
はじめに
楽しい連休が終わり、さあ仕事や学習を再開しようとPCの電源を入れたら…「あれ、動かない?」「ネットにつながらない?」と焦った経験はありませんか。
実は、長い休み明けは人間と同じように、PCや周辺機器も“お休みボケ”のような不調を起こすことがあるのです。
この記事では、連休明けによく報告される代表的なトラブルと、その場でできる簡単な対策をまとめました。初心者の方でもすぐ試せる方法から、少し詳しい裏ワザまでご紹介します。困ったときは慌てず、この記事を参考に一つずつチェックしてみてください。
目次
症状1:「電源が入らない!」
考えられる原因
- 一時的なシステム不調
長期間電源を切っていたことで、起動時にシステムが不安定になる場合があります。 - バッテリーの完全放電(ノートPC)
数日以上使わなかった場合、バッテリーがゼロになりACアダプタをつないでもすぐ起動できないことがあります。 - 電源ケーブルやコンセントの接触不良
休暇中にケーブルが外れたり、接触が悪くなっていることも。 - 電源タップのスイッチオフ
意外と多いのが「タップのボタンをオフにしたまま」忘れているケースです。
今すぐできる対策
- ケーブルとコンセントの再確認
PCとコンセントの両側をしっかり差し込む。別のコンセントを試すのも有効です。 - ノートPCはACアダプタをつなぎしばらく放置
10〜30分充電してから起動してみましょう。完全放電の場合、少し時間が必要です。 - PC本体の放電リセット
電源ケーブルを抜き、バッテリーが外せる機種は取り外します。その状態で電源ボタンを10〜30秒長押しし、再度接続して起動を試すと改善する場合があります。
🔗 詳しい手順はこちらの記事も参考にしてください:
👉 休み明け「PCの電源が入らない!」というときに試すべき5つの手順
PR
裏情報
- BIOSのボタン電池切れ
長期間使わないとマザーボード上の電池が消耗し、時計がリセットされるなどで起動に失敗することがあります。電源が全く入らない場合はこの可能性も考慮してください。 - 電源ユニット(デスクトップ)の保護機能
雷や停電後に電源ユニットの保護回路が働き、電源が入らないことがあります。ケーブルを数分抜いた後に再接続すると改善する場合があります。
症状2:「インターネットにつながらない!」
考えられる原因
- ルーターやモデムの不調
長期間電源を切っていたことで、正常に起動していない場合があります。 - LANケーブルの抜けや接触不良(有線接続)
ケーブルが少し浮いているだけで通信が不安定になります。 - Wi-Fi設定のリセット
PCやルーターの更新で接続情報が消えてしまうケースも。 - ネットワークアダプターの不具合
PC側の通信機能に一時的なエラーが発生している場合があります。
今すぐできる対策
- ルーターとモデムの再起動
電源を抜き数分待ってから再投入すると復旧することが多いです。 - LANケーブルの確認
PC・ルーター双方にしっかり差し込み直してください。 - Wi-Fiの再接続
ネットワークを選び直し、パスワードを再入力します。 - ネットワークアダプターの再起動
Windowsなら「デバイスマネージャー」で無効→有効に切り替える。
Macなら「システム設定」→「ネットワーク」から接続を更新します。
裏情報
- IPv6を無効化すると安定することも
一部環境ではIPv6が不安定で、IPv4のみに切り替えると改善します。 - DNSをGoogle Public DNS(8.8.8.8)に変更
回線側のDNS不調でつながらない場合、DNSを切り替えるとすぐ解決するケースがあります。
症状3:「動作が遅い・不安定」
考えられる原因
- バックグラウンド処理の増加
長期休止後はWindows Updateやアプリ更新が一気に走るため動作が重くなります。 - 一時ファイルの蓄積
キャッシュや不要データが溜まると処理が遅くなります。 - セキュリティソフトのフルスキャン
休み明けに自動でスキャンを始めることがあり、数時間重く感じることも。
今すぐできる対策
- しばらく待つ
特にWindowsでは起動直後に負荷が集中します。数分置くだけで改善する場合があります。 - 不要な起動プログラムの停止
タスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc)→スタートアップで不要項目を無効化。 - ディスククリーンアップ
Windowsでは「Cドライブ」→右クリック→プロパティ→ディスクのクリーンアップ。
Macでは「~/Library/Caches」を削除(重要ファイルは消さないよう注意)。
🔗 さらに詳しい高速化テクニックはこちら:
👉 【2025年最新版】遅いパソコンを爆速化!初心者でもできる簡単改善テクニック
裏情報
- Windows Updateサービスを一時停止→再起動
更新が詰まって動作が重い場合、サービスを一度停止→再開で改善することがあります。 - ストレージ容量不足
SSD/HDDの空きが10%以下になると急激に遅くなります。不要データを外付けSSDへ退避するのが効果的です。
長期休暇後に起こりやすい“隠れトラブル”
実は、休み明けには表面的な不具合以外にも「ちょっとした落とし穴」が潜んでいます。
- 時計のズレによる不具合
CMOS電池が弱っていると、PCの時計が大きくずれてしまうことがあります。時間がずれるとインターネット接続やソフトのライセンス認証に失敗する原因になるため、時刻が正しいかを確認するのも大切です。 - ルーターの熱とホコリ
連休中に電源を入れっぱなしだったルーターやモデムは、内部に熱やホコリがたまって通信不良を起こすことがあります。ルーターを一度電源オフにし、埃を取り除くだけで改善する場合があります。 - Windows Updateの一斉適用
休み明けにまとめて更新プログラムがインストールされ、再起動や動作遅延を引き起こすことも。時間に余裕があるときに再起動を済ませておくと安心です。 - 周辺機器の接触不良
USB機器や外付けHDDが“差しっぱなし”だった場合、接触が悪くなり認識しなくなることがあります。差し直すだけで直ることも多いです。
それでも解決しない場合は
ここまでの方法で改善しない場合、ハード故障や深刻なシステムエラーの可能性もあります。
無理に自力で作業を続けず、メーカーサポートやIT担当者に相談することをおすすめします。
[PR] スポンサーリンク
連休明けのトラブル対策に役立つアイテム
いざという時に慌てないために、日頃から備えておくと安心です。バックアップ用ストレージや電源保護グッズは特におすすめです。
- 外付けSSD(日本) – バックアップの必需品
- USBメモリ(日本) – データの持ち運びに便利
- Windowsトラブル解決本 – 自力で直したい方に
まとめ
- 休み明けのPCトラブルは意外と多く、焦らず一つずつ確認することが大切です。
- 電源が入らない、ネットがつながらない、動作が遅い…それぞれに「すぐできる対策」があります。
- さらに裏技を知っておくと、よりスムーズに解決できるでしょう。
- ただし、無理に操作せず「専門家に任せる判断」も忘れないでください。
この記事が、連休明けのあなたのPCの“目覚まし”になれば幸いです。
おすすめ関連記事
・【裏技あり】「シャットダウンします」から動かないPCを安全に復旧する方法
・なぜ設定を変えると再起動が必要なの?Windowsの素朴な疑問に答えます