
Windows 11 25H2へアップデートしたあと、「何もしていないのにメモリ使用量が増えた」「以前よりパソコンが重く感じる」と不安になっていませんか?
実は、この症状は必ずしも故障や不具合とは限りません。Windowsには、動作を快適にするためにメモリを積極的に活用する仕組みがあり、一時的に使用量が多く表示されることがあります。
もちろん、ドライバやアプリの影響で本当にメモリ使用量が増えているケースもあるため、原因を見極めることが大切です。
この記事では、Windows 11 25H2でメモリ使用量が増えたように見える原因や確認方法、安全に試せる対処法を初心者にもわかりやすく解説します。
Windows 11 25H2更新後にメモリ使用量が増えるのはなぜ?
Windows 11では、空いているメモリを有効活用してパソコンの動作を快適に保つ仕組みが採用されています。これはWindowsの動作を快適に保つための仕組みで、多くの場合は心配する必要はありません。
そのため、アップデート後にメモリ使用量が以前より多く表示されても、必ずしも異常とは限りません。実際には、よく使うデータを一時的に保存して処理を速くする機能が働いているだけの場合もあります。
一方で、更新直後のバックグラウンド処理や、特定のアプリ・ドライバが原因で、本当にメモリ使用量が増えているケースもあります。
大切なのは、「Windowsの正常な動作なのか」「何らかの問題が起きているのか」を見極めることです。
Windows 11でメモリ使用量が増える主な原因
Windows 11でメモリ使用量が増えたように見える原因は、1つとは限りません。実際には正常な動作である場合もあれば、一時的な処理やソフトウェアの影響で増えていることもあります。
主な原因として、次のようなものが考えられます。
- Windowsがメモリを効率よく活用している
- よく使うデータを一時的に保存し、アプリを素早く起動できるようにしています。
- Windows Update後のバックグラウンド処理
- 更新直後は検索インデックスの作成やOneDriveの同期などが動作し、一時的にメモリ使用量が増えることがあります。
- アプリやソフトの常駐
- Copilotやウィジェット、クラウドストレージ、セキュリティソフトなどが起動したままになっていると、以前よりメモリを消費する場合があります。
- ドライバやアプリの不具合
- 一部のドライバやソフトウェアでは、更新後にメモリを通常より多く使用してしまうケースもあります。
まずは慌てて設定を変更するのではなく、どの原因に当てはまるのかを確認することが大切です。
まずはメモリ使用量を確認してみましょう
「メモリ使用量が増えた気がする」と感じたら、まずは現在どのくらいメモリが使われているのかを確認してみましょう。
一番簡単なのは、Windowsのタスク マネージャーを利用する方法です。
手順
- Ctrl + Shift + Esc キーを押して「タスク マネージャー」を開きます。
- [パフォーマンス] をクリックします。
- [メモリ] を選択すると、現在のメモリ使用状況を確認できます。
さらに、[プロセス] タブを開くと、どのアプリが多くのメモリを使用しているかも確認できます。
もし特定のアプリだけが大量のメモリを使っている場合は、そのアプリが原因の可能性があります。
一方で、特に大きくメモリを消費しているアプリが見当たらない場合は、Windows Update後の一時的な処理やWindowsのメモリ管理が影響していることも考えられます。
💡もう少し詳しく調べたい場合は
タスク マネージャーだけでは原因が分からない場合は、Microsoftが無料で提供しているRAMMap(ラムマップ)というツールを使う方法もあります。
RAMMapを利用すると、メモリがどの用途に使われているのかをより詳しく確認できます。
ただし、初心者の方はまずタスク マネージャーで状況を確認してから利用すれば十分です。
メモリ使用量が増えたときに試したい対処法
メモリ使用量が多く表示されていても、すぐに故障や不具合とは限りません。
まずは、次の方法を順番に試してみましょう。
1. パソコンを再起動する
Windows Update直後は、システムの最適化や検索インデックスの作成など、バックグラウンドでさまざまな処理が行われています。
そのため、一時的にメモリ使用量が増えることがあります。
一度パソコンを再起動し、数分待ってから再度メモリ使用量を確認してみましょう。
2. 不要なアプリを終了する
タスク マネージャーの「プロセス」タブで、使っていないアプリが動いたままになっていないか確認しましょう。
特に次のようなアプリは、気づかないうちにメモリを使用していることがあります。
- Webブラウザー
- チャットアプリ
- クラウドストレージ(OneDriveなど)
- 動画編集ソフト
- ゲームランチャー
使わないものは終了することで、メモリ使用量が改善する場合があります。
3. スタートアップアプリを見直す
Windowsの起動時に自動で立ち上がるアプリが多いと、何も操作していなくてもメモリ使用量が増えやすくなります。
設定 → アプリ → スタートアップ を開き、普段使わないアプリはオフにしてみましょう。
4. Windows Updateを最新の状態にする
更新プログラムには、不具合の修正が含まれることがあります。
25H2へアップデートした直後にメモリ使用量が増えた場合でも、その後の累積更新プログラムによって改善されるケースがあります。
そのため、Windows Updateで最新の更新が配信されていないか確認してみましょう。
それでも改善しない場合は?
