
Windows Hello PINを忘れて、パソコンにサインインできず困っていませんか?
PINを忘れても、Microsoftアカウントの本人確認ができれば、新しいPINを設定できる場合があります。
この記事では、Windows 11・Windows 10のサインイン画面でPINを再設定する方法を解説します。「PINを忘れた場合」が表示されないときや、Microsoftアカウントの確認コードを受け取れないときの対処も、順番に確認していきましょう。
PINを忘れた場合と、PINが使えない場合は対処が異なる
サインインできない原因は、PINを忘れたことだけとは限りません。
- 正しいPINを入力しても認識されない
- 「このサインイン オプションは現在利用できません」と表示される
- Windows Update後にPIN入力画面が表示されない
PINを覚えているのに使えない場合は、一時的な不具合の可能性があります。まずパソコンを再起動し、改善しなければ「サインイン オプション」からパスワードや顔認証など、別の方法でサインインできないか確認してください。
PINとMicrosoftアカウントのパスワードの違い
PINとパスワードは、同じものではありません。違いを知っておくと、どの情報を使って復旧すればよいか判断しやすくなります。
- Microsoftアカウントのパスワード:OutlookやOneDrive、Microsoft 365など、複数のMicrosoftサービスで使用します。
- Windows Hello PIN:基本的に、そのパソコンでサインインするために設定する暗証番号です。
PINを忘れても、Microsoftアカウントや保存されているデータがすぐに消えるわけではありません。本人確認ができれば、新しいPINを設定できます。
サインイン画面からPINをリセットする方法
Microsoftアカウントを使っている場合は、Windows 11・Windows 10のサインイン画面からPINをリセットできます。
- サインイン画面のPIN入力欄の下にある「PINを忘れた場合」を選択します。
- 複数のアカウントが表示されている場合は、PINをリセットするアカウントを選びます。
- Microsoftアカウントへのサインインや確認コードなど、画面の案内に従って本人確認を行います。
- 「新しいPIN」と確認用の欄に、同じPINを入力します。
- パソコンのサインイン画面に戻り、表示される案内に従ってサインインし、必要に応じてPINを再設定します。
「PINを忘れた場合」が表示されないとき
サインイン画面の[サインイン オプション]を開き、パスワードなど、利用できる別の方法でサインインできるか確認してください。サインインできたら、[設定]→[アカウント]→[サインイン オプション]→[PIN(Windows Hello)]を開き、[PINを忘れた場合]から再設定します。
ただし、パソコンの設定によっては、サインイン画面にパスワードの選択肢が表示されません。その場合は、画面に表示されている別のサインイン方法や本人確認の案内を確認してください。
なお、サインイン画面の[PINを忘れた場合]は、Microsoftアカウントを使っている場合の方法です。ローカルアカウントの場合は、まず[サインイン オプション]からそのアカウントのパスワードでサインインできるか確認してください。パスワードも忘れた場合は、設定済みのセキュリティの質問や、事前に作成したパスワード リセット ディスクで再設定できる場合があります。
Microsoftアカウントのパスワードも忘れた場合
PINとMicrosoftアカウントのパスワードを両方忘れた場合は、まず利用できる本人確認の方法を確認しましょう。パスワードを使っているアカウントであれば、スマートフォンや別のパソコンからパスワードの再設定を進められます。確認コードを受け取れない場合は、Microsoftのサインイン ヘルパーで案内を確認してください。
- Microsoft公式のパスワード再設定ページを開きます。
- パスワードを忘れたMicrosoftアカウントを入力します。
- 登録済みのメールアドレスや電話番号、認証アプリなどを使って本人確認を行います。
- 新しいパスワードを設定します。
- パソコンのサインイン画面に戻り、「PINを忘れた場合」から新しいPINを設定します。
公式ページはこちらです。忘れたMicrosoftアカウントのパスワードをリセットする
確認コードを受け取れない場合
登録しているメールアドレスや電話番号を利用できない場合は、Microsoftの「サインイン ヘルパー」やアカウント回復フォームを利用します。ただし、本人確認ができなければアカウントを回復できないこともあります。
インターネットに接続できない場合
Microsoftアカウントの本人確認やPINのリセットには、インターネット接続が必要になることがあります。
サインイン画面右下のネットワークアイコンを選び、自宅のWi-Fiに接続してください。Wi-Fiを利用できない場合は、スマートフォンのテザリングで一時的に接続する方法もあります。
- スマートフォンでテザリングを有効にします。
- パソコンのサインイン画面右下にあるネットワークアイコンを選びます。
- スマートフォンのネットワーク名を選び、接続用パスワードを入力します。
- 接続後、「PINを忘れた場合」から再設定を行います。
それでもサインインできない場合
ここまでの方法で解決しない場合は、Microsoftアカウントのサインイン ヘルパーを利用するか、パソコンのメーカーサポートへ相談してください。
会社や学校から支給されているパソコンの場合は、自分で初期化せず、管理者や担当部署へ連絡してください。
個人所有のパソコンでは、最終手段としてWindowsの初期化も選択できます。ただし、アプリや設定が削除され、状況によっては大切なデータを失う可能性があります。
初期化するとどうなる?
