Windows 10のサポート終了が2025年10月14日に予定されています。
「できるならWindows 10のサポート終了後も、今のPCをそのまま使いたい!」
そう考えている方は多いのではないでしょうか?
しかし、サポートが終わるとセキュリティリスクが高まり、ウイルスやハッキングの危険性が一気に増してしまいます。
サポート終了後もWindows 10を使い続けるなら、大切なデータを守ためにも適切な対策が必要です。
最新の情報を基にした対応策を、わかりやすくご紹介します。
拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)の利用
Microsoftは、Windows 10のサポート終了後も重要なセキュリティ更新を提供する
「拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)」
を有償で提供します。
個人ユーザー向けには、1年間の延長が30ドルで提供される予定です。
(30ドルを日本円に換算すると、為替レートによって異なりますが、現在のレート(1ドル=約153円)では、約4,590円となります。)為替レートは日々変動しますので、最新のレートを確認することをおすすめします。
「拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)」の主なポイント
• 提供内容: 重要および重大なセキュリティ更新プログラムのみが含まれ、新機能の追加やバグ修正、テクニカルサポートは含まれません。
• 購入方法: ESUは年単位での購入が必要で、部分的な期間の購入はできません。
例えば、2年目のプログラムを購入する場合、1年目の分も合わせて購入する必要があります。
では、ここからはWindows 10のサポート終了後もセキュリティ更新を継続するための
「拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)」
の入手方法と導入手順についてご案内いたします。
ESUの入手方法
ESUは、Microsoftから有償で提供されるサービスです。
個人ユーザーと法人ユーザーで購入方法が異なりますので、それぞれの方法をご紹介します。
個人ユーザーの場合
Microsoftは、個人ユーザー向けに1年間のESUを30ドル(約4,500円)で提供する予定です。
購入手続きの詳細は、2025年のサポート終了に近づいた時期にMicrosoftから正式に発表される予定です。
最新情報はMicrosoftの公式サイトやニュースリリースをご確認ください。
法人ユーザーの場合
法人向けには、以下の方法でESUを購入・導入できます。
1. ボリュームライセンスプログラムを通じて購入
Microsoftのボリュームライセンスプログラムを通じて、デバイスあたり年間61ドルでESUを購入できます。
購入手続きや詳細については、Microsoftのボリュームライセンス担当者にお問い合わせください。
2. クラウドベースのアクティベーション
Microsoft IntuneやWindows Autopatchなどのクラウドベースのアップデート管理ソリューションを利用している場合、ESUのライセンスを割り当てることで、デバイスがESUアップデートを受け取れるようになります。
詳細は、Microsoftの公式ドキュメントをご参照ください。
ESUの導入手順
ESUを導入する際の一般的な手順は以下のとおりです。
1. デバイスの確認
ESUを適用するデバイスが、最新のWindows 10バージョン(22H2)を実行していることを確認します。
バージョンが古い場合は、最新バージョンにアップデートしてください。
2. ESUの購入
上記の方法でESUを購入します。
購入手続きの詳細は、Microsoftの公式サイトや担当者にお問い合わせください。
3. ライセンスの適用
購入したESUのライセンスキーを取得し、対象のデバイスに適用します。
適用方法は、使用している管理ツールや環境によって異なります。
詳細は、Microsoftの公式ドキュメントをご参照ください。
4. 更新プログラムの適用
ESUのライセンスが適用されたデバイスは、Windows Updateや管理ツールを通じて、セキュリティ更新プログラムを受け取ることができます。
定期的に更新プログラムを適用し、デバイスのセキュリティを維持してください。
注意事項
• ESUは、セキュリティ更新プログラムのみを提供し、新機能の追加やバグ修正、テクニカルサポートは含まれません。
• ESUの提供期間は最大3年間で、年ごとに料金が増加します。
• ESUの導入手順や購入方法は、今後変更される可能性があります。
*最新の情報は、Microsoftの公式サイトやニュースリリースでご確認ください。
Windows 365のサブスクリプションを利用
Windows 365のサブスクリプションを利用している場合、ESUが追加料金なしで提供されます。
詳細は、Windows 365の公式サイトをご確認ください。
次のページでは仮想デスクトップを利用する方法や、代表的なLinux OSのダウンロード先を紹介します。
- 1
- 2