【最新】マイクの音が相手に聞こえない時の原因と対処法|Zoom・Teams・リモート会議トラブル解決法

リモート会議中にヘッドホンをつけた若い男性が、音声が聞こえず困っている様子のイラスト。パソコン画面には通話相手のアイコン、背景にはWi-Fiとミュートマーク、吹き出しに疑問符が描かれ、音声トラブルを表現している。

「リモート会議で話しているのに、相手に声が届いていない…」

「マイクが動いていないって言われたけど、何が悪いの?」

ZoomやTeamsなどのオンライン会議では、設定ミス/権限/通信/ドライバのいずれかで音が止まることがよくあります。本記事では、今すぐできる確認ポイントから順に、原因と解決策をわかりやすく解説します。

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まずは最短チェックから

  • 物理ミュート:ヘッドセットのミュートボタン/キーボードのマイクミュートキーが赤点灯していないですか?
  • 入力レベル:設定 → システム → サウンド →「入力」でメーターが動くか確認(動けばPCには入っている)。
  • アプリ側のマイク:会議アプリのオーディオ設定で正しいマイクが選択されていますか?
  • プライバシー許可:設定 → プライバシーとセキュリティ → マイク →「アプリのマイクアクセス」がオンになっていますか?
  • 再接続:USBマイクは抜き差し/Bluetoothは再接続してみてください(別デバイスに取られていないか)。

原因と対処(順番にチェック)

ここからは、Windowsの設定 → アプリ設定 → 通信環境 → ドライバの順で、原因を切り分けていきます。上から順に確認すれば最短で直せます。

マイクがそもそも認識されていない

設定 → システム → サウンド →「入力」の一覧に目的のマイクが無い/選べない場合は認識不良です。

  • 既定のデバイスに設定(目的のマイクを選んで「既定に設定」)。
  • デバイス マネージャー →「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」配下に警告マークがないか。右クリック→ドライバーの更新 or デバイスのアンインストール→再起動で再検出。
  • USBは別ポート/PC前面→背面ポートへ変更。電力不足時はセルフパワーUSBハブ経由を試す。
  • 3.5mmコンボジャックは4極(CTIA)規格のヘッドセットを使用。古いOMTP規格だとマイクが認識されません。

マイクがミュートになっている

アプリ上のミュートに加え、ヘッドセットのインラインスイッチやキーボードのマイクミュートキーで消音していることがあります。ライトや赤表示を確認し、わからなければ別のマイクを一時的に選んで音が入るか切り分けましょう。

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通信環境の問題(Wi-Fiが不安定)

PC側のメーターは動くのに相手に届かない場合、ネットワークの遅延/パケットロスが疑われます。有線LANへ切り替え、難しければ5GHz帯Wi-Fiを優先・ルーターに近づく・同時接続機器を減らすのが即効策です。

アプリ側のマイク設定ミス

  • Zoom:設定 → オーディオ → マイクを目的のデバイスに。マイクテストで自分の声を録音→再生し確認。
  • Microsoft Teams:設定 → デバイス → マイクを選択し、テスト通話で確認。
  • ブラウザ会議:アドレスバー右端のマイク許可で「このサイトで許可」になっているか。

プライバシー設定の不許可

設定 → プライバシーとセキュリティ → マイクで、「マイクへのアクセスを許可」と、該当アプリ(Zoom/Teams/ブラウザ)のトグルがオンか確認しましょう。

マイクドライバが壊れている・古い

Windowsアップデート後などにドライバ不整合が起きることがあります。

  • デバイス マネージャー → 対象マイクを右クリック → ドライバーの更新
  • 改善しなければ デバイスのアンインストール → 再起動で再検出。
  • サウンド コントロールパネル(「サウンドの詳細設定」)→[録音]→マイク→プロパティ→[詳細]既定の形式を「48,000Hz 16bit」などに変更、[詳細]の「アプリケーションによりこのデバイスの独占を許可する」を一時オフにして衝突を除外。
  • [拡張機能]/オーディオ強化をオフにして改善するケースも。

外付けマイクが使えないときの裏技

  • USBポート替え:別ポート/USBハブ経由で安定することがある(電力・ノイズの影響回避)。
  • 3.5mm分岐アダプタ:マイク/ヘッドホン一体型ヘッドセットは、PCの入出力が分離されている場合Y字分岐が必要。
  • 別PC/スマホでテスト:デバイス故障の切り分け。

Windowsのトラブルシューティングを使う

  • 設定 → システム → サウンド →「入力」のトラブルシューティング。
  • サウンド レコーダー」アプリで録音→再生。PCに入っていれば録れる=アプリ/通信側の問題。

複数マイクがある場合

  • 設定 → サウンド →「入力」で使いたいマイクを選び、既定のデバイスに。
  • 会議アプリ側でも同じマイクが選ばれているかダブルチェック。

【要チェック!】USBマイク・Bluetoothマイクの注意点

USBマイクはドライバ読み込みに時間がかかることがあります。接続後に数秒待ってからデバイス一覧を更新しましょう。Bluetoothは音楽(A2DP)通話(HFP)の2モードがあり、通話モードでないと会議に使えません。

  • 設定 → Bluetoothとデバイス → 対象デバイスの詳細 → 音声モードになっているかを確認。

よくある質問

Q. 自分には聞こえるのに、相手に届かないのは?
PC内の再生と、ネット越しに相手へ送る音は別経路です。アプリ設定通信状態を見直しましょう。

Q. 有線だとOK、Bluetoothだけ無音に。
Bluetoothは干渉やモード切替の影響を受けやすく遅延も大きいです。会議は有線マイクが安定。


補足:マイクトラブルに強くなるチェックリスト

  • ☐ Windowsの入力デバイスで正しいマイクを選択
  • ☐ 会議アプリ内でも同じマイクを選択
  • ☐ 物理ミュートはオフ/入力レベルは動作
  • ☐ USBポート変更/ハブ経由/別PCでテスト
  • ☐ Bluetoothではなく有線に切替で安定化
  • ☐ ドライバ更新/独占モード・強化機能の無効化
  • ☐ プライバシーのマイク許可がオン


すべてにチェックが付いたのに改善しない場合は、アプリ側・通信側の不具合が濃厚です。会議アプリのサインアウト→再起動、ブラウザ会議なら別ブラウザで再テスト、常駐の干渉切り分けとしてクリーンブートを試すと原因に近づけます。次回以降は「会議開始3分前にマイクテスト」を習慣化し、予備の有線マイクUSB延長ケーブルを常備しておくと復旧が速いです。

小ワザ:設定 → システム → サウンド → アプリの音量とデバイスの設定で、Zoom/Teamsに特定のマイクを固定しておくと、勝手な切り替えを防げます。

まとめ

マイク不調は設定・接続・通信の切り分けでほぼ解決します。入力レベル→アプリ設定→プライバシー→ドライバ→通信の順で確認すれば、会議前の数分で原因にたどり着けます。習慣として会議前のマイクテストを取り入れましょう。

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