- 「個人用ファイルを保持する」を選んでも、アプリや設定は削除されます。
- BitLockerが有効なパソコンでは、回復キーを求められる場合があります。
- データを失いたくない場合は、初期化する前にメーカーサポートや専門業者へ相談してください。
日頃からバックアップを取っておく
PINやパスワードのトラブルに備えて、大切な写真や書類は、外付けSSDやクラウドストレージなどへ定期的にバックアップしておきましょう。
バックアップがあれば、万一Windowsの初期化が必要になった場合でも、データ消失の影響を抑えられます。
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今後、PINやパスワードを忘れにくくするための設定
最後に、同じトラブルを繰り返さないための「予防策」をまとめておきます。
セキュリティ情報を複数登録しておく
Microsoftアカウントの「セキュリティ」ページから、
- 予備のメールアドレス
- 予備の電話番号(SMS)
- Authenticator アプリ
など、複数の連絡先(セキュリティ情報)を登録しておきましょう。
どれか1つを失っても、
別の手段で本人確認ができるようにしておくのがポイントです。
PIN以外のサインイン方法も確認しておく
Windowsでは、次のようなサインイン方法が利用できる場合があります。
- 顔認証(対応カメラが必要)
- 指紋認証(対応センサーが必要)
- セキュリティキー(物理キー)
- 従来のパスワード
顔認証や指紋認証は、対応する機器で事前に設定していれば利用できます。ただし、パソコンの設定や状態によって、サインイン画面に表示される方法は異なります。利用できる方法を確認しておくとともに、Microsoftアカウントの本人確認に使う連絡先も最新に保っておきましょう。
Microsoftアカウントの情報を安全に管理する
Microsoftアカウントのメールアドレスやパスワードは、忘れないよう安全な方法で管理しておきましょう。
- 信頼できるパスワード管理アプリを利用する
- ブラウザのパスワード保存機能を利用する
- 紙に控える場合は、人目につかない安全な場所に保管する
確認コードを受け取れるメールアドレスや電話番号が、現在も利用できるか定期的に確認しておくことも大切です。
まとめ:PINを忘れても、まずは別のサインイン方法を確認
MicrosoftアカウントでWindows Hello PINを忘れた場合は、サインイン画面に[PINを忘れた場合]が表示されているか確認しましょう。表示されていれば、画面の案内に従って本人確認を行い、新しいPINを設定できます。表示されない場合は、[サインイン オプション]で利用できる別の方法を確認してください。
- [サインイン オプション]から、利用できる別の方法で入れないか確認する
- 「PINを忘れた場合」から新しいPINを設定する
- Microsoftアカウントのパスワードも不明な場合は、先にパスワードを再設定する
- 会社や学校のパソコンは、自分で初期化せず管理者へ相談する
初期化はデータを失う可能性があるため、あくまで最終手段です。まずは再起動や別のサインイン方法、Microsoftアカウントの回復を順番に試してみてください。

