経理の経験を活かして提案します！風邪薬、うがい薬のレシートは、捨てないで！

医師の処方が無くても医療費控除の対象になります。

しかし、治療や療養に必要で、一般的に支出される水準を超えない場合の

・アレルギー鼻炎薬

・肩こり薬や湿布薬

・頭痛薬・痛み止め

・胃腸薬

・咳止め

・目薬

・虫刺され、湿疹、かゆみどめ　　など

多くの市販薬でこのマークがパッケージについている商品が対象となっています。金額は年間購入額が1万2千円を超えた分が控除対象となります。

セルフメディケーションの適用には明細書が必要です。

セルフメディケーション対象となる商品のレシートや明細書には、マークが付いています。そのマーク入りレシート又は明細書が必要になりますので、うっかり捨ててしまわない事が大事です。

又、確定申告時に、間違えた認識のまま来署される方で

「薬局で購入した領収書を持って来ました」

という方がいらっしゃいます。セルフメディケーションで必要なのは明細書で、金額だけの領収書ではありません。こういう失敗の無いように、ドラッグストアでもらったレシート、明細書は翌年まで、全て保管しておく事をお勧めします。

紙マスクはセルフメディケーション？

マスクは毎日使うので、セルフメディケーション対象だとありがたいのですが、未だにセルフメディケーションの表示の入ったマスクは市販で見た事はありません。

おそらく今のところ、マスクは対象外のままだと思います。しかし、今後、マスクの箱をみてセルフメディケーションのマークが入っていたら、確定申告時に使えます。

手洗い石鹸や、アルコール消毒液は対象？

個性的な商品ですが

こういう第2種医薬品の石鹸はセルフメディケーション対象です。

他はアルコール消毒液の対象商品も見つける事は出来ませんでした。

このセルフメディケーションの控除を使う場合、家族で使ったものや、家族のだれかが購入したものも、含める事ができるので、自分だけでなく、配偶者や子供、おじいちゃん、お婆ちゃんにも協力してもらい

「ドラッグストアの領収書はここに入れておいて！」と紙袋などを目につくところに置いておき、入れてもらう様にするのがオススメです。

ドラッグストアのレシートは再発行してもらえないので、確実に保管しておく事が必要です。

セルフメディケーション制度は始まってから、あまり普及していない制度です。

医療費控除を受けられる方は、セルフメディケーション制度が使えないという事もありますが、対象の医療品がどれか「わかりにくい」という最大の欠点があるからです。しかし、１万2千円以上は控除対象なのでお得な制度です。今年のように自力で風邪を治す人は特に、すぐ控除対象になります。今からでも遅く無いので、せっせとレシートを貯めていきましょう。