【2025年最新版】LINEで届いた「不在通知」は詐欺?巧妙な手口、見分け方、対処法を徹底解説【体験談あり】

LINEで届いた「不在通知」は詐欺?見分け方と対処法を徹底解説【体験談あり】

最近、LINEやSMSで「お荷物の配達に伺いましたが不在でした」といったメッセージが届いたことはありませんか?

一見すると本物のように見えるこの通知、実は巧妙な詐欺の可能性があります。近年、LINEやSMSを悪用した不在通知詐欺が多発しています。巧妙な手口で個人情報を騙し取ろうとするため、十分な注意が必要です。

そこで今日は、LINEで届いた不在通知メッセージの見分け方や、実際の体験談、そして万が一タップしてしまったときの対処法まで、わかりやすく解説します。

LINE「不在通知」

こんなLINE、届いていませんか?

私のスマホに、ある日こんなメッセージが届きました。

【ご不在のためお荷物を持ち帰りました】

再配達のご依頼はこちらから:https://〇〇〇〇〇(URL)

私は一瞬、

「え、何か注文してたっけ?」

と思ってしまいました。

でも、実際には何も届く予定がないことに気づき、URLにはアクセスせずにすぐ削除しました。その後も気になっていろいろ調べたところ、これは「LINEを使った詐欺メッセージ」の一種だったのです。

LINEで使われる「不在通知詐欺」の手口とは?

■ どんな内容?

配達業者を装い、「荷物を持ち帰りました」と偽ったり、メッセージに本物そっくりな再配達リンクを貼ってくるので、うっかり信じてしまうのも無理はありません。

しかしクリックすると偽サイトに誘導され、その結果以下のような被害が報告されています。

被害内容詳細
フィッシング詐欺偽の再配達ページで氏名・住所・電話番号・カード情報を入力させる
スマホ乗っ取りアプリをインストールさせ、遠隔操作される
マルウェア感染悪質なプログラムが端末に入り込む

詐欺かどうかを見分けるポイント

■ 本物と偽物、ここが違う!

チェック項目本物のLINE通知詐欺のLINE通知
送信元公式アカウント(ヤマト運輸・日本郵便など)不審な個人名や無名アカウント
メッセージの文体丁寧で整った日本語どこか不自然な言い回し、句読点の乱れ
リンクのURL正規ドメイン(例:www.kuronekoyamato.co.jp)意味不明な文字列や短縮URL(例:bit.ly/xxxxx)
アカウント認証バッジあり(青い盾マークなど)なしが多い

このような違いが代表例ですが、リンク先のURLは「英数字の羅列で意味不明」「見慣れないドメイン」が多かったり、よく見るとアイコンが少し違っていたりします。クリックする前にチェックしておくことも大切です。

クリックしてしまった場合の対処法

「うっかりタップしてしまった!」

「個人情報を入力してしまった…」

という方は、すぐに次の対応をしてください。

URLを開いただけの場合

▶︎URLを開いてしまった場合の対処法
→ すぐに閉じて、キャッシュをクリアしてください!

▶︎ウェブブラウザ(Chrome、Safariなど)のキャッシュ方法

Chromeの場合

①画面右上のメニューアイコン(縦に点が3つ並んだアイコン)をタップします。

②「履歴」をタップします。

③「閲覧履歴データを削除…」をタップします。

④期間を「全期間」に設定します。

⑤「キャッシュされた画像とファイル」にチェックが入っていることを確認し、「データを削除」をタップするとChromeのキャッシュが削除できます。


Safariの場合

①iPhone/iPadの設定アプリを開きます。

②「Safari」をタップします。

③「履歴とWebサイトデータを消去」をタップします。

④確認画面で「履歴とデータを消去」をタップするとSafariのキャッシュをクリアできます。


LINEアプリの場合

①LINEアプリを開き、「ホーム」タブを開きます。

②画面右上にある歯車のアイコン(設定)をタップします。

③「トーク」をタップします。

④「キャッシュデータ削除」をタップします。

⑤確認画面で「削除」をタップするとLINEアプリ内のキャッシュをクリアできます。


→また、 念のためウイルス対策アプリでスキャンしておくのも有効です!

おすすめウイルス対策アプリ

アプリ名特徴対応OS
Avast Mobile Security広告あり無料版あり。使いやすくウイルス検出率も高いAndroid / iOS
Lookout モバイルセキュリティシンプル操作で初心者向き。盗難対策機能もAndroid / iOS
Norton Mobile Security(ノートン)信頼性高。無料トライアル後は有料Android / iOS
ウイルスバスター モバイル(Trend Micro)国内ユーザーが多く、安心感ありAndroid / iOS

2. アプリをインストールしてしまった場合

① そのアプリを即アンインストール

② 端末をセーフモードにしてスキャン

補足

Android端末をセーフモードで起動する方法

Android端末は、メーカーや機種によって若干操作が異なる場合がありますが、一般的な手順は以下の通りです。
多くのAndroid端末の場合

①電源を切る・・端末の電源ボタンを長押しし、「電源を切る」または同様のオプションを選択して、完全に電源を切ります。

②電源を入れる・・電源が切れたら、再び電源ボタンを長押しします。

③メーカーロゴが表示されたら・・端末のメーカーロゴが表示されたら、すぐに音量小ボタンを押し続けます

④セーフモードで起動・・画面の左下または右下に「セーフモード」と表示されれば、音量小ボタンを離して大丈夫です。

<上記の方法で起動しない場合>

①電源ボタンと音量大ボタンを同時に長押しする

②電源ボタンを長押しし、「再起動」をタップ。再起動中に音量小ボタンを長押しする

③電源ボタンを長押しし、電源オプションが表示されたら「電源を切る」を長押しする
▶︎これらの方法でも起動しない場合は、お使いのAndroid端末のメーカーと機種名を添えて、再度ご質問ください。