ここまで紹介した方法を試してもメモリ使用量が高いままで、パソコンの動作が重かったり、アプリが頻繁に終了したりする場合は、さらに原因を詳しく調べてみましょう。
ドライバを更新する
Windows Update後は、グラフィックやオーディオ、ストレージなどのドライバが原因でメモリ使用量が増えるケースがあります。
デバイス マネージャーやパソコンメーカーのサポートページで、最新版のドライバが公開されていないか確認してみましょう。
なお、更新後に症状が悪化した場合は、以前のバージョンへ戻す(ロールバック)ことで改善することもあります。
RAMMapで詳しく確認する
タスク マネージャーでは原因が分からない場合は、Microsoftが無料で提供しているRAMMapを利用すると、メモリの使用状況をより詳しく確認できます。
例えば、
- どのアプリが多くのメモリを使用しているか
- Windowsのキャッシュがどれくらい使われているか
- ドライバが原因になっていないか
などを詳しく調べることができます。
普段使いには必要ありませんが、「原因を詳しく知りたい」という場合には役立つツールです。
セーフモードで確認する
セーフモードで起動すると、必要最低限の機能だけでWindowsが動作します。
この状態でメモリ使用量が大きく減る場合は、通常起動時に読み込まれるアプリやドライバが原因の可能性があります。
新しいユーザーアカウントで試す
Windowsの設定や常駐アプリが原因になっている場合は、新しいローカルアカウントを作成してログインすると症状が改善することがあります。
現在のアカウントだけで問題が発生する場合は、ユーザープロファイルに原因がある可能性も考えられます。
よくある質問
Q1. Windows 11 25H2へ更新したらメモリ使用量が増えました。不具合ですか?
必ずしも不具合とは限りません。
Windows 11では、空いているメモリをキャッシュとして活用する仕組みがあり、アップデート後は一時的にメモリ使用量が増えて見えることがあります。
ただし、動作が極端に重くなったり、アプリが頻繁に終了したりする場合は、ドライバやアプリが原因の可能性もあるため、本記事で紹介した確認方法や対処法を試してみてください。
Q2. メモリ使用率が80%以上でも問題ありませんか?
使用率だけでは異常かどうかは判断できません。メモリ使用率が高くても、パソコンが快適に動いているのであれば、すぐに心配する必要はありません。
動画編集やゲームなど負荷の高い作業をしている場合は、80%以上になることも珍しくありません。
一方で、何もしていない状態でも高い使用率が続き、パソコンの動作が重い場合は、不要なアプリやスタートアップ、ドライバなどを確認してみましょう。
Q3. メモリを増設すれば改善しますか?
現在のメモリ容量が不足している場合は、増設によって改善することがあります。
ただし、Windows Update後の一時的な処理やアプリ・ドライバが原因でメモリ使用量が増えている場合は、増設しても根本的な解決にならないことがあります。
まずは本記事で紹介した確認方法を試し、原因を特定してから増設を検討することをおすすめします。
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まとめ
Windows 11 25H2へアップデートしたあとにメモリ使用量が増えたように見えても、必ずしも不具合とは限りません。Windowsが動作を快適にするためにメモリを活用していることや、更新直後のバックグラウンド処理が影響している場合もあります。
まずはタスク マネージャーで現在のメモリ使用状況を確認し、不要なアプリの終了やスタートアップの見直し、Windows Updateの適用など、基本的な対処法から試してみましょう。
それでも動作が重い状態が続く場合は、ドライバの更新やRAMMapによる確認など、原因を一つずつ切り分けることが大切です。
慌ててメモリを増設したり初期化したりする前に、まずは原因を確認し、落ち着いて対処を進めていきましょう。適切な手順で確認すれば、多くの場合は改善につながります。

