問題などを修正するものです。USBオーディオについては、8チャンネルや3Dオーディオで音が出ない問題が修正されました。

ただし、USB Audio Class 1.0対応機器で発生する「コード10」や無音、音量を変更できない問題は、KB5129195では解決していません。10月13日公開の更新プログラムでも、この問題は一部未解決と案内されています。

この記事では、KB5129195で修正された問題と残っている問題、更新を適用する方法を解説します。これから更新する場合は、KB5129195を個別に探すのではなく、Windows Updateに表示される最新の更新プログラムを確認してください。

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2026年10月15日追記:USBオーディオの一部症状は継続中

2026年10月13日公開のWindows 11向け更新プログラム「KB5127648」でも、USB Audio Class 1.0対応機器の不具合は一部未解決と案内されています。KB5129195で修正されたのは、8チャンネルや3Dオーディオなど、マルチチャンネル設定で音が出ない症状です。

デバイスマネージャーの「コード10」、無音、音量が0のまま変更できないなどの症状については、Microsoftが引き続き対応しています。KB5129195より後の更新を適用しても、症状が残る場合があります。

なお、ファイル履歴で「ドライブを再接続してください」と表示される問題は、9月22日公開のKB5124010以降の更新で修正されています。

KB5129195とは?

KB5129195は、2026年9月14日(現地時間)にMicrosoftから公開された、Windows 11の帯域外更新プログラムです。

日本時間では9月15日の配信となります。

帯域外更新とは、毎月決まった日に配信される通常の月例更新とは別に、重要な問題への対応などを目的として公開される更新です。

今回のKB5129195は、Windows 11 バージョン24H2/25H2を対象としています。

対象となるバージョンと、インストール後のOSビルドは次のとおりです。

Windows 11のバージョンKB5129195適用後のOSビルド
Windows 11 25H226200.9457
Windows 11 24H226100.9457

Windows 11 バージョン26H1には、別番号の「KB5129194」が提供されています。

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KB5129195が緊急配信された理由

2026年9月の更新プログラム適用後、一部の環境で次の問題が確認されていました。

  • リモートデスクトップサービスが不安定になる
  • WSLなどのLinux仮想環境で共有フォルダーを利用できない
  • USB Audio Class 1.0対応機器から音が出ない
  • 音量が0のまま変更できない
  • デバイスマネージャーに「コード10」が表示される
  • 8チャンネルや3Dオーディオで音が出ない

Microsoftはこれらの問題を正式に確認し、一部の問題を修正するため、通常の更新日を待たずにKB5129195を公開しました。

KB5129195は累積更新プログラムのため、これまでの更新内容やセキュリティ対策も含まれています。

KB5129195で修正された問題

KB5129195では、2026年9月の更新後に確認された複数の問題が修正されています。

ただし、USBオーディオについては完全には解決していません。

ここからは、修正された問題と未解決の問題を分けて紹介します。

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リモートデスクトップサービスの不具合を修正

Microsoftによると、2026年9月のWindows Server向けセキュリティ更新「KB5122880」の適用後、一部の組織環境でリモートデスクトップサービス(RDS)が不安定になる問題が発生していました。KB5129195の更新内容には、この問題への修正も含まれています。

主な症状は次のとおりです。

  • RDP接続が数分後に失敗する
  • リモートデスクトップへサインインできない
  • 「リモートデスクトップ構成をお待ちください」の画面で停止する
  • サーバーが応答しなくなる
  • Microsoft管理コンソール(MMC)が応答しない
  • RDSライセンス診断ツールが応答しない
  • エクスプローラーが応答しない
  • Windows Updateの画面が読み込み中のまま止まる

この問題は、KB5129195で修正されました。

主に企業や組織などで、Windows 11のリモートデスクトップサービスを利用している環境に関係する問題です。

一般家庭でリモートデスクトップを使用していない場合は、直接影響を受ける可能性は高くありません。

WSLなどで共有フォルダーを利用できない問題を修正

KB5124008のインストール後、HCSで管理されるLinux仮想マシンにおいて、Windows側から共有したフォルダーが表示されない、またはアクセスできない問題も確認されていました。