セーフモードを終了する方法

通常は、端末を再起動するだけでセーフモードは解除されます。電源ボタンを長押しし、「再起動」を選択してください。

iPhone (iOS) 端末をセーフモードで起動する方法

iPhoneには、Androidのような明確な「セーフモード」という機能はありません。しかし、起動時に特定の操作を行うことで、リカバリーモードやDFUモードといった、トラブルシューティングのための特別なモードで起動することができます。
✔️通常、iPhoneの動作が不安定な場合は、まず再起動(強制再起動)を試すことが推奨されます。

iPhoneの強制再起動方法(機種によって異なります)

iPhone 8以降 (SE第2世代、SE第3世代を含む)>

▶︎音量を上げるボタンを素早く押し、次に音量を下げるボタンを素早く押して離し、最後にサイドボタン(電源ボタン)を長押しします。Appleロゴが表示されたらボタンを離します。

<iPhone 7、iPhone 7 Plus>

音量を下げるボタンとスリープ/スリープ解除ボタン(電源ボタン)を同時に長押しします。Appleロゴが表示されたら両方のボタンを離します。

<iPhone 6s以前、iPhone SE (第1世代)>

ホームボタンとスリープ/スリープ解除ボタン(電源ボタン)を同時に長押しします。Appleロゴが表示されたら両方のボタンを離します。

<リカバリーモード>
リカバリーモードは、iPhoneに問題があり、通常の復元ができない場合に、iTunesまたはFinderを使ってiOSを再インストールするために使用します。起動方法は機種によって異なりますが、強制再起動後に特定のボタンを長押しするなどの操作が必要です。
<DFUモード (Device Firmware Update)>
DFUモードは、リカバリーモードよりも深いレベルでの復元が必要な場合に使用します。こちらも起動方法は機種によって異なり、複雑な操作が必要です。

⚠️留意事項・・ iPhoneで「セーフモード」のような形でサードパーティ製のアプリの起動を防ぐ機能は標準搭載されていません。もしアプリに問題がある場合は、通常の方法でアンインストールを試みてください。


これらの方法を試してみるか、被害の度合いにもよりますが、スマホの初期化も検討してみる、と言うことも念頭に入れておいてください。(バックアップ必須)

カード番号などを入力してしまった場合

①すぐにカード会社に連絡し、利用停止・再発行依頼

②警察へ相談する

③不正利用の履歴をチェック

これらは、気づいた時点ですぐに対応してください。

詐欺メッセージを受け取らないためにできること

● LINEでの対策

✔️「メッセージ受信設定」→「知り合い以外からのメッセージを拒否」に設定!

✔️怪しいメッセージは通報&ブロックしておきましょう。

✔️2段階認証の設定・・LINEアカウント自体に2段階認証を設定しておくことも、不正アクセスを防ぐ有効な手段です。

✔️OSやアプリのアップデート・・意外と見落としがちですが、OSやアプリのセキュリティアップデートは、既知の脆弱性を塞ぐために非常に重要です。

慌てず、冷静に対応を

不在通知のようなメッセージが突然届くと、つい反射的にタップしてしまいがちです。

でも、「その荷物、本当に注文した?」と一呼吸置くことがとても大切です。

LINEは便利な反面、なりすましや詐欺に使われるリスクもあるということを、ぜひ多くの方に知ってもらいたいと思います。LINE詐欺などの被害に遭った可能性がある場合や、不安を感じたときは、以下のような公的な相談窓口があります。困ったときは、1人で抱え込まずに連絡してみましょう。

【LINE詐欺などの相談窓口まとめ】

1. 消費者ホットライン(188)

  • 電話番号:188(局番なし)
  • 内容:最寄りの消費生活センターにつながります
  • 対応:LINE詐欺、ネット通販、悪質商法など幅広い消費トラブルに対応
  • 営業時間:平日・土曜 10:00〜16:00(地域によって異なります)

2. 国民生活センター(公式サイトからオンライン相談も可)

  • Web:https://www.kokusen.go.jp/
  • 内容:LINE詐欺、SMS詐欺などの最新情報も掲載
  • 「見分け方」や「返金できるか」などのQ&Aも充実

3. 警察相談専用電話(#9110)

  • 電話番号:#9110(局番なし)
  • 内容:警察の相談窓口につながります(緊急性がない場合)
  • 被害届を出したい、相談だけしたいなどに対応

4. フィッシング対策協議会(報告・注意喚起)

  • Web:https://www.antiphishing.jp/
  • 内容:詐欺メッセージや偽サイトのURLを報告可能
  • 他のユーザーの被害防止につながります

5. クレジットカード会社・携帯会社

詐欺でカード情報やSMSを悪用された場合は、まず利用している会社へ即連絡しましょう。


このように、相談できる窓口はたくさんあります。

もし不審なメッセージを受け取ったら、まずは誰かに相談してみてください!

この記事が、少しでも「詐欺から自分や家族を守る」ためのヒントになれば幸いです。