
Windows 11 24H2 適用後に「Wi-Fiは接続済みなのにネットが見れない」「途切れる」「再起動すると繋がらない」といった通信不良が、一部環境で報告されています。
結論から言うと、原因はひとつではなく、ドライバ(特にIntel AX201/AX211系)・DNS・VPN/セキュリティソフト・ルーター設定などが複合的に絡むケースが多めです。この記事では、初心者でも迷わないように「安全で効く順番」で、復旧~再発防止までまとめます。
急いで知りたい人向け・よく効く順
①ネットワークのリセット
②DNS手動設定
③Wi-FiドライバをOEM安定版へ(または一段ロールバック)
④VPN/セキュリティの切り分け
⑤イベントログ確認
⑥システムの復元(最終手段)
- 1 対象となる症状(当てはまればこの手順でOK)
- 2 まず「24H2前提の注意点」を知っておこう
- 3 まだ24H2を入れていない人は「延期」も正解
- 4 Step1:ネットワークのリセット(まず最初にやる・改善率が高い)
- 5 Step2:DNSを手動に変更(名前解決エラーを潰す)
- 6 Step3:Wi-Fiドライバを「更新/ロールバック/OEM安定版固定」
- 7 Step4:VPN/セキュリティソフトの相性を切り分ける(VPN時だけ落ちる人はここ)
- 8 Step5:ルーター側も“最低限だけ”確認(意外と多い)
- 9 Step6:どうしても直らない場合:システムの復元で“不具合前”へ(最終手段)
- 10 再発を防ぐために(安定運用のコツ)
- 11 まとめ:24H2のWi-Fi不調は「順番」を守れば直せることが多い
対象となる症状(当てはまればこの手順でOK)
- Wi-Fiは「接続済み」なのにWebページが開かない
- 接続はできるが、数分おきに途切れる/極端に遅い
- 再起動後だけ繋がらない(しばらくすると復活することも)
- VPN使用時だけ落ちる/社内ネットワークだけ不安定
まず「24H2前提の注意点」を知っておこう
24H2は内部仕様の変更が入りやすい世代のため、ドライバやネットワーク関連ソフトとの相性問題が表面化しやすくなります。さらにプレビュー更新(任意の更新)は、環境によっては改善が弱かったり、別の不具合を抱える場合もあります。
このため本記事では、「最新=正解」と決めつけず、安定版へ固定/一段戻すという現実的な運用も含めて解説します。
まだ24H2を入れていない人は「延期」も正解
業務PC・在宅勤務・会議PCなど止まると困る端末は、安定報告が増えるまで更新を一時停止するのも安全策です。
- 設定 → Windows Update
- 「更新を1週間停止する」→ 繰り返して最大35日まで
- [詳細オプション]に「機能更新プログラムの延期」があれば設定
Step1:ネットワークのリセット(まず最初にやる・改善率が高い)
「接続済みなのに通信できない」は、設定の破損・スタックの不整合・VPN残骸などが原因のことが多く、ネットワークリセットが一気に直るケースがあります。
【操作手順】
- 設定 → 「ネットワークとインターネット」
- 一番下の「ネットワークのリセット」→「今すぐリセット」
- 再起動(※Wi-Fi・VPNは再設定が必要になる場合あり)
ポイント:これで直った場合、原因は「OS側の設定不整合」寄りです。以降の手順は“保険”として必要な分だけでOKです。
Step2:DNSを手動に変更(名前解決エラーを潰す)
Wi-Fiが繋がっているのにページが開けないとき、実はDNS(名前解決)の失敗が原因のことがあります。自動割り当てDNSが不安定な場合、手動指定で改善するケースがあります。
- Google DNS:
8.8.8.8/8.8.4.4 - Cloudflare DNS:
1.1.1.1/1.0.0.1
変更手順:設定 → ネットワークとインターネット → 接続中のWi-Fi(またはEthernet)→ プロパティ → 「DNSサーバーの割り当て」→ 手動 → IPv4をオン → 追加 → 保存。
あわせて、管理者のコマンドプロンプトで ipconfig /flushdns を実行すると、古いDNSキャッシュが原因の不調を潰せます。
Step3:Wi-Fiドライバを「更新/ロールバック/OEM安定版固定」
24H2で多いのが、Wi-Fiドライバの品質差・相性です。特にIntel AX201/AX211などは環境依存で症状が出ることがあります。
ここで大切なのは、「最新版にすれば必ず直る」ではなく、安定する版に固定するという考え方です。まずは以下を順に試してください。
