Windows 365とは?新端末『Windows 365 Link』の価格・特徴・違いを徹底解説【2025年最新】

ミニPC

はじめに

「自宅のPCから会社の環境にすぐアクセスできたら便利なのに…」
「低スペックのPCでも快適に仕事がしたい」

そんなニーズに応えるサービスが、Microsoftの クラウドPCサービス「Windows 365」 です。
さらに2025年4月には、このWindows 365をさらに手軽に利用できる専用デバイス 「Windows 365 Link」 が登場予定と発表されています。

この記事では、

  • Windows 365の仕組みとメリット
  • 従来のWindowsとの違い
  • Windows 365 Linkの特徴や価格
  • 個人利用に向いているかどうか

を分かりやすく解説します。クラウドPCが気になる方や、最新デバイスに興味のある方はぜひ最後まで読んでみてください。


Windows 365とは?

Windows 365 は、Microsoftが提供するサブスクリプション型のクラウドPCサービスです。

従来はWindows OSを自分のPCにインストールして利用していましたが、Windows 365では OSやデータをクラウド上に置き、インターネット経由でアクセスする という仕組みになっています。

つまり、PC本体の性能に依存せず、どの端末からでも同じ環境を利用できるのが最大の特徴です。


Windows 365の主な特徴

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1. どこからでもアクセスできる

会社のPCで作業した続きを、自宅のPCやタブレットで再開可能。
リモートワークや外出先での作業にも最適です。

2. デバイスを選ばない

Windows PCはもちろん、Mac・iPad・Android端末 からも利用できます。
「普段はMacだけど、仕事でWindowsが必要」という方にも便利です。

3. セキュリティが強化されている

データはクラウドに保存され、端末側には残りません。
万が一PCを紛失しても、情報漏えいリスクを大幅に減らせます。

4. ハードウェア構成を柔軟に選べる

利用目的に応じて、CPU数・メモリ容量・ストレージ容量 を調整できます。
例えば事務作業なら低スペックプラン、開発や解析なら高スペックプランと選択が可能です。


Windows 365の料金プラン(2025年時点)

Windows 365は買い切り型ではなく、月額課金のサブスクリプション です。

プランvCPURAMストレージ月額料金(税抜)
Basic24GB128GB約4,210円
Standard28GB128GB約5,570円
Premium416GB128GB約8,970円

企業では人数分の契約が必要になるため、導入コストは高くなります。

注意点

従来のWindows PCは「買い切り」でしたが、Windows 365は サブスクリプション契約 が必須です。常に最新の環境を使える反面、長期利用ではコスト増につながる可能性もあります。


従来のWindowsとの違い

以下の比較表をご覧ください。

項目Windows 365従来のWindows
動作環境クラウドローカルPC
利用方法ブラウザ / 専用アプリPCで直接操作
デバイス依存なし(どの端末でもOK)インストールしたPCのみ
セキュリティデータはクラウド保存ローカル保存で流出リスクあり
料金体系月額課金一度購入すれば利用可能
オフライン利用不可

このように、Windows 365は「いつでも・どこでも・どの端末でも同じ環境を使える」のが強みですが、ネット環境が必須で月額料金がかかる点はデメリットです。


新型ミニPC「Windows 365 Link」とは?

Microsoftは2025年4月、クラウドPC専用デバイス 「Windows 365 Link」 を発売予定です。

主な特徴

  • クラウドPC専用端末:Windows 365への接続に特化
  • コンパクト設計:手のひらサイズ、ファンレスで静音性も高い
  • 豊富な端子:USB-A、USB-C、HDMI、DisplayPort、LANポート搭載
  • 最新無線規格対応:Wi-Fi 6E・Bluetooth 5.3
  • 高セキュリティ:ローカルストレージを持たず、情報漏えいリスクを低減

価格

  • 本体価格:約54,000円($349)
  • 利用にはWindows 365の契約(月額約4,900円〜)が必須

つまり、本体だけでは使えず、サブスク契約とセットで初めて利用できます。


個人利用に向いている?

Windows 365およびLinkは基本的に 法人向け ですが、個人でも利用可能です。

個人に向いているケース

どこでも同じWindows環境を使いたい人

セキュリティを重視するリモートワーカー

Office系作業が中心のユーザー

個人に向かないケース

コストを抑えたい人(毎月課金が必要)

ゲームや動画編集など高負荷作業がメインの人

ネット環境が不安定な人


補足情報

企業導入が急増中

特にBYOD(私物端末利用)が課題の企業で、Windows 365は安全なクラウドPCとして評価が高まっています。

災害対策にも有効

地震や火災でオフィスPCが使えなくなっても、クラウドPCならどの端末からでも復旧可能。

VPN不要のゼロトラスト設計

従来のVPN環境に依存せず、Microsoft Entra ID(旧Azure AD)と統合してセキュリティを確保できる。

個人利用の裏ワザ

高性能PCが不要になり、古いPCやタブレットをシンクライアント化して再活用可能。

海外価格差

米国では$31/月のプランもあり、日本より安く利用できるケースがあるため、法人契約ではコスト調整が課題。

今後の展望と注意点

Windows 365は現在、法人向けが中心ですが、将来的には個人向けプランが拡充する可能性もあります。
特に在宅勤務やフリーランスの普及により、「クラウドPCのサブスク利用」 は今後一般的になると予想されます。

一方で、

  • 継続的な月額費用
  • ネット環境依存
    という課題もあるため、導入前にしっかり検討することが大切です。

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ヒント:Windows 365と組み合わせると、ファイル同期と共同編集が一段とラクに。

 

まとめ

  • Windows 365 はクラウドPCサービスで、どの端末からでも同じWindows環境を利用可能
  • 月額課金制で、法人向けの導入が中心
  • Windows 365 Link は専用ミニPCで、2025年4月発売予定
  • 個人利用も可能だが、コストや用途によって向き不向きがある

クラウドPCは今後さらに普及することが予想されます。
「低スペックPCでも快適に作業したい」「どこでも同じ環境で仕事をしたい」という方にとって、Windows 365は強力な選択肢となるでしょう。

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