【最新】マイクの音が相手に聞こえない時の原因と対処法|Zoom・Teams・リモート会議トラブル解決法

「リモート会議で話しているのに、相手に声が届いていない…」

「マイクが動いていないって言われたけど、何が悪いの?」そんな経験はありませんか?ZoomやTeamsなどのオンライン会議では、マイクの設定や接続トラブルが原因で音が届かないことがあります。

そこで今日は、マイクの音が相手に届かないときの主な原因と、今すぐできる解決方法をわかりやすく解説します。

マイクがそもそも認識されていない

まず確認したいのは、パソコンに接続しているマイクがきちんと認識されているかどうかです。

設定 → システム をクリック

②システムの『サウンド』を開き、「入力デバイス」の欄を確認しましょう。

▶︎たとえば「マイク(Realtek)」「USBマイク」など、正しいマイク名が選択されていなければ、音は入りません。


マイクがミュートになっている

リモート会議のアプリ上でミュートにしていたり、マイク自体に物理的なスイッチがある場合、知らないうちに音声が遮断されていることがあります。特にイヤホンマイクやヘッドセットには「ミュートボタン」がついていることが多いので要注意です。

通信環境の問題(Wi-Fiが不安定)

マイクが正常に動いていても、Wi-Fiの通信が不安定だと「声が届かない」「音が途切れる」という現象が起こります。ルーターとの距離が遠すぎたり、他の端末が帯域を占有していると、音声データのやり取りに支障が出ます。

この場合、有線接続(LANケーブル)や5GHz帯のWi-Fiへの切り替えで改善するケースが多いです。

アプリ側のマイク設定ミス

ZoomやTeamsなどのアプリでは、使用するマイクを個別に設定する必要があります。パソコンの「設定」で正しいマイクが選ばれていても、Zoom側では「マイクなし」や「無効なデバイス」が選ばれていることがあります。

アプリの「オーディオ設定」から、必ずマイクを確認しましょう。

マイクドライバが壊れている・古い

リモート会議中にヘッドホンをつけた若い男性が、音声が聞こえず困っている様子のイラスト。パソコン画面には通話相手のアイコン、背景にはWi-Fiとミュートマーク、吹き出しに疑問符が描かれ、音声トラブルを表現している。

マイクのドライバが壊れていたり、Windowsのアップデートによって互換性の問題が起きていることもあります。

①「デバイスマネージャー」を開きます。

②「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」の項目で、マイクに黄色いビックリマークが出ていないか確認しましょう。「ドライバの更新」を右クリックで選び、最新版にすることで直ることもあります。

外付けマイクが使えないときの裏技

一部のノートPCでは、USB接続のマイクやヘッドセットが「正しく接続されていても音が出ない」ことがあります。この場合、USBポートを変更する、またはUSBハブを経由させると解決することがあります。

どうしても不安定な場合は、有線の3.5mmジャック式マイクの方が安定性が高いです。


マイク診断ツールを活用する

Windowsには、マイクが正しく動作しているか確認する「トラブルシューティングツール」が用意されています。

設定 → システム を選択

②システムから サウンドをクリック

→ 入力の「トラブルシューティング」をクリックすると、自動で問題を検出してくれます。

💡この診断で「無効なマイクが選ばれている」「アクセス許可がない」などが発見されることもあります。

プライバシー設定を確認してみる

Windowsでは、アプリがマイクを使用するには「マイクへのアクセス許可」が必要です。

設定 → プライバシーとセキュリティ を選択

→ マイクを開き、「マイクへのアクセスを許可する」がオンになっているか確認しましょう。

ZoomやTeamsなどのアプリが、ここで許可されていない場合、マイクは動作しないので、ぜひ確認してみてください!

複数マイクがある場合

・パソコン本体の内蔵マイク

・外付けUSBマイク

・Bluetoothマイクなど

複数のマイクが接続されていると、どれを使うかが自動で切り替わってしまうことがあります。

①「サウンド」設定で、使いたいマイクを選択

「既定のデバイス」に設定しておくと安定します。

会議アプリの音声設定でも、同じマイクが選ばれているか確認してみてくださいね!

ZoomやTeamsのマイクテスト機能を活用してみる

ZoomやTeamsには、事前にマイクの動作をテストできる機能があります。

  • Zoom:「オーディオをテスト」→「自分の声を録音・再生して確認」
  • Teams:「設定」→「デバイス」→「マイクテスト」

上記のように、会議前に数秒だけでもテストしておくと、音声トラブルを未然に防げます。

【要チェック!】USBマイク・Bluetoothマイクの注意点

USBマイクは「プラグアンドプレイ」ですが、古いPCではドライバの読み込みに時間がかかることもあります。また、Bluetoothマイクの場合は、「音声」と「音楽」の2種類の接続モードがあり、「音声モード」が選ばれていないと通話に使えません。

【確認方法】

①「設定」→「Bluetoothとデバイス」を選択

②「デバイスの詳細設定」で「音声モード」になっているか確認してください。

よくある質問

Q. マイクの音が自分には聞こえるけど、相手に届いていないのはなぜ?
A. 自分のスピーカーに音が返ってくるのと、マイクが相手に送信する音声は別です。アプリや通信環境側でトラブルが起きていることがあります。

Q. 有線マイクだと聞こえるのに、Bluetoothマイクでは無音になるのは?
A. Bluetoothは通信干渉や遅延に弱く、設定項目も多いため、リモート会議には不向きな場合があります。


上記のようなよくある質問以外にも、

「自分の声が途切れる」

「相手の音は聞こえるのに自分の声だけ聞こえない」

といった声も多く寄せられています。

これらの原因は、アプリのマイク設定ミスや通信の不安定さ、またはPCの一時的な不具合(バックグラウンドアプリの干渉など)によって起こることが多いようです。


一度PCを再起動し、それでも直らない場合は、この記事内のチェックポイントをすべて確認することが重要です。それでも改善しない場合、外付けマイクの導入やサウンドカードの故障も視野に入れて対策をとる必要があります。

補足:マイクトラブルに強くなるチェックリスト

以下にマイクトラブルに強くなるチェックリストを作ってみました!


  • ⬜︎Windowsのサウンド設定で正しい入力デバイスを選択
  • ⬜︎Zoomなどのアプリ内でもマイクが正しく選ばれているか確認
  • ⬜︎物理ミュートスイッチがOFFになっているかチェック
  • ⬜︎USBポートを変えてみる、USBハブを経由させる
  • ⬜︎Bluetoothではなく有線マイクを使うのも手
  • ⬜︎ドライバは最新版か確認する
  • ⬜︎プライバシー設定で「マイクの使用を許可」がONか確認

これらのチェック項目をひとつずつ確認していけば、たいていのマイクトラブルは解消できます。

それでも改善しない場合は、マイク自体の故障やサウンドデバイスの異常も考えられますので、予備のマイクを用意しておくと安心です。

大切なのは、焦らず一つずつ原因を切り分けて対処することです。トラブルに備えて、事前のテストや設定確認も習慣にしておきましょう。

まとめ

マイクのトラブルは、設定・接続・通信環境のどこかで起きることが多いです。特にWi-Fi環境下では「音が届かない」「途切れる」などの症状が出やすくなります。本記事のチェック項目を上から順に確認することで、多くのトラブルは解消できます。安心してリモート会議を行うためにも、ぜひマイクの状態を日頃から確認しておきましょう。