
Windows 10 は、2025年10月14日でサポートが終了しました。
いまこの瞬間も Windows 10 は起動して使えますが、原則としてセキュリティ更新・機能更新・技術サポートが提供されません。
「まだ買い替えたくない」「業務ソフトの都合で今すぐ移行できない」など、事情がある方も多いはず。そこで本記事では、サポート終了後にWindows 10を“できるだけ安全に”使い続ける現実的な選択肢を、迷わない順番でまとめます。
まず結論:Windows 10を延命する選択肢は4つ
- ① ESU(拡張セキュリティ更新)に登録して、Windows Updateで重要なセキュリティ更新だけ受け取る
- ② Windows 365 / Azure Virtual Desktop などクラウドへ移行し、ESU込みの環境で使う(企業・組織向けにも強い)
- ③ Windows 11へ移行(PC買い替え含む)して根本解決
- ④ Linux / ChromeOS Flex へ乗り換えて、古いPCを別用途で活かす
この中で、「今のWindows 10をそのまま使い続けたい」人の最優先は①ESUです。ESUは“延命”ではありますが、何もしないよりは圧倒的に安全です。
拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)とは
ESU(Extended Security Updates)は、Windows 10のサポート終了後も、「緊急」および「重要」に分類されるセキュリティ更新を受け取れる仕組みです。
新機能追加や不具合の一般的な改善(いわゆる“バグ修正”)は含まれず、技術サポートも基本的にありません。
個人向け(コンシューマー向け)ESUは、2026年10月13日までセキュリティ更新が提供されます。
個人向けESUの料金(3つの登録方法)
- PC設定を同期(バックアップ)している場合:追加費用なし
- Microsoft Rewards 1,000ポイントと交換
- 1回限りの購入:30ドル(または現地通貨相当+税)
登録にはMicrosoft アカウントでのサインインが必要です。また、ESUはWindows 10 バージョン 22H2の対象デバイス向けに提供され、条件を満たすとWindows Updateに「今すぐ登録」等の導線が表示されます。
ESUの登録手順(Windows Updateから)
- 「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」へ
- 前提条件を満たしていれば、ESU登録リンクが表示される
- 「今すぐ登録」→ Microsoftアカウントでサインイン
- (未設定なら)設定の同期(バックアップ)/Rewards/購入のどれで登録するか選ぶ
登録後は、通常のWindows Updateとしてセキュリティ更新が配信されます。
法人・組織向けESU(参考)
法人・組織向けは、ボリュームライセンス等で購入する形が中心です。初年度の目安は1デバイスあたり61ドルで、年を追うごとに価格が倍増(最大3年)と案内されています。
クラウド(仮想デスクトップ)へ移行して延命する
「古いPCは手元に残しつつ、安全なWindows環境を使いたい」なら、クラウドPC/仮想デスクトップが現実的です。特に組織利用では、端末管理やセキュリティ統制がしやすくなります。
代表的な選択肢
- Windows 365:クラウド上の“自分専用PC”を利用
- Azure Virtual Desktop(AVD):Azure上に仮想デスクトップを構築
Microsoft Learn では、Windows 365/Azure Virtual Desktop などの特定サービス上の Windows 10 仮想マシンは、追加費用なしでESU対象と明記されています。
端末が古くても、実作業はクラウド側で行うため、“手元のPCは画面を映すだけ”に近い運用ができます(ネット回線の品質は重要)。
Windows 11へ移行できるか確認する(できるなら最優先)
ESUは“延命”なので、いずれ終わります。
もしWindows 11へ移行できるなら、長期的には移行が最も安全で、トータルコストも読みやすいです。
なお、Windows 10のサポート終了後は、Microsoft 365 Apps(いわゆるOfficeのサブスク版)のWindows 10上でのサポートも終了しています。アプリ自体は動く場合が多いですが、将来的な不具合や互換性の問題が起こりやすくなるため、可能なら早めに移行がおすすめです。
「買い替えが難しい」「要件を満たさない」場合は、次の章の“別OS”も現実的です。
別OSへ移行する(古いPCを“第二の人生”へ)
Windows 11へ上げられないPCでも、使い道がゼロになるわけではありません。
用途を割り切ることで、古いPCを安全寄りに活用できます。
Linux(無料)
- Ubuntu:情報が多く、初心者でも始めやすい
- Linux Mint:Windowsに近い操作感で人気
- MX Linux:軽量で古いPC向け
ChromeOS Flex(無料)
Web中心の運用(ブラウザ作業・動画・メール・クラウド)なら、ChromeOS Flexも候補です。
“Windowsアプリが必須”な人には不向きですが、ネット専用機・学習用端末に割り切るなら強い選択肢です。
ESUを買わない場合の「最低限の延命策」(重要)
正直に言うと、ESUなしでネットにつなぎ続けるのはおすすめしません。
それでも事情があって使うなら、被害を小さくする“割り切り運用”が必須です。
- 重要作業(ネットバンキング・確定申告・主要アカウント操作)は別端末に寄せる
- Windows 10はオフライン専用(写真整理、印刷、DVD再生など)にする
- バックアップを定期化(外付けSSD+クラウドの二重が理想)
- ブラウザ拡張やソフトを増やさない(攻撃面を増やさない)
「うっかり感染」「突然の乗っ取り」は、OSが更新されない環境ほど起きやすいので、使い方で守るしかありません。
補足:要件回避でWindows 11に入れる方法はアリ?
ツールを使ってインストール時の要件チェックを回避する方法は知られていますが、Microsoftの想定外の環境になりやすく、将来的な更新や動作が保証されません。
重要データを扱うPC・メインPCにはおすすめせず、やるならサブPCで、バックアップ前提の“自己責任運用”に留めるのが無難です。
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まとめ:迷ったら「ESU → 移行計画」が最も安全
Windows 10はサポートが終了しているため、何もしない運用はリスクが高い状態です。
現実的には、次の流れがもっとも失敗しにくいです。
当面:ESUに登録して被害リスクを下げる(個人向けは2026年10月13日まで)
並行:Windows 11(買い替え含む)またはクラウド/別OSへ移行計画を立てる
「今すぐ全部は無理」でも大丈夫。“安全に引っ越すための時間を買う”のがESUの役目です。