影響が示されていたのは、次のような環境です。

  • Windows Subsystem for Linux(WSL)
  • Claude Cowork
  • HCSで管理されるLinux仮想環境
  • Plan9によるホストフォルダー共有を使用するアプリ
  • 一部のサンドボックス環境

仮想マシン自体は起動できても、Windows側から共有したフォルダーがLinux環境にマウントされず、ファイルを利用できないことがありました。

この問題はKB5129195で修正されています。

なお、Plan9によるフォルダー共有を使用していない通常のHyper-V仮想マシンは、もともとこの不具合の対象には含まれていません。

8チャンネル・3Dオーディオの問題を修正

USB Audio Class 1.0対応機器のうち、通常のステレオ設定では動作するものの、8チャンネルや3Dオーディオなどのマルチチャンネル設定にすると音が出なくなる問題も確認されていました。

このマルチチャンネルに関する問題は、KB5129195で修正されました。

KB5124008のインストール後に、2チャンネルへ変更することで一時的に音を戻していた場合は、KB5129195の適用後に利用したいチャンネル設定で正常に動作するか確認してみてもよいでしょう。

ただし、USBオーディオに関するすべての問題が修正されたわけではありません。

USBオーディオは一部の症状が未解決

KB5129195では、8チャンネルや3Dオーディオなどのマルチチャンネルに関する問題が修正されました。

一方、Microsoftは次の症状について、現在も対応を継続しています。

  • デバイスマネージャーに「このデバイスを開始できません(コード10)」と表示される
  • USBオーディオ機器から音がまったく出ない
  • 音量が0のまま変更できない
  • 音量調整が反応しない
  • サウンド設定が応答しない
  • サウンド設定を開けない

そのため、KB5129195をインストールしても、これらの症状が必ず直るとは限りません。

影響を受けるのは、USB Audio Class 1.0に対応した一部の機器です。すべてのUSBスピーカーやUSBヘッドセットで発生する問題ではありません。

Microsoftは残っている症状の解決に取り組んでおり、今後の更新で追加修正が提供される予定です。

USBオーディオから音が出ない場合の確認方法や、現在試せる対処法については、以下の記事で詳しく解説しています。

👉KB5124008後にUSBオーディオから音が出ない?コード10・音量0になる不具合と対処法

新たな脆弱性「CVE-2026-62721」にも対応

KB5129195には、不具合の修正だけでなく、新たなセキュリティ対策も含まれています。

Microsoftによると、今回の更新では「Windows User-Mode Power Service(UMPS)」に見つかった権限昇格の脆弱性「CVE-2026-62721」への保護が追加されています。

権限昇格の脆弱性が悪用されると、攻撃者が本来よりも高い権限を取得し、システムへ影響を与える可能性があります。

KB5129195の公式ページでは、この脆弱性への保護が更新内容として案内されています。脆弱性の詳細については、Microsoftのセキュリティ情報をご確認ください。

※ KB5129195は、KB5124008までのセキュリティ修正も含む累積更新プログラムです。

KB5129195はインストールしても大丈夫?

KB5129195は、9月の更新後に確認された複数の問題を修正し、セキュリティ対策も含む累積更新プログラムです。

ただし、2026年10月15日時点では、KB5129195より後の更新プログラムが公開されています。これから更新する場合は、KB5129195を個別に探すのではなく、「設定」→「Windows Update」で現在利用できる最新の更新プログラムを確認してください。

USB Audio Class 1.0対応機器のコード10や無音などの症状は、最新の更新を適用しても残る可能性があります。USBオーディオ機器を利用している場合は、更新後にスピーカーやマイクの動作を確認してください。

更新前には、作業中のファイルを保存し、大切なデータをバックアップしておくと安心です。ノートパソコンは電源に接続し、更新中は強制終了しないようにしてください。

KB5129195の修正を適用するには

KB5129195の修正内容は、その後に公開された更新プログラムにも含まれています。2026年10月15日時点では、Windows Updateから最新の更新プログラムを確認してください。

  1. 「スタート」を開きます
  2. 「設定」を選択します
  3. 「Windows Update」を開きます
  4. 「更新プログラムのチェック」を選択します
  5. 利用できる更新プログラムが表示されたら、画面の案内に従ってインストールします
  6. インストール後、再起動を求められたらパソコンを再起動します

KB5129195または後続更新が適用されたか確認する方法

「設定」→「Windows Update」→「更新の履歴」を開き、「品質更新プログラム」を確認します。KB5129195、またはそれより後に公開された更新プログラムが表示されていれば、更新が適用されています。

OSビルドは、キーボードの「Windowsキー+R」を押し、「winver」と入力して確認できます。KB5129195を適用した直後のビルドは、25H2が26200.9457、24H2が26100.9457です。後続の更新を適用している場合は、これより新しいビルド番号が表示されます。

KB5129195を入れてもUSBオーディオが直らない場合は?