①まずは更新(改善する場合もある)
- スタート右クリック → デバイス マネージャー
- [ネットワーク アダプター]→ Wi-Fiアダプターを右クリック
- 「ドライバーの更新」→「自動検索」
②直らない場合:ロールバック(一段戻す)
- デバイス マネージャー → 対象を右クリック →「プロパティ」
- [ドライバー]タブ →「ドライバーを元に戻す」が有効なら実行
- 再起動して安定するか確認
「元に戻す」がグレーの場合は、PCメーカー(OEM)サイトの安定版ドライバを入れて検証し、安定したら固定がおすすめです。
③“固定”したい人へ:ドライバの自動更新を避ける考え方
安定した版を見つけたら、むやみに枝を変えずに固定する運用が安全です。特に業務PCは「毎回最新」を追うより、安定を優先したほうがトラブルが減ります。
👉補足:イベント ビューアで Netwtw* 系(Intel Wi-Fiドライバ由来)エラーが頻発している場合は、ドライバ枝の変更・クリーン再インストールの判断材料になります。
一時回避として、外付けUSB Wi-Fiアダプターで乗り切れる場合もあります(本体チップに依存しないため、更新直後の不安定回避に有効)。
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「VPN時だけ切れる」「社内ネットワークだけ不安定」は、VPNクライアントやセキュリティ製品のフィルタ(ドライバ)が影響している可能性があります。
- VPNクライアントは最新版に更新(24H2対応の修正が入ることがあります)
- 一時的にVPNを無効化して、通常通信が安定するか確認
- セキュリティソフトも最新版へ(必要なら一度停止して切り分け)
注意:業務PCでセキュリティ停止が難しい場合は、無理せず管理者やサポートに確認してください。
Step5:ルーター側も“最低限だけ”確認(意外と多い)
- ルーターの電源を5分抜いて再投入(内部状態がリセットされます)
- 可能なら 2.4GHz / 5GHz を切り替えて挙動を見る
- 別のWi-Fi(スマホのテザリング等)で安定するか確認(原因切り分け)
症状別:早見表(迷ったらここを見て上から実行)
| 症状 | 考えられる原因 | まずやること |
|---|---|---|
| 接続済みだが通信不可 | DNSエラー/設定不整合 | ネットワークリセット→DNS手動 |
| 途切れる/遅い | ドライバ相性/ルーター側の不調 | ドライバ枝変更(OEM安定版)→ルーター再起動 |
| VPN時だけ落ちる | VPN/セキュリティの相性 | VPN最新版→一時停止で切り分け |
| 再起動後だけ繋がらない | プロファイル破損/自動更新影響 | ネットワークリセット→ドライバ固定 |
Step6:どうしても直らない場合:システムの復元で“不具合前”へ(最終手段)
上の手順で改善しない場合、更新や設定変更が原因である可能性が高いため、システムの復元で“不具合が出る前”へ戻す手段があります(復元ポイントがある場合)。
- スタート →「復元ポイントの作成」と検索
- 「システムの復元」→ 不具合が出る前の日付を選択
- 指示に従って進める(個人ファイル自体には通常影響しません)
※復元ポイントが無い場合は、次回に備えて「システムの保護」を有効化しておきましょう。
再発を防ぐために(安定運用のコツ)
- 大型更新は数週間様子見してから適用(特に業務PC)
- Wi-Fiドライバは自動任せにせず OEM安定版で固定も選択肢
- VPN/セキュリティ製品は常に最新版&互換情報を確認
- 復元ポイント(システムの保護)を有効化し、要所で作成
- 効果があった手順をメモして、次回の時短にする
まとめ:24H2のWi-Fi不調は「順番」を守れば直せることが多い
Windows 11 24H2後のWi-Fi不調は、ドライバ/DNS/VPN・セキュリティ/ルーターなどが絡む“相性トラブル”であることが多いです。だからこそ、やみくもに操作せず、
- ネットワークリセット
- DNS手動設定
- ドライバをOEM安定版へ(または一段ロールバック)
- VPN/セキュリティの切り分け
- 最終手段としてシステムの復元
の順で進めるのが近道です。特にAX201/AX211系は「安定版に固定する」だけで落ち着くケースもあるため、業務PCほど“安定優先”で運用してみてください。
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