勝手に出てくるMSニュースを止めたい!”ピコッ画面”を完全に消す3つの方法

Windows 11で突然現れるMSニュース画面を消す方法を説明するイラスト。驚いた顔の人と、ポップアップするモニター画面を描いた構図。

作業中に突然ニュースや天気のカードが「ピコッ」と現れて気が散る――そんなご相談を多くいただきます。正体は、Windows標準のウィジェット(Microsoft Start)や、Edgeの新しいタブのニュース、またはWindows 10での「ニュースと関心事項」機能です。本記事では、それらが勝手に出てこないように完全停止するための方法を、スクショなしでも迷わないように、手順を一つずつ丁寧にご案内します。あわせて、うっかり開いてしまう原因(ショートカットやホバー動作)や、必要な情報だけ残したい方向けのカスタマイズ方法も解説します。


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まず知っておきたい:「ピコッ画面」の正体と出現理由

  • ウィジェット(Windows 11):タスクバーにある天気やアイコンに触れるだけで、ニュース・天気・株価などをまとめたパネルが開きます。ショートカットWin+Wでも呼び出せます。
  • Edgeの新しいタブのニュース:Edgeを起動したときや新しいタブ(Ctrl+T)を開いたときに、ニュースカードが自動で表示される初期設定です。
  • ニュースと関心事項(Windows 10):タスクバー右下の天気アイコンにマウスを乗せるだけでニュースパネルが開きます。

つまり、操作ミスではなく初期設定の仕様です。以降の手順で、この「勝手に出る」状態を確実に止めます。

方法①:ウィジェットをオフ(Windows 11)――一番効果が高い基本設定

「ピコッ」と横からニュースが覗いてくる現象の多くは、ウィジェットが原因です。タスクバー設定からオフにすると、意図せず開くことがなくなります。

  1. 画面下のタスクバー(何もない所)を右クリックします。
  2. 出てきたメニューから「タスクバーの設定」をクリックします。
  3. 「タスクバー項目」という項目の中にある「ウィジェット」のスイッチをオフにします。
  4. 設定画面を閉じます。以後、天気アイコンやWin+Wの誤操作でもウィジェットは開きません。

補足:将来、天気だけ見たい場合は、再度ここをオンにしてから「ウィジェットのカスタマイズ」で表示項目を絞ることもできます。

方法②:Edgeでニュースを出さない(スタートページ/新しいタブの調整)

Edgeを開いた瞬間や新しいタブを開いたときに、Yahoo!ライクなニュースフィードが表示される設定をやめ、空白ページやGoogleに固定します。

2-1. 起動時のページを変更(空白またはGoogle)

  1. Edgeを開き、右上の「…(設定など)」をクリックします。
  2. 「設定」→左メニューから「スタート、ホーム、および新規タブ」を選びます。
  3. 「Edgeの起動時」の項目で「特定のページを開く」を選択します。
  4. 表示された欄に、以下いずれかを入力して追加します。
    ・空白を開きたい → about:blank
    ・Googleにしたい → https://www.google.com/
  5. 不要な初期ページ(ニュースのページ)が残っていれば、右端の「…」→「削除」で外します。
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2-2. 新しいタブのニュースを「完全非表示」にする

  1. 新しいタブ(Ctrl+T)を開きます。
  2. 右上の歯車アイコン(ページ設定)をクリックします。
  3. ページレイアウトを「シンプル」に変更します。
  4. さらに表示される項目で「コンテンツをオフ」(または「ニュースを非表示」)を選びます。これでニュースカードが出なくなります。

2-3. アドレスバーの検索エンジンと新タブ検索を統一

  1. Edge → 設定 → 左メニュー「プライバシー、検索、サービス」を開きます。
  2. 下にスクロールして「アドレスバーと検索」をクリック。
  3. 「アドレスバーで使用する検索エンジン」を選択(例:Google)。
  4. 「新しいタブページの検索ボックスはアドレスバーを使用する」をオンにして、挙動を統一します。

ポイント:起動ページと新しいタブの両方を「空白」または「Google」にしておくと、思わぬタイミングでニュースに切り替わることがなくなります。

方法③:タスクバーの「ニュースと関心事項」(特にWindows 10)を無効化

タスクバー右下の天気にマウスを乗せるだけでニュースが開く機能です。Windows 11でも一部構成で見かけます。気づかず触れてしまうと「ピコッ」と出るため、使わない方は無効化しましょう。

  1. タスクバー(何もない所)を右クリックします。
  2. メニューから「ニュースと関心事項」を選びます。
  3. 「無効にする」をクリックします。これでホバーやクリックでも表示されません。

天気だけ残したい場合:「ニュースと関心事項」→「アイコンのみを表示」を選ぶと、パネルは出ず、天気の数値だけが表示されます。


うっかり開いてしまう“隠れ原因”も止めておく(再発防止)

  • Win+Wのショートカット誤入力:ウィジェットをオフにしておけば反応しません(方法①)。
  • タッチパッドのジェスチャ:メーカーごとの「タッチパッド設定」から、三本指/四本指のジェスチャで「アクションセンター」や「ウィジェット」を起動しないように変更します。
  • Edgeの“おすすめ”復活:大型更新後にニュースが復活することがあります。
    → 再度「方法②の2-2」でコンテンツをオフに設定してください。

必要な情報だけ残したい方へ:静かなカスタム術

  • ウィジェットの最小構成:方法①で「ウィジェット」をオンに戻し、ウィジェット画面右上のプロフィールアイコン → 体験のカスタマイズから、ニュースを全オフにして天気だけ残すと静かです。
  • Edgeの新しいタブを“検索だけ”に:方法②の2-2で「シンプル」+「コンテンツオフ」。検索ボックスだけの白い画面になります。
  • ニュースはブックマークで見る:ニュースそのものは悪者ではありません。必要なときだけニュースサイトをブックマークから開く運用にすると、作業中は出てこず、情報は取りに行けます。

よくある質問(FAQ)

Q. ウィジェットをオフにしたのに、まだ出てくる気がします。
A. もう一度「タスクバーの設定」でウィジェットがオフになっているか確認してください。さらに、Edgeの新しいタブでニュースが出ていないか(方法②の2-2)もご確認ください。

Q. 会社のPCで「ニュースと関心事項」を無効にできません。
A. 組織ポリシーで固定されている場合があります。管理者に相談し、ユーザー側で触れない設定になっていないか確認してもらってください。

Q. たまに情報は見たいのですが、勝手に出てくるのは嫌です。
A. ウィジェットをオフにし、Edgeのニュースもオフにしておくのが基本です。必要なときだけニュースサイトをお気に入りから開く方式がおすすめです。

トラブル時のチェックリスト(保存版)

  • [タスクバーの設定]のウィジェットはオフになっている
  • Edgeの起動ページabout:blank または https://www.google.com/ にしている
  • 新しいタブは「シンプル」+「コンテンツをオフ」になっている
  • Windows 10 の「ニュースと関心事項」無効にしている
  • 大型更新のあと設定が戻っていないか、たまに点検している

まとめ:3つの設定で“ピコッ画面”とはお別れできます

  1. ウィジェットをオフ(タスクバーの設定で切る)
  2. Edgeのニュースを非表示(起動ページの見直し+新タブを「コンテンツオフ」)
  3. ニュースと関心事項を無効化(特にWindows 10)

上記を実施すれば、作業中に突然ニュースが飛び出して集中を切らすことはなくなります。必要な情報は自分のタイミングで取りに行く――そんな静かで快適なデスクトップを作って、気持ちよく仕事や学習を進めていきましょう。


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