KB5129195で修正されたのは、主に8チャンネルや3Dオーディオなどのマルチチャンネルに関する問題です。

コード10や完全な無音、音量が0のまま動かない症状は未解決のため、更新後も続く可能性があります。

その場合は、次の方法で一時的に対応できることがあります。

  • USBオーディオ機器を接続し直す
  • パソコンを再起動する
  • 別のUSB端子へ接続する
  • USBハブを外してパソコンへ直接接続する
  • 音声の出力先を選び直す
  • パソコン本体のスピーカーを利用する
  • 3.5mm端子のイヤホンやスピーカーを利用する
  • Bluetoothオーディオ機器を利用する
  • オーディオ機器メーカーの公式ドライバーを確認する

非公式サイトからドライバーをダウンロードするのは避け、パソコンやオーディオ機器のメーカー公式サイトを利用するのが安心です。

USBオーディオの症状が続いても、セキュリティ更新をすぐに削除することはおすすめできません。まずは別のUSB端子やパソコン本体の音声出力を試し、機器メーカーの公式情報も確認してください。

仕事で必要な機器が使えず、ほかの方法でも対応できない場合は、更新を削除する前にパソコンや機器のメーカー、会社のIT管理者などへ相談しましょう。

KB5129195についてよくある質問

Q.KB5129195は何のための更新ですか?

2026年9月の更新後に確認された、リモートデスクトップサービス、Linux仮想環境、USBオーディオなどの問題の一部を修正するための帯域外更新です。

Q.KB5129195を入れればUSBオーディオは直りますか?

すべての症状が直るわけではありません。KB5129195で修正されたのは、8チャンネルや3Dオーディオなど、マルチチャンネル設定で音が出ない問題です。

コード10、音がまったく出ない、音量が0のまま変更できないなどの症状は、2026年10月15日時点でも一部未解決です。後続の更新を適用しても症状が残る場合があります。

Q.KB5129195は自動的にインストールされますか?

KB5129195はWindows Updateから配信された更新プログラムです。現在は後続の更新も公開されているため、

「設定」→「Windows Update」

で利用できる最新の更新プログラムを確認してください。

Q.Windows 11 26H1にもKB5129195が配信されますか?

Windows 11 26H1には、KB5129195ではなく「KB5129194」が提供されます。

KB5129195は、Windows 11 24H2/25H2向けの更新プログラムです。

Q.KB5124008を先にインストールする必要がありますか?

KB5129195は累積更新プログラムです。Windows Updateから通常どおりインストールする場合は、必要な更新が自動的に処理されます。

Microsoft Update Catalogから手動でインストールする場合は、環境によってチェックポイント累積更新プログラムが必要になるため、Microsoftの案内を確認する必要があります。

まとめ

KB5129195は、2026年9月に公開されたWindows 11向けの帯域外更新プログラムです。リモートデスクトップサービスや、Linux仮想環境で共有フォルダーを利用できない問題などを修正しました。

USBオーディオについては、8チャンネルや3Dオーディオで音が出ない問題が修正されています。一方、USB Audio Class 1.0対応機器のコード10、無音、音量を変更できない問題は、2026年10月15日時点でも一部未解決です。

これから更新する場合は、KB5129195を個別に探すのではなく、「設定」→「Windows Update」から最新の更新プログラムを確認してください。更新後もUSBオーディオの症状が残る場合は、接続方法や別の音声機器を試すなど、記事内の対処法を確認しましょう。

【参考】

Microsoft「KB5129195」公式情報

Microsoft「Windows 11 バージョン25H2の既知の問題と通知」